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高慢と偏見

 ジェイン・オースティンさんのまあ一言で言うとロマンス小説。ストーリーだけ言うと例のアレです。初めての出会いでは、お互い悪い印象しか持たない若い男女。でも、それぞれ多少の欠点はあるものの、見目麗しく、聡明で魅力たっぷりな二人なわけで、当然次第に惹かれあっていく。だけどいろんなしがらみがあってうまく愛情表現ができず、愛し合っているのにすれ違うばかり。一体二人の愛の行方は・・・。
 
実は、ハニー、こういうストーリーを子どもの頃、少女漫画でたくさん読みました。これって恋愛漫画の定番の筋立てだもん。でも、オースティンさんのは英文学の名作と誉れ高い作品だけあって、ウィットとユーモアを交えつつ、典雅で緻密に構成されており、ブラボーな出来栄えでしたね〜。いや〜、おもしろかった。メイン・ストーリーだけみると安っぽくなりがちなものなのにちっともそうならないのは、多彩なキャラクターを配置して皮肉と社会風刺を散りばめ、重層的に仕上げているからなんでしょうね。さすがです。
 
 テーマは題名の「高慢と偏見」でありつつ、これでもかと「お金と結婚」の因果関係をも取り上げていましたね。主人公のエリザベス・ベネットのような中流の上の方の身分の女性は、働いてお金を得ることが許されず、しかもこの当時は女子に遺産相続権がないので、娘ばかりのベネット家は父親が亡くなれば家屋敷と収入源の荘園全てが遠縁の男子の手に渡ってしまいます。ベネット家の姉妹が生きていくには結婚しかないのです。しかも、なるべくお金持ちの男性との結婚をめざさなくっちゃ・・・。
 
結婚に対する切実度が今とはだいぶ違いますが、でも驚くほど恋愛に対しての感覚は同じなんですよね。しかも、人物を評価するにあたり、収入や家柄はもちろんのこと、人当たりとか品の良さとか立ち居振る舞いとかもすごくチェックしていて、そんなところも意外と現代に通じてるんだな〜と思いましたね。
 
 題名の印象から難しくて古臭い文学作品なのではと思い、この本の存在は知ってはいたものの、長い間手が出ませんでした。でも、SF作家のコニー・ウィリスさんがオースティンさんの作品に影響を受けたとのことでしたので、いつか読もうとは思っていたのです。もっと早くに読んでいればと悔やまれます。独身時代に読んでいたら、どんな感じがしたかなあ。
 
 ネットでこの作品についていろいろ調べてみたら、1995年にBBCでドラマ化されたものが秀逸とのこと。動画サイトで一部観れたりするのですが、これでエリザベスの相手役のダーシーがどれだけお金持ちか視覚的に理解できます。お屋敷が広大です。たぶん領地も。ダーシーが今までずっと独身だったのも、家柄の差を越えてエリザベスに注目したのも、これだけの家をきちんと切り盛りできる聡明な女性を求めていた結果だというのがよくわかりました。DVDがレンタル屋さんにあれば観てみたいと思います。
 
 

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