空閨残夢録

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月夜茸と楢茸

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「Checkmate King 2, this is White Rook, over.」

「This is King 2, roger, out. All right, that's it - let's get outta here ! 」



 菌類関係の皆さま
 月夜茸関係の皆さま
 楢茸関係の皆さま
 狐火や鬼火関係の皆さま


・・・・・・斥候サンダース軍曹です!



 日本で最もキノコによる中毒例が多いのは月夜茸である。このキノコはハラタケ目ホウライタケ科ツキヨタケ属に属するキノコの一種で、ヒラタケ、ムキタケ、シイタケなどとよく間違われやすいのだ。

 このキノコ、樹木にはブナやナラの枯れ木に群生しており、主要の毒成分はテルペン類の中にある生態物質にあるらしい。食後に3時間程度以内に嘔吐や下痢の症状があらわれて、視界が青く見える幻覚症状なども伴うという。最悪の場合は胃に激痛を伴う痙攣の末に脱水症状で死に至るといわれる。

 この“月夜茸”の名があるように、闇の中で青白く発光するのが特徴で、ブナ林を代表する菌類なのであるけれども、北海道ではブナ北限エリアが渡島半島の黒松内町であるから、比較的に道内の中毒者は少ない。

 月夜茸の学名はLampteromyces japonicus で、ラテン語の「輝く菌」を意味する言葉から、本邦での命名と伝わるが、発光する菌類や生物発光は多々あるけれど、菌類では他にも日本では9種と1亜種からなる楢茸の一部にもあるらしい。

 “ナラタケ”となると北海道では“ボリボリ”の呼び名で有名なのであるが、先週にボクも十勝から札幌に行く途中で、夕張の景勝地である滝ノ上(夕張川渓流)で昼食に、観光地食堂でキノコ蕎麦を食べたが、その日の茸が“ボリボリ”であった。蕎麦はともかくとして、茸は朝に採られた天然モノで美味かった。

 楢茸はキシメジ科ナラタケ属で、道内では主にカシワとミズナラの森で探せるお馴染みのキノコ。少々ながらヌメリがありナメコみたいで美味いが深みのある旨味がある。

 さて、このキノコが発光するのを目撃したことは無いのだが、“狐火”で有名なのが、お江戸は王子稲荷の伝説や、歌川広重が描くところの『名所江戸百景』より「王子装束ゑの木 大晦日の狐火」であろう。つまり、現在の東京北区に残存する神社付近のお話と浮世絵の場所である。

 この伝説や正岡子規による歌で冬の季語となった“狐火”なのだが、王子稲荷は大きな一本榎の木しかなくて、この巨木あたりから狐火が見られる。榎はニレ科で、この樹木から発する菌類からの生物発光の報告は聞き及ばない。

 発光する菌類自体が未だ未解明であるのだけれども、1992年に、米国ミシガン州で楢茸の1種であるヤワナラタケ(Armillaria gallica)が、15ヘクタールの土地で、総重量約100トンにおよぶ巨大なコロニーを形成しているのが発見される。

 このコロニーに生息する菌状菌糸束には発光性が確認されており、暗闇で青白く光る性質を確認されているとのことで、狐火や鬼火、また人魂といわれる現象の正体とも推測される現象のひとつの例とされている場所なのである。



 ・・・・・・こちらホワイトルークでした!
 
 

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