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サッフォーの宴
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「Checkmate King 2, this is White Rook, over.」 |
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「Checkmate King 2, this is White Rook, over.」
「This is King 2, roger, out. All right, that's it - let's get outta here ! 」 ・・・・・・十勝清水駅前壺中庵主人こと、斥候サンダース軍曹です! 松浦理英子の『ナチュラル・ウーマン』をはじめて読んだときに感じたのは、稲垣足穂をリスペクトした特殊な恋愛小説で、A感覚の女性による同性愛がテーマなのであろうと、なんとなく思いつつ・・・・・・も、そのエロティシズムの深淵を探れない焦燥を感じた。 それから、彼女が発表した『親指Pの修行時代』を読んでみて、『ナチュラル・ウーマン』に描かれたA感覚が、『親指Pの修行時代』でP感覚とV感覚も扱われることにより、『ナチュラル・ウーマン』の世界を補強するテキストとして親しんだ。そんな、『ナチュラル・ウーマン』が本年に二度目の映画化とされた。 1994年に佐々木浩久監督により映画化されているが、ボクは出演者の女優である二人に性的な魅力を強く感じながらも、スケベ心一杯満載であったにも関わらず観ていない。今回の野村誠一という人気カメラマンが初監督による作品は前回の映画化よりも、さらにあらゆる面で魅力を感じないから、多分、見ることもないであろう。 いずれ深く、松浦理英子の作品世界は心ゆくまで語りたいと思う。男の性的な欲望による視線でレズビアンという世界を映像の一部で描いているだけでは、彼女のエロティシズムの奥義を表せないであろうし、彼女の小説がそうたやすく映画で表現できるなど想像ができない。 松浦理英子による同性愛を扱った純文学より、何故、中山可穂の同性愛を扱った高純度の恋愛小説が映画化されないのかが不思議でならない。中山可穂の描く小説はドラマ化しやすい物語の構造であるし、女性の同性愛を濃密に描いてもいる情念の世界である。
中山可穂の作品についても後日に深く濃密に話題としたい。ボクが映画化するなら『白い薔薇の淵まで』をまずあげよう。『マラケシュ心中』もいいだろう。中山可穂は1993年に『猫背の王子』で文壇デビューから自らのセクシャリティーを同性愛者と公言している作家。 松浦理英子の『ナチュラル・ウーマン』は発表当時は、中上建次くらいしか評価をしていなくて、文壇からはほぼ黙殺されていた。そんな経緯から二度も映画化されるのが何故か不思議に感じる。できるならば、『親指Pの修行時代』を映画化して欲しいと痛切に感じている。 ・・・・・・こちらホワイトルークでした! |
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