空閨残夢録

上層より下層へ中心より辺境へ表面より深淵へデカダンよりデラシネの戯言

カクテル四方山話

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「チェックメイト・K2・・・こちらホワイトルークどうぞ!」

 プロテスタント関係の皆様
 プレス関係の皆様
 カクテル関係の皆様

 ・・・・・・斥候サンダース軍曹です!
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 マルチン・ルターの宗教改革運動が行われたのは1517年のこと、神聖ローマ帝国に「抗議書」こと、“プロテスタティオ”を叩き付けた宗教改革者を、つまり「抗議者」の意味でプロテスタントと呼ばれる。

 スイスで宗教改革の先陣を斬ったのがジャン・カルヴァンで、彼はフランスで「ユグノー」、オランダで「ゴイセン」、イギリスでは「プレスビディアン」と呼ばれた。

 イギリスのカルヴァン派はやがて新大陸へ伝播していき、英国系長老派と大陸系改革派に分裂するが、こと新大陸米国を政治的に鳥瞰するに、プロテスタント諸派を把握していないと、アメリカの国政の縮図はなかなか理解できないらしい。

 はてさて、ボクが関心あるのは米国の政治では無くて、アメリカで誕生した「カクテル」に好奇心を寄せているので、問題は宗教や政治に及ばず、お酒の話しに転ずるのだが・・・・・・

 カルヴァン系の長老派はあの悪しき禁酒法を生んだ原動力にもなっているほど、飲酒には厳しく、お酒は禁じられている飲み物なんですが、その昔、アメリカ東部のボストンにこの石頭教会が多かったのですネ。

 長老派教会、いわゆる “Presbyterian” の長老だか、牧師が、よくジンジャーエールを好んで飲んでいたらしいのだが、しかし、ジンジャーエールの甘味やエキス分が強過ぎたのか、これに炭酸水をジンジャーエールに加えて飲んでいた。つまり、アルコールこそ無いのだが、ジンジャーエールとソーダを混ぜ合わせた飲み方を、プレスビディアン・スタイルと呼ばれるようになる。

 ジンジャー・エールに限らず、セブン・アップやコカ・コーラも炭酸水でハーフ&ハーフにして、プレスビディアンのスタイルが流行りだして、禁酒法の時代と世界大戦も終わると、ボストン・クーラーやジン&トニック、モスコウ・ミュールなどのカクテルにもプレスビディアンのスタイルが浸透してくる。

 特にマスコミのプレス関係者がこのプレスビディアンを短く発音して、「プレス・スタイル」のカクテルを流行らせる原動力となり、「オールドテーラーのトニック割りをプレス・スタイルで・・・」みたいな注文がボストンのバーで聞かれるようになる。

 さて日本においては三ツ矢サイダーもウィルキンソンの炭酸水も、今では天然の発泡鉱泉水にあらずして、加圧式で炭酸ガスを充填しているが、平成16年に約100年ぶりに国内唯一の天然発泡ミネラル水の販売製造が復活した。これは会津の「芸者印万歳炭酸水」が、“aWa 心水”の商標で新たに甦った。

 この国産発泡ミネラル水は硬度167mg/Lの軟水であるが、イタリアの「サン・ペレグリノ」は硬度674mg/Lで、フランスのペリエよりも超硬水の発泡ミネラル水なんですが、サン・ペレグリノは炭酸ガスをミネラル水に加圧している。

 14年くらい前に帯広市内の陶器屋でガラス製のソーダ・サイフォンを見かけたが、30年前くらいにはステンレス製のボディーが主流になった。デザイン的な外観は硝子に金属の網で纏われた物の方が絵になるし美しい。

 映画の“007シリーズ”で、ジェイムス・ボンド役のショーン・コネリーがソーダ・サイフォンでカクテルを作るシーンを子供の頃に初めて観た。その時はその機材がなんだか判らず不思議で印象的に記憶されている。

 はて、さて、その時に映画で作られたカクテルは何だったのであろうと、今思うが、もう一度検証してみようと思うのでした。

 
 

 ・・・・・・こちらホワイトルークでした!

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「チェックメイト・K2・・・・・・こちらホワイトルークどうぞ!」

 レモネード関係の皆様
 ラムネ関係の皆様
 サイダー関係の皆様
 シードル関係の皆様
 アップルタイザー関係の皆様
 ディアボロ関係の皆様
 パナシェ関係の皆様
 ジンジャーエール関係の皆様
 ジンジャービアー関係の皆様
 
 ・・・・・・斥候サンダース軍曹です!

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 皆さんは、お得意な家庭料理の一つや二つはあると思われますが、ボクは家庭的な料理よりも、どちらかたというと野外料理がお得意なんですネ。されど飲み物に関してはレモネードがご自慢できるシロモノを人に提供できる器量があります。

 西部劇にたとえるならガンマンやカウボーイよりも酒場のバーテンダーにむいていると思われるボクですが、それはさておき、日本の“ラムネ”はレモネードの誤訳から名付けられています。レモネードは檸檬果汁に糖分を加えて加水した飲み物です。

 “Lemonade”と は、“LEMON+ADE” のことなんですが、ADE(エード)とは加水したジュースのことで、ジュースとは果汁100%のことを西欧では定義されている。檸檬果汁に加糖して炭酸で割るとレモン・スカッシュと通常は呼ばれる飲み物。

 さて、それでは本邦で大衆に飲まれる“サイダー”は何かというと、これも誤訳で “Cidre” とは、フランスではワインの産出が少ないノルマンディーやブルゴーニュで、シードルと呼ばれる林檎酒が作られます。勿論、イギリスでもこのお酒は造られておりますヨ。この Cidre が・・・・・・


 つまり・・・・・・


 日本の三ツ矢サイダーとか、リボンシトロン、スプライトなどの炭酸飲料の総称となったわけですが、もともとは林檎の醸造酒の名前でありました。

 北海道の余市でニッカ・ウィスキーの創業者は、スコットランドの気候と似ている積丹半島の近くに、ウィスキー蒸留所を創業しました。

 ウィスキーってのはデキタテのホヤホヤは無色透明です。ブランデーもそうなんですヨ。あの琥珀色は樽で数年貯蔵されて色づくのです。色だけでなく味わいも深くなります。ですから、最低でも7年〜8年間は出荷されずに倉庫で眠りにつくことになる。

 ニッカ・ウィスキーはこの眠っているお酒の期間に、林檎ジュースを販売して会社を興したのです。ニッカとは大日本果汁株式会社を略して、「日果」、つまり“ニッカ”という林檎のジュースを製造し販売していた創業が由来のネーミングなんですネ。

 されど創業当時のニッカ林檎ジュースはなかなか売れなかったようですネ。林檎果汁の炭酸飲料で世界的に販路を延ばしたのが、南アフリカのアップルタイザーである。1965年 “Edmond Lombardi” によって開発された商品。アップルタイザーの名前の由来は、“Apple”and“Appetizer”という二つの単語(りんごと食前酒)を合わせた造語なんですネ。

 さて、さて、フランスのカフェのお品書きにあるのは、米国の7upとか、日本の三ツ矢サイダーとか、リボンシトロン、スプライトなどの炭酸飲料は、Limonade 「リモナード」のことと思われる。

 そして、レモン・スカッシュのような手作り感のある飲み物はディアボロと呼ばれて、シロップ入りのソーダー水なのだが、檸檬風味ならディアボロ・シトロン、薄荷風味ならディアボロ・マント、石榴風味ならディアボロ・グルナディーヌとなる。

 このディアボロとビールを半々に割って飲むカクテルが「パナシェ」である。カシス風味もあれば、フランボワーズの風味もあるので、ビールの苦さが苦手なお方の飲みものとなる。パナシェとは、「色彩りどり」みたいな意味のようですネ。

 ディアボロ・ジンジャーもあるようだが、製品として流通しているのは「ジンジャービアー」の商標で出回っていて、日本では英国のフェンティマンス社のジンジャービアーが現在では瓶入りで入手できる。

 カナダで1904年にカナダドライ・ペール・ジンジャーエールが瓶入りで発売され今でも人気の商品となるが、ジンジャーエールは現在では無果汁で香料入りの製品であるが、ジンジャービアーは生の生姜成分が入っているノンアルコール炭酸飲料。

 暑い日にはビールもいいが、カクテルならばジンジャービアーを使用したレシピの「モスコウ・ミュール」がバツグンにウマイしタマラナイね ♪



・・・・・・こちらホワイトルークでした!

ブラッディーマリー

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「チェックメイト・K2・・・・・・こちらホワイトルークどうぞ!」

 トマトジュース関係の皆様
 クラマトジュース関係の皆様
 ブラッディーマリー関係の皆様
 ブラッディーシーザー関係の皆様

 ・・・・・・斥候サンダース軍曹です!




 ボクがよく飲むカクテルに“ブラッディーマリー”がある。このカクテルはウォッカをベースにトマトジュースで割るロング・ドリンクなのだが、ボクはベースには韓国の甲類焼酎に無塩のトマトジュースを使用して、好みで塩、胡椒、タバスコなどを加減して加えて飲んでいる。

 カクテルの名前の由来は16世紀の英国の女王はメアリー1世に由来するのだけれど、メアリーは女王即位後に300人にも及ぶプロテスタントを処刑したことから、「血まみれのメアリー」(Bloody Mary) と呼ばれた悪名高い毒夫として巷間伝わる。

 ブラッディーマリーのベースをドライ・ジンに変えると“ブラッディー・サム”、テキーラならば“ストロー・ハット”、アクアヴィットにすると“デーニッシュ・マリー”、ビールにトマトジュースで割れば“レッド・アイ”というカクテルになる。お酒が飲めない人は“ヴァージン・マリー”とバーでオーダーするとアルコール抜きのトマトジュースが出てくる。

 1969年にカナダで生まれたブラッディーシーザーというカクテルがあるが、米国のモッツ社が蛤のエキス入りのトマトジュースを売り出すと1980年代に爆発的に売れて広まる。商品名はクラマトジュースで、つまりクラム(蛤)とトマトの合成語である。


 熱燗に岩魚や鮎などの骨酒や河豚や鱶鰭の鰭酒みたいに、ブラッディーマリーやブラッディーシーザーにローストしたベーコンを入れてみる嗜好もまた面白い。セロリや胡瓜のスティックも添えるとバランスのよい味になる。





 ・・・・・・こちらホワイトルークでした!

フライアー・タック

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「チェックメイト・K2・・・こちらホワイトルークどうぞ!」

 カクテル関係の皆様
 ディズニー映画関係の皆様
 ヘーゼルナッツ関係の皆様

「斥候サンダース軍曹です!」



 1980年代中頃から、おりしも、トム・クルーズ主演映画は『カクテル』の中でも出てくる、米国の都市部で流行っていたカクテルに「フライアー・タック」がある。作者や由来が不明のカクテルで、日本のカクテル・ブックにはレシピだけしか載っていない。

 それでは、そのカクテルのレシピを紹介すると、ベースのフランジェリコ・リキュールに、ライムジュースにグレナデン・シロップを加えて、これをシェークしてカクテルグラスに注ぎ、オレンジのスライスを飾りつけて供す。

 ベースのリキュールはイタリア産のバルベロ社のもので、ヘーゼルナッツの風味が主体の酒、つまりハシバミの香りとナッツの芳しい甘いリキュールなんですネ。瓶はお坊さんの形をしておりまして、この酒を造ったフランジェリコという修道士の姿をボトルのイメージにして、リキュールの商品名もフランジェリコ。

 カクテルの「フライアー・タック」というネーミングには、多分、このカクテルを創作した或る米国人のバーテンダーが、1973年のディズニー映画のアニメである『ロビン・フッド』を観ていたからだと思われるとボクは個人的に推察するのでした。

 このアニメは、ロビンが狐で、相棒のリトル・ジョンは熊、そして仲間の穴熊はフライアー・タックことタック修道士である。この修道士とカクテルのベースであるフランジェリコ・リキュールのイメージを重ねて、自ら創作したカクテルに「フライアー・タック」と名付けたのだと想像している。

 さて、ボクはこのカクテルのオリジナル・レシピに、オレンジジュースを少々加えて作っていた。そのレシピは以下に・・・・・・・



 ※フランジェリコ/40ml
 ※ライム・ジュース/15ml
 ※グレナデン・シロップ/5ml
 ※オレンジ・ジュース/10ml

 上記をシェイクしてカクテル・グラス(3オンス)に注ぎ供する。


 
 このカクテルはアルコール度数は12度ぐらいで、甘味と酸味が柔らかく調和していて、ヘーゼルナッツの香りが上品である。オレンジ・ジュースを加えると、さらに柔らかく優しい飲み口になり、女の子ウケする。料理ではフレンチのディナーにボクならお口直しのグラニテに、このカクテルをメインディシュの前に楽しんでもらいたい。

 グラニテにするなら、このカクテルをフラッペなんかでお口直しにするといいのだが、お酒がダメな人はフランジェリコのリキュールを、ノンアルコールのヘーゼルナッツシロップに変えるとヨイだろう。

 シロップはフランスの『モナン』社の製品で、「ノアゼット」のシロップがお薦めである。ノアゼットはフランス語で、ハシバミの意味で、英語ではヘーゼルナッツのこと。

 

 ・・・・・・こちらホワイトルークでした!

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「Checkmate King 2, this is White Rook, over.」

「This is King 2, roger, out. All right, that's it - let's get outta here ! 」



――― 斥候サンダース軍曹です! ―――






 イタリアのトスカーナ州リヴォルノ市に、薬草や香草を主体にした酒、つまりハーブ系リキュールの「ガリアーノ」がある。このお酒は1897年にアルトゥーロ・ヴァッカリによって開発された。

 今ではこのリキュールは世界のバーやレストランでどこでもおかれている。酒瓶が極端に長くて、タワーみたいな形状も特徴で、色はサフランのような黄金色に輝く。

 ガリアーノの香味成分は、アニス(西洋茴香)、ジュニパーベリー(杜松の実)、ヤロー(西洋のこぎり草)に、特筆すべきはバニラの風味が特に強いことにある。

 ほかにベリー類の花や果実のエッセンスもあるがレシピは秘伝で推察するしかない。西洋のリキュールのほとんど全てはレシピは秘匿されているのが実情。

 ガリアーノの酒名は、1895−96年のイタリアとエチオピアの戦争で活躍した英雄ジュゼッペ・ガリアーノ少佐からとられたと伝わる。

 美しいボトルのデザインは、ローマなどの寺院などでみられるコリント式の円柱から創作されたようだ。

 酒の風味は、まずバニラの香り、微かなミント香、チョコレート、キュンメル、キュラソー、アニスなどの香りが含まれている。芳香の奥行は香水の如き製品でもある。

 バニラ風味のルキュールでほかにも有名なのが、同じイタリア産の「ストレガ」である。こちらはナポリの北にあるベネヴェント町の酒で、ストレガとは魔女を意味している。薬草酒にはふさわしいネーミングでもある。

 イタリアの詩人たちはこれらの酒を“太陽の光の溶液”と讃えた。これらバニラ香のリキュールはイタリアの独擅場といった感があるハーブ・リキュール。

 ボクもこのガリアーノは好きな酒で、主にオレンジ・ジュースなどに風味つけして飲む。カクテルに「スクリュー・ドライバー」というのがあるが、これにガリアーノをエッセンスしたのが「ハーヴェイ・ウォールバンガー」というカクテル。

 この和訳すると“壁たたきのハーヴェイ”というカクテルは、伝説的にもおもしろいエピソードでもある。あるサーファーが、つまりハーヴェイが好きなカクテルで、ついつい飲み過ぎて壁にぶつかりながらバーから帰ったのでネーミングされたらしい。

 デザートならば、フルーツのマセドワーヌにエッセンスすると大人の味わいになる。バニラの風味が誘惑的に香るオリエンタルな味わい。フルーツのマセドワーヌとは、日本でいえば、いわゆるフルーツポンチであり、マケドニア風のデザートのことである。



 ・・・・・・こちらホワイトルークでした♪

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