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[東京 12日 ロイター] - <SMBC日興証券 為替・外債ストラテジスト 野地慎氏> トランプ氏は、ここ数週間の自らの対企業バイラテラル交渉の成果を挙げ、国境税の導入を強く示唆するなど、自らを支持した中間層のための政策を重要視するスタンスを強調した。これまで一貫している富裕層優遇政策のみではないということを明らかにした。 ただし、企業のマージンを犠牲にしかねない点や、輸入企業のデメリットなどを考えれば、先に上げた「国境税」の法制化のハードルは高く、他方、恫喝とも捉えられかねないバイラテラル交渉にも限界がある。 結果的にいずれ、通貨政策、つまりドル安政策の重要性が議論される可能性が高いとみている。 トランプ氏は会見で、対米貿易黒字を抱える中国、日本、メキシコを名指しにしたが、中国ほどではないものの、巨額の経常黒字を抱える日本の円が増価すべきとの考えは理にかなうものであり、今回の発言で日本が取り上げられたことを軽視すべきではないだろう。 さすがに20日の就任早々に日本が槍玉にあがることはなさそうだが、今後、米企業業績の悪化、貿易赤字の拡大、その他の経済指標の伸び悩みなど、トランプ新大統領に逆風が吹き始める局面では、対日批判が強まる可能性があるだろう。 当面はドル/円の急落を心配する必要はないと思われるが、ダブルトップとなった日足チャートは引き続き調整を示唆しており、110円近辺が短期的な下値メドになるとみている。

※記事内容は、ロイター社が配信するニュース原本を表記しています。



[東京 12日 ロイター] - <みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト 唐鎌大輔氏> トランプ氏はトランプ氏のままだった。昨年11月以降、次期米政権の財政刺激策のもとでインフレと利上げが期待されたトレードが続いていたが、これは現職大統領ともなれば過激な保護主義政策を改めて「大人の対応」を心掛けるのではないかという見方がベースにあったからだ。 ただ、今回の会見は、今後の通商摩擦を予感させる部分が多かった。対米貿易黒字の大きな国として中国、メキシコに並んで日本も名指しされており、おそらく今後はドイツも槍玉に挙がってくるはずだ。今後、対米貿易黒字の大きな国から順に糾弾するような政策運営が行われる可能性がある。日本とは経済を重視した現実的な関係が築けるかと思われていたが、昨日の会見を見る限り、やや不安に思う部分もあった。 会見前は、ドルへの言及がなければドル高容認と受け止められてドル高になるとの解説が多かったが、実際は保護主義が前面に押し出された会見であり、ドル売り/円買いで反応したのは当然だろう。会見中からうかがえたトランプ次期大統領の政策スタンスを踏まえる限り、やはり今後の円安を予想するのは勇気がいる。

※記事内容は、ロイター社が配信するニュース原本を表記しています。




ドル円120円ぐらいまでないと
日経の20000越えは難しいのではないかと思う。
昨年同様、年頭が天井か・・・



NISAのデメリット


NISAは原則5年間だけ非課税と期間が決められており、買った株などは期間中いつでも売れる。ただし、期限が来たら株を売却するか、NISA口座から課税される一般口座に移さなければいけない。

仮に当初100万円で株を購入し、期限が来た時に値下がりして50万円になっていたとすると、損切りをしたくなければ一般口座に移すことになる。

「ここに罠があります。NISA口座から一般口座に移した時点で、100万円ではなく、50万円でその株を購入したとみなされてしまうからです。その結果、口座を移した後に株価が100万円に回復してから売ろうとしても、利益が50万円出たとして20%=10万円の税金がかかってしまいます。仮に60万円で売った場合は、すでに40万円損をしているにもかかわらず、50万円から10万円のプラスになっているため、さらに2万円の税金を支払わなければいけません」(経済ジャーナリストの荻原博子氏)



勉強していたはずなのに
気にしなくなっていた・・・
2名義分は目いっぱい買っているので、今年中ごろ初年度の折り返し点になる。


NISAでマイナス終了にならないように
しっかり管理しなくてはいけません。








資産が1割ほど(一時2割減った)減っても
何時かはもどる。そんな気持ちがあるので、
布団をかぶって寝ていましょうと思うのですが、

NISA口座は、焦りましたねぇ。

軒並みのマイナスで売るに売れない。
税金の還付がないなんてことは気にしなくて売って買いなおせば
よいことなのに、それができない。
ズルズル下がる一方。
日経15000円になったときは、税金なんてどうでもよいので
売りだぁ!!
いやいや株は下がったら売るんやない、上がったら売るんや。
でもこのままの状態やったら身動きできないやん。
もっと下がるかもしれんし。

7月ごろは苦しかったなぁ(笑
あのまま低迷していたら、どうしているかなぁ。
やっぱり売って、仕切り直ししたかなぁ。

NISAの割合は多くないのに、これだけ気になるなら
1名義120万分手数料無料。ぐらいに思って気軽に使い切るような
利用にとどめよう。

いやいやそういう使い方はもったいないやっぱり高配当のものを
のど元過ぎればこんなふうで
こりない私wwww


安いときに買えるように買い枠をあけておこうか・・・


蓋を開けるとどうするかわかりませんが、
NISA口座でも売るときは躊躇しないで売る
勿論株価が高いときにね。
今が高いときやないの!!









ユニチャーム、世界で初めての使用済み紙おむつからパルプを再生する再資源化技術を実証試験 http://www.g2.ris-asia.com/kabu/imgs/c_printversion_btn.gif
16/12/06 12:43
 ユニ・チャーム8113.Tは6日、世界で初めての使用済み紙おむつからパルプを再生する再資源化技術を活用した実証試験を鹿児島県志布志市と開始すると発表した。
 同社は志布志市が主体となっている18の団体・個人から構成された「使用済み紙オムツ再資源化推進協議会」に2016年5月より参画。今後、志布志市との共同により、使用済み紙おむつの最適な収集方法とそのリサイクル技術の構築に向けた実証試験を開始する。
 午後零時32分時点の株価は、前日比22円安の2398円。
[ 株式新聞ニュース/KABDAS−EXPRESS ]



ユニ・チャームはこれから需要がふえるであろう、大人用紙おむつ期待で
買っていますが、買い値近辺をウロウロ、上がったり下がったりです。
今はかろうじてプラス圏です。←訂正 6.3%もマイナスでした(;´・ω・)



世界初「使用済み紙おむつ再資源化技術」

鹿児島県志布志市と実証試験開始
 
ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原豪久)は、持続可能な社会への貢献を目指し、地球環境保全と経済的成長を両立する事業活動に取り組んでいます。
 
この取り組みの一環として、2015年に発表(News Release 2015年10月30日)した世界で初めての使用済み紙おむつからパルプを再生する再資源化技術を活用した実証試験を開始する協定を鹿児島県志布志市と11月1日に締結しました。今後、志布志市との共同により、使用済み紙おむつの最適な収集方法とそのリサイクル技術の構築に向けた実証試験を開始します。
また11月14日には本田修一・志布志市長がユニ・チャーム本社を訪問し、高原社長と懇談しました(写真)。
 
 
 
 
 
   
■背景
大人用と子供用の紙おむつの生産量は、2015年で218億枚 重さ 81万トン※1にのぼります。今後は、高齢者人口の増加を背景に、紙おむつの生産量(特に大人用紙おむつ)の増加は見込まれていますが、ほとんどの紙おむつは、使用後は焼却処理されているのが現状です。一方、再利用となれば、排泄物に含まれる菌がリサイクルした製品に含まれる恐れがありました。昨年、当社が開発したオゾン処理方法(使用済み紙おむつのパルプをバージンパルプ2と同等の品質にする方法)を用いれば、環境負荷低減効果(温室効果ガス削減効果)と、資材の安全性(衛生安全性)が確保されることが分かっています。
 
※1 日本衛生材料工業会 生産統計データより(軽失禁用を除く) ※2 バージンパルプ:木から取り出した新しいパルプ
 
■志布志市との取り組みの概要
当社は志布志市が主体となっている18の団体・個人から構成された「使用済み紙オムツ再資源化推進協議会」に2016年5月より参画。志布志市および、そおリサイクルセンター(大崎町)、当社の3者間で使用済み紙おむつの収集とリサイクルに関する協定を11月1日に締結し、使用済み紙おむつの再資源化を目指した実証試験段階へ入ります。
■リサイクル先進都市・志布志市について
志布志市は10万人以下の人口規模の市ですが、ここ数年、一般廃棄物のリサイクル率が市単位では国内1位。焼却ではなく埋め立て処分を実施しており、リサイクルには力を入れていますが、リサイクル率は76%と高止まりしているのが現状です。更に埋め立てごみに占めるおむつの割合は20%に上っており、同市は環境に優しい紙おむつの再資源化の実現に期待を寄せています。
 
■「そおリサイクルセンター」について
志布志市、大崎町及び曽於市の再資源化の中核となり、分別収集及び中間処理・保管を行っています。使用済み紙おむつの再資源化に向けて10年前より収集及び処理について検討しており、分別品目27種類を混ぜずに収集し、資源化するノウハウを有しています。
 
■取り組み実施内容
1.使用済み紙おむつの分別回収の検討
志布志市では、現在27品目の分別収集を行い、リサイクルを実施しています。そこに使用済み紙おむつについても市民による分別と排出の協力を要請する主旨説明を行い、2016年11月からモデル収集を実施。きちんと分別排出された使用済み紙おむつが収集されています。今後、再資源化に適した収集方法について更なる検討をしていきます。
㊧実証試験を前に行われた住民説明会(10月中旬撮影)㊨使用済み紙おむつは分別して収集されている。

2.使用済み紙おむつの再資源化に向けた実証試験
ユニ・チャームが開発した使用済み紙おむつの再資源化へのリサイクル技術3を「そおリサイクルセンター」へ供与し、具体的な実証試験を行います。リサイクル処理自体についても、既存技術の改良を含め、よりリサイクルしやすい処理技術の開発についても共同研究を開始します。
 
3.事業化に向けた可能性判断
これら分別収集の仕組みとリサイクル技術に関する基本情報を蓄積し、リサイクル品の品質・技術の精度を高め、規模を拡大した事業化に向けた可能性判断を2017年3月までに実施します。その後、更に検証を継続して行った上で、2020年の本格事業化を目指します。また並行して、志布志市、「そおリサイクルセンター」と地域特性(サプライチェーンなど)を考慮したリサイクル品の活用や販売方法・販売先についても検討していきます。
 
 
3ユニ・チャームの開発したリサイクル技術:
使用済み紙おむつから低質パルプを回収した後、独自のオゾン処理を加えます。これにより、再利用の工程で設備不具合の原因となる、紙おむつには欠かせない素材の高分子吸収ポリマー(SAP)を酸化させて水と二酸化炭素にまで分解し、バージンパルプと同等の衛生的で安全な上質パルプへと再資源化が可能となりました。昨年完成させた基本技術を活用して実証試験を行います。
 
 
 
■環境に対する影響

※焼却処理とリサイクル処理との比較
 


「使用済み紙おむつのリサイクルによるパルプ再利用の環境影響評価」を東京都市大学の伊坪教授と共同で実施し、その評価結果を第30回環境情報科学学会(2016125)にて発表しました。本研究では、使用済み紙おむつのリサイクル処理について、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて、地球温暖化、水処理、土地利用の影響領域における環境負荷を算定し、焼却処理を行いました。リサイクル処理は、焼却処理と比較し、温室効果ガス排出量が約3割、使用済み紙おむつの1トンあたりの処理に必要な水消費量は約6トン、土地利用は約180㎡・year が削減されるという結果が得られ、環境に対して極めて有効な手段であることが更に明確となりました(図13)。

 
■エコプロ展に出展
当社は、12810日に開催される日本最大級の環境展示会「エコプロ2016〜環境とエネルギーの未来展」に出展します。このユニ・チャーム独自の紙おむつのリサイクルシステムと志布志市との実証試験の内容について紹介する予定です。
 
 
 
■当社コメント
使用済み紙おむつに対して一歩踏み込んだ対応技術であり、得られた素材は環境的にも衛生的にも問題のないことが確認できました。ステークホルダーの皆様のご意見・ご協力を得てこの技術を事業へと進展させていきたいと考えています。当社は環境負荷への責任を十分認識し、環境に配慮した商品の開発を今後も継続して進めてまいります。





限られた資源です。
こういう研究開発をしているところには投資してゆきたいですが
限られた資産です(笑
 ので多くは投資できませんが、今後を楽しみにしておこうとおもいす。


ついこの間までは長らく持っていても配当 利回り 0.63%
とあまりよくないので買値になったら整理しようという候補銘柄でしたが
今後下がれば買い増ししてみるかもしれません。

安く、ふんだんに、救えないと意味ない。
そうです。大金持ちじゃないと受けられない治療ではなく
普通に受けられる治療であることが大切です。
これから癌も治る病気になるとうれしいです。







◇ニュースを読む〜再生キラーT細胞、近赤外線治療
ニュースを読む〜再生キラーT細胞、近赤外線治療
がん撲滅の夢、科学者の挑戦。がんも当たり前に治る時代がいつか来るかも知れないが、薬が高いとオプジーボのようになるし、治療費が高いと国民の医療費がパンクする。「安く、ふんだんに、救えないと」意味ないという社会的使命。がん治療装置も陽子線→重粒子線→中性子線とパワーアップ、大型化高額化が目立ってハイエンド競争の如く。京大から「iPS細胞から強力なキラーT細胞を再生する技術」、もっと驚愕は「近赤外線免疫療法」。クスリ(IR700、フタロシアニン=有機色素顔料)を打って光(近赤外線)を当てると、パタパタとがん細胞が死ぬんだとか、おおーっ、これは安くできる。


ヒトiPS細胞からがん細胞を殺傷できる強力なキラーT細胞を再生 −再生T細胞療法の臨床応用に向けて一歩前進−
2016年11月22日
     河本宏 ウイルス・再生医科学研究所教授、前田卓也 同特定研究員らは、ヒトiPS細胞からがん細胞を殺傷する能力をもつキラーT細胞(ウイルスに感染した細胞やがん細胞を殺すことのできるT細胞)を作製することに成功しました。
     本研究成果は2016年11月22日午前2時に米国の科学雑誌「Cancer Research」のオンライン版に掲載されました。
    研究者からのコメント
     がん患者の体の中には、がん細胞を殺傷することができるキラーT細胞が存在します。 私達は、iPS細胞技術を利用してそのようなキラーT細胞を再生するという研究を世界にさきがけて進めてきました。しかし、従来の培養法では、生体中のキラーT細胞に比べると、品質が大幅に劣るものしかつくることができせんでした。今回開発した方法によって、生体中のキラーT細胞にほぼ匹敵する高品質なキラーT細胞を再生することに成功しました。再生T細胞を用いたがんの免疫細胞療法の実現化にむけて一歩前進したと考えています。

    本研究成果のポイント

    • ヒトiPS細胞からがん細胞を殺傷する能力の高いキラーT細胞を作製
    • 作製した再生キラーT細胞はWT1抗原を有する白血病細胞を試験管内で殺傷
    • 免疫不全マウスを用いたヒト白血病モデルで治療効果を確認
    • 再生キラーT細胞を用いた免疫細胞療法の臨床応用に向けて一歩前進

    概要

     これまでがん細胞に反応するキラーT細胞を体外で増やして患者に投与するとがんの治療に有効であることが示されてきました。しかしキラーT細胞を培養すると、ある程度増えた時点で疲弊してしまうため、高品質な細胞を効率よく増やすことは極めて困難でした。
     本研究グループは、がん細胞に特有の抗原(がん抗原)を認識できるT細胞レセプターを有するT細胞からiPS細胞を作製し、そのiPS細胞からT細胞を再生すると、がん抗原を認識するT細胞だけを量産することができるというアイデアに基づき、2013年に世界で初めてがん抗原に反応するヒトのキラーT細胞の再生に成功しました。
     しかし、これまでの培養法では、生体中のキラーT細胞に比べると、がん抗原を標的にして殺傷する能力の弱い細胞しかつくることができませんでした。今回、この問題を解決するために、培養法の改良を行いました。iPS細胞からT細胞を再生させる過程で生成される、CD4とCD8という分子をともに出す若い細胞を他の細胞から分離した上で刺激を加えると、がん抗原を標的にして殺傷する能力の強いキラーT細胞がつくれることを発見しました。
     開発した手法を用いて、WT1抗原というがん抗原を標的とする再生キラーT細胞を作製したところ、この再生キラーT細胞はWT1抗原を出す白血病細胞を試験管内で効率よく殺傷することを確認しました。また、免疫不全マウスに白血病細胞を注入して作製した白血病モデルで治療効果が認められました。今回の成果は、再生キラーT細胞を用いたがん治療の戦略を、臨床応用に向けて一歩前進させるものと考えられます。
    図:高品質な再生キラーT細胞の作製と検証
    健常人のT細胞の中からWT1抗原特異的なキラーT細胞を選択的に増幅し、そのT細胞を初期化することでiPS細胞を作製した。作製したiPS細胞から、今回開発した方法を用いてWT1抗原に反応できるT細胞を再生した。新規の方法のポイントは、CD4とCD8という分子を共に出している段階の細胞を単離してから刺激を加えるという点である。再生したキラーT細胞はヒト白血病細胞を用いた動物モデルで治療効果を示した。

    詳しい研究内容について

    書誌情報

    Takuya Maeda, Seiji Nagano, Hiroshi Ichise, Keisuke Kataoka, Daisuke Yamada, Seishi Ogawa, Haruhiko Koseki, Toshio Kitawaki, Norimitsu Kadowaki, Akifumi Takaori-Kondo, Kyoko Masuda and Hiroshi Kawamoto. (2016). Regeneration of CD8αβ T Cells from T-cell–Derived iPSC Imparts Potent Tumor Antigen-Specific Cytotoxicity. Cancer Research, 76(23).
    • 朝日新聞(11月22日 35面)、京都新聞(11月22日 29面)、産経新聞(11月22日 26面)、中日新聞(11月22日 3面)、日本経済新聞(11月22日 42面)、毎日新聞(11月22日 6面)および読売新聞(11月22日 35面)に掲載されました。

    人体に無害な近赤外線を照射してがん細胞を消滅させる新しい治療法の開発が、世界の注目を集めている。
    「近赤外光線免疫治療法」と言い、米国立がん研究所(NCI:National Cancer Institute)の小林久隆・主任研究員が開発した。がん患者を対象にする臨床試験も順調に進み、2〜3年後の実用化を目指している。
    がん治療法には、「外科手術」「放射線療法」「化学療法」の3つがあるが、外科手術は患者の身体への負担が大きく、他の2つは副作用がある。転移・再発防止などにも課題があった。
    これに対し、小林氏の開発した新しい治療法はがん細胞の死滅率が極めて高く、ほとんどのがんに適用できる。やっかいな転移がんにも有効だ。副作用がなく、必要な設備や薬品は安価なので、医療費の削減にも大いに貢献しそうだ。
    オバマ大統領が2012年の一般教書演説でこの治療法の発見を取り上げ、「米国の偉大な研究成果」として世界に誇ったことを覚えている方も多いだろう。
    その後順調に研究開発は進み、NCIで20年越しの研究が大詰めを迎えている小林氏に、この治療法の効果や革新性、将来展望などを伺った。

    近赤外線の当たったがん細胞は1,2分でバタバタと破壊される

    ――近赤外線を使うがん治療は、従来の医学の常識からすると全く予想外の方法だと思います。その仕組みや特徴について、分かりやすく説明していただけますか。
    小林 この治療法は、がん細胞だけに特異的に結合する抗体を利用します。その抗体に、近赤外線によって化学反応を起こす物質(IR700)を付け、静脈注射で体内に入れます。抗体はがん細胞に届いて結合するので、そこに近赤外線の光を照射すると、化学反応を起こしてがん細胞を破壊します。
    近赤外線は、波長が可視光と赤外線の中間に位置する光です。治療には近赤外線のうち、波長がもっとも短く(700ナノメートル:nm、1nmは10億分の1メートル)エネルギーが高い光を使います。IR700はフタロシアニンという色素で、波長700nmの近赤外線のエネルギーを吸収する性質を持っています。その化学反応で変化したIR700ががん細胞の膜にある抗体の結合したたんぱく質を変性させ、細胞膜の機能を失わせることによって1〜2分という極めて短時間でがん細胞を破壊します。その様子を顕微鏡で見ると、近赤外線の当たったがん細胞だけが風船がはじけるようにポンポンと破裂していく感じです。
    http://www.mugendai-web.jp/wp-content/uploads/2016/11/161110_nci_02.jpg
    図1:近赤外線を使った新しいがん治療法のイメージ

    これほどがん細胞の選択性が高い治療方法は過去になかった

    ――これまでのがん治療法は副作用が患者さんの悩みでしたが、この点はいかがでしょうか。
    小林 この治療法には、ほぼ副作用はなく、安全性が確認されています。これはとても重要なポイントです。
    そもそもがん以外の正常細胞には抗体が結合しないので、近赤外線が当たっても害はありません。また抗体が結合したがん細胞でも、この特殊な近赤外光が当たらなければ破壊されません。つまり抗体が結合して、かつ光が当たったがん細胞だけを破壊するという高い選択性を持つ治療法なのです。これほど選択性が高いがんの治療法は過去にありませんでした。
    近赤外線はテレビのリモコンや果物の糖度測定などに使われるおなじみの光です。可視光と違って人体をある程度深くまで透過しますが、全く無害です。
    抗体は、米国食品医薬品局(FDA)ががん治療に使うものを20数種類認可しており、毒性が少ないことが証明済みなので、現在は、まずこの中から選んで使っています。IR700は、本来は水に溶けない物質で体内に入りませんが、中にシリカ(ケイ素)を入れて、水に溶ける性質に変えています。1日で尿中に溶けて排出されるので、これも人体には無害です。

    全身のがんの8〜9割はこの治療方でカバーできる

    ――この治療法はどのような種類のがんに対して有効なのでしょうか。
    小林 皮膚がんのような身体の表面に近いものだけでなく、食道がん、膀胱がん、大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、腎臓がんなど、全身のがんの8〜9割はこの治療法でカバーできると思います。
    近赤外線の照射はがんの部位に応じて、体の外から当てることもあれば、内視鏡を使うこともあります。がんの大きさが3cmを超えるような場合は、がんの塊に細い針付きのチューブを刺し、針を抜いて代わりに光ファイバーを入れ、塊の内側から近赤外線を照射します。
    話が少しそれますが、この治療法は再生医療にも役立ちます。例えばiPS細胞で臓器や網膜用のシートを作るとき、中に悪い細胞がごく一部混じり込んで発がん性を示す心配があるのですが、そこにこの抗体をかけて光を当てれば、悪い細胞を一瞬ですべて破壊して取り除くことができます。他の正常な細胞にはダメージがなく、安全なiPS細胞シートや人工臓器を作ることが可能になるのです。

    現在300人を対象に効果を試験中。2、3年後に実用化できる可能性

    ――臨床試験はどの段階まで進んでいますか。また実用化の承認が得られるのはいつ頃の見通しでしょうか。
    小林 臨床試験の認可はFDAから2015年4月に出ました。治療法の毒性を調べるフェーズ1は、頭頸部の扁平上皮がんの患者さん10人を対象にして行い、全く問題なく終わりました。この10人はがんの手術をした後に放射線治療や化学療法をやっても再発し、どうしようもなくて、私たちの臨床試験に参加した方たちです。
    現在は30〜40人の患者さんを対象に治療効果を調べるフェーズ2に入ったところです。この治療法には副作用がなく、抗がん剤のような蓄積量の上限がないので、何回でも繰り返し治療することができます。実際にフェーズ2では、既に一度で治りきらなかった患者さんに繰り返しの治療を行っています。
    この先、一般的には従来方法との比較検討をするフェーズ3に進むのですが、もしフェーズ2で顕著な効果が出れば、フェーズ2を300人程度まで拡張してフェーズ3を省略し、治療法としての認可を受けられる可能性があります。私としてはこの過程を経て2〜3年後に実用化する計画です。

    転移がんは活性化した免疫細胞が攻撃に行く

    ――この治療法は近赤外線を当てたがんだけでなく、別の場所に転移したがんにも有効ということですが、どういうメカニズムが働くのでしょうか。
    小林 転移がんについては、2つの方法を使います。1つは今お話した、がん細胞に光を当てる方法です。この方法でがん細胞を壊すと、いろいろながんの抗原(壊れたタンパク質)が一斉に露出します。すると、正常の細胞は全く治療の影響を受けませんので、すぐ近くにいる健康な免疫細胞がこの抗原を食べて情報をリンパ球に伝えます。リンパ球は分裂して、その抗原を持つ他の場所にあるがん(転移がん)を攻撃しに行きます。これが転移がんに対する免疫を活性化する主要な仕組みです。
    もう1つは、昨年パテントを申請し、今年8月に論文として発表したばかりですが、がん細胞を直接壊すのではなく、がん細胞の近くにいる免疫細胞ががん細胞を攻撃することを邪魔している免疫抑制細胞の中で主要な細胞である制御性T細胞を叩く方法です。この方法では、IR700を付けた抗体を制御性T細胞に結合させ、近赤外線を当てて壊します。するとがん細胞の近くにいる免疫細胞は邪魔者がいなくなるので直ちに「OFF」から「ON」に切り替わり、数十分のうちに活性化してがん細胞を壊します。さらに血流に乗って全身を巡り、わずか数時間のうちに転移がんを攻撃し始めます。がん腫瘍内にいる免疫細胞はほとんどすべて、がん細胞のみを攻撃するように教育されており、免疫の効きすぎが原因になる自己免疫疾患のような従来の免疫治療で起こる副作用は起きないので安心です。
    http://www.mugendai-web.jp/wp-content/uploads/2016/11/161110_nci_04.jpg
    図2: 近赤外線のがん免疫療法の仕組み
    この2つの方法のうち、制御性T細胞を破壊するほうが、転移がんへの効果が大きいことが分かっています。この治療法はすでにマウスでの前臨床試験が終わり、NIHがパテントを取ってベンチャー企業にライセンス供与しています。私たちも常に技術面で支援していますが、今後はその企業が臨床治験の開始へと全力を挙げてくれると思いますし、それが米政府のライセンス供与の条件にもなっています。
    最終的には、患者さんの病状や進行状態に応じて、この2つの仕組みの治療法を適善に組み合わせて、それぞれのがん患者さんを治療することになるでしょう。

    費用は安く、日帰りの外来治療でOK

    ――今どの国でも医療費の増大が問題になっています。新しい治療法が近赤外線、IR700、市販の抗体と、いずれも身近にあるものを使って安価に治療できるのは大変な魅力ですね。
    小林 その通りです。とても安く治療できます。近赤外線はレーザー光発生装置で発生させますが、機器自体の値段は約300万円ぐらいですから、普通の医療機器に比べれば2桁ぐらい安い。しかも日帰りの外来治療で済み、入院してもせいぜい1泊で済みます。臨床治験で治療を受けた患者さんに聞くと、「この程度の体の負担で済む治療であれば、是非またやってください」というような感じです。患者さんが恐れることなく受けられる治療に仕上げることも、この治療を開発する中で目指してきた大きなポイントの1つです。
    この治療法が普及すれば医療費の削減につながり、医療費の増加に悩む社会にとって大きなメリットになるでしょう。
    ――将来的には、外科手術で取り残したがんも、この治療法を用いて再発を防ぐことを検討されているとのことですが、見通しはいかがですか。
    小林 まだ実験中ですが、脳腫瘍についてはドイツのフライブルク大学、ケルン大学と共同研究しています。脳の手術では体の機能を失ったり、人格が変わってしまったりしないように正常な脳神経を残さねばならず、がん細胞と正常細胞が混ざった部分を完全に取り除くことはできません。この治療はこうしたケースで、取り切れなかったがん細胞の除去に最も良く応用できると考えています。
    また、すい臓がんについてはオランダのフロニンゲン大学が熱心に取り組んでいます。すい臓がんも手術で取り切れないケースが多いために再発率が30〜40%と高いのです。
    脳腫瘍もすい臓がんも、手術した個所はがん細胞が露出しているため近赤外線の照射で取り残したがん細胞の処理をしやすく、外科の先生たちが積極的に臨床応用へと研究を進めてくれています。

    ホワイトハウスは大統領演説まで情報漏れを防いだ

    ――お話を伺っていると、がん治療を根本から変える画期的な治療方法に、思わず元気がわいてきます。
    小林 手前みそになりますが、これまで開発されてきた多くの治療法の中で一番いい方法ではないでしょうか。正常細胞を傷つけずにがん細胞だけを破壊するのは理にかなっています。また、体にやさしいように局所のがんを治療することによって、全身の転移がんも治す治療法は、これまで存在していませんでした。
    患部がとてもきれいに治ることもこの治療の特徴です。私は臨床医時代に放射線治療もしていましたが、がんの治療後に「瘢痕(はんこん)」という収縮した硬い傷跡が残るのが悩みでした。がんが治ってもこの瘢痕のために食道などが詰まってしまったりして、患者さんに大きな負担になっていました。その点、この新しい治療法ではかん細胞だけを壊すため、組織の再生に必要な組織幹細胞が健常なまま残ることで、組織再生がスムーズに進みます。
    ――オバマ大統領が2012年2月の一般教書演説でこの治療法を称賛したのは、NCIが絶対の自信をもって推薦したからでしょうね。
    小林 NCIは政府直轄の研究機関ですから、さまざまな情報を絶えずホワイトハウスに届けています。我々もネイチャーやサイエンスのような専門誌に論文を出した場合は、必ず短文の報告を上部に提出する義務があります。
    NCIの研究者ががんの全く新しい治療法でパテントを取るケースは少ないので、ホワイトハウスも注目したのだと思います。2011年にネイチャー・メディシン誌に発表した後、上部に報告しましたが、何の音沙汰もありませんでした。変だなと思っていたら、大統領演説のインパクトを出すために、外部に漏れないようわざと黙っていたのだと、後で知りました。

    生物、物理、化学の融合領域には大きな可能性がある

    ――先生はNCIで約20年間の研究生活を送られていますが、治療法のアイデアを得たのは何がきっかけだったのでしょうか。
    小林 私は医学生だった1984年ごろから免疫抗体の研究をしてきたので、もう32年になります。20代のころは、「抗体がこれだけがん細胞にだけぴったり結合するなら、抗体に薬品や放射性同位元素を付けて運べば、がんの治療が簡単にできるはずだ」と単純に考えていました。
    しかし、現実はそんなに簡単ではありませんでした。薬品には副作用があるし、放射性同位元素によって人は被曝するので、正常細胞も悪影響を受けます。つまり安全性にまだ多くの課題があり、いまだにがんの患者さんを治すまでに至っていません。
    そこで、がん細胞だけに効いて、他の正常細胞には毒性がない治療法はできないだろうかと考え始めたのが2001〜2年頃です。まず試みたのは、がん細胞にがん細胞のみでスイッチが「ON」になる蛍光試薬をかけて、がん細胞のみを光らせることでした。東京大学の浦野泰照先生と共同研究し、2007〜8年ごろに成功しました。
    がん細胞が光るのはエネルギーががん細胞からのみ光として放出していることを意味します。そのエネルギーをうまく転用すれば、がん細胞だけを殺すことができるのではないか。そこで薬品を少し変えて光を当て、そのさまざまな光化学反応によってがん細胞を選択的に殺すという方法を検討した中で、この近赤外光線免疫療法に行きつきました。他の細胞を傷つけることなくがんを治療するためには、体の奥まで透過する近赤外光が必要でしたので、近赤外光を吸収するいろいろな化学物質をさまざまな方法で抗体に結合させた化合物をスクリーニングし、その中で最も効率よく目的の細胞を殺すことができる薬剤を選択すると、最後に現在の方法で抗体とIR700とを結合させるという組み合わせに確定できたわけです。
    ――こうした画期的な研究成果を上げることができた主な要因は何だったとお考えですか。
    小林 NIHでは研究の自由度が高いことだと思います。純粋に好きな研究に没頭することができました。がん細胞が死ぬ現象は生物学ですが、そこへ至る過程はすべて物理学と化学です。こういう融合領域では通常は競争的な研究資金は取ることが難しいし、研究資金を許可された以外の使い方をすると罰則があります。米国でもNIHだからこそ可能な研究だったと思います。
    融合領域にはいろいろな新しい可能性のある研究テーマが残されていると思います。私の研究はすでに分かっていることのみを統合しただけとも言えますが、出来上がりはこれまでにないがん治療法になりました。

    臨床医だったからこそ理解できた現場の問題点

    ――先生は臨床医を11年間務めた後で研究者に転身されたという珍しい経歴をお持ちです。若い世代の臨床医や研究者たちに向けて一言メッセージをお願いします。
    小林 臨床では放射線診断と治療をしていましたが、同時に「患者に役立つ研究」を志していたので、現場を知ることにはとても大きな意味がありました。もし最初から研究の道に入っていたら、現場で何が問題になっているのか分からなかったでしょう。その点、私は感覚的に問題意識をはっきり持つことができました。
    研究者が臨床をやることはちっとも回り道やマイナスなことではなく、問題意識を持っていれば必ず研究に役立ちます。立派な基礎研究をしている研究者でも、臨床の問題を認識している人はとても少ないのです。若い人には頑張ってほしいし、私も、「がんはもう怖い病気ではない」と言える社会がくるよう努力を続けます。
    TEXT:木代泰之



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