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ローズマリー・サトクリフさんの小説。これもまたイルカの指輪の一族の子孫の物語で、『ともしびをかかげて』の続編に当たります。が、これがローマン・ブリテン物に含まれていないのは、既に前作の時代から100年近くが経過していて、ブリテンの物語ではあってもローマン(ローマ軍)の物語ではないからなんですね。
ローマ軍が去った後のブリテンはその100年の間、先住のブリテン人と新しく進入し定住が進むサクソン人の間の闘争が繰り返されて来ました。が、二つの民族の最後の大きな戦いで、初めて戦闘に参加したブリテン人の少年オウェインはひとり生き残ってしまいます。やはり生き残っていたブリテンの軍犬と共に、軍の最初の出発地点の街まで過酷な旅を敢行するオウェイン。そこに辿り着ければ、軍の他の生き残りの人々と合流できると考えていたのですが・・・・というお話。
品行方正、清廉潔白、好感度マックスな主人公に降りかかる苦難の連続、そして二つの民族の闘争の末、負けた方に科せられる「奴隷」という身分。そしてそして、その身分、民族を越えて結ばれる男たちの信頼と友情!いよっ、待ってました!これぞローズマリーさんの真髄であります!今まで読んだ作品と似てるとかは言いっこなし。やはりいいものはいいのです。
途中、白い馬とあの人とこの人の間の対立について随所に伏線が張り巡らされているのですが、ページが残り少なくなってきても一向にそれらが回収される様子が無く、ちょっとはらはらしました。が、もちろん、ちゃんとしっかり収まりました。ははあ、こういうふうにまとめましたか、勉強になりました、サトクリフさん。
あとはオウェインとあの人がどうなったかということなんですが、こちらのまとまり方もよかったです。これだから、児童文学は好きだーっ!
図書館でコナン・ドイルさんの評伝を探しているときにサトクリフさんの自伝をみつけましたので、次はそれを読んでみたいと思っています。覚えていられれば・・・。
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仕事用のブログから着ました♪よかったらのぞいてね、バラードスポルトでした!
2011/6/24(金) 午前 5:01 [ ジュエリー工房ピュア ]
お仕事のブログをつくられたのですね。
応援しています。(*^_^*)
2011/6/25(土) 午後 8:06