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 イギリス、BBCのドラマ『SHERLOCK』を観ました。現在のところ、90分×6話あります。今後、細かく感想を書くとして、まずは全体について。

 このドラマの存在を知ったとき、ハニーは、これは19世紀末にいるシャーロックが現代にタイムスリップする話なのだと勘違いし、第一話を見始めて途中からやっとシャーロックはもともと現在の人なんだということを理解し、そして大いに驚きました。

 この物語では、現在のロンドンにシャーロック・ホームズとジョン・ワトソン、そしておなじみのレストレード警部やハドソン夫人が存在しており、しかもシャーロックたちはあの懐かしいベーカー街221Bに住んでいます。

 そして、なんと、この平行世界では、シャーロック・ホームズの冒険譚は書かれていないようなのです。もし、書かれていれば、シャーロックは常に「あの名探偵と同じ名前だね。」とか、「同僚がジョン・ワトソン?まるで小説みたいだね。」などと、行く先々で言われるはずですが、全くその気配はありません。また、過去にシャーロック・ホームズが「実在した」世界でもありません。この場合も同じように周りから珍しがられるでしょうし、同姓同名にしろ、血縁関係の有無にしろ、言及されないはずがありませんからね。

 シャーロック・ホームズが書かれてもおらず、過去に実在もしていない世界!!まず、この世界観に愕然としてしまいました。今までシャーロック・ホームズを経験して来なかった世界が、21世紀になって初めて彼を経験するんですよっ!!なんという、魅惑のパラレルワールドでしょう!?

 そんなわけで、遅れてきたシャーロックは遅れてきた時間の分、変人度を増しているように思います。というのも、物語がその分、重層的になっているからなんです。「もしも、あのホームズが現代にいたら?」ファンなら誰しも一度は想像してみるでしょうね。そして、それを想像していた熱烈なホームズファンの少年たちがやがて大人になって映像制作に携わる職業に就くのです。そしてその中のふたりが必然的に出会った。ふたりは語り合う、もし、ホームズを現在で活躍させるとしたら、君ならどんな物語にする?

 彼らの物語は熱い思いと長い年月のおかげで大いに醸されています。聖典のみならず、パスティーシュや評論、研究本の内容まで網羅している感じがします。また、過去の映像化作品の影響もあるようです。映像化作品はどんなに原作に忠実に作られたとしても、全てパスティーシュと考えていいと思いますしね。
 
 そんなわけで、この感想は次回へと続きます。長くなりそうです。


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