|
「Checkmate King 2, this is White Rook, over.」
(チェックメイト・K2・・・こちらホワイトルークどうぞ!)
「This is King 2, roger, out. All right, that's it - let's get outta here !」
(どうぞ!・・・こちらキング・2・・・応答せよ!)
斥候サンダース軍曹です!
アダムとイヴを誘惑した蛇はルシフェルという天使長だったけど、楽園を追われて堕天使となる。そしてルシフェルという名前はルシファーとされた。何故?・・・名前を変えられたかというと、神の称号のついた名前であるエルを剥奪して Lucifel が、神に叛いたために Lucifer とされた。
ルシフェルという名前が何で神の称号かというと、キリスト教の四大天使の名前をまずは下記に並べてみると、何れにも共通する文字が見られる。
Michael ミカエル
Gabriel ガブリエル
Raphael ラファエル
Uriel ウリエル
つまり、el = エルという言葉が語尾についているのだが、エルとはどんな意味があるのかというと、旧約聖書には神を表す表現に、エール・エルヨーン(至高神)とかエール・オーラーム(永遠の神)と表現される部分が過小にある。
エールとはセム語で「天空」を表す言葉で、エール神の子がバール神であり、バールとは「主」を意味する言葉で、もとをたどればハッドと言う名前であり、「雷鳴」の擬音を意味した名前である。
西セム族系の民族は、大母神アシュラを信仰する聖なる都市マルーアシェを築いた。聖書ではこの都市をマレシャと記述していて、「ヨシュア記」15-44に伺えるが、アシュラ神とエール神が暫く夫婦であった時代もある。
アシュラ神が天界の牝牛で、エール神が天界の牡牛で、この神々の間にシャヘルとシャレムが生まれた。つまり、「明けの明星」のシャヘルと「宵の明星」であるシャレムである。
所謂・・・シャヘルがルシフェルであり、のちの堕天使のルシファーとなるのだが、至高の天使たちは父であるエールの名前を戴き、ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルと名付けられた訳で、ルシフェルはエール神の長子なのである。
ここで旧約聖書での「神」の名前をあらためてふりかえると、エール・エルヨーンもエール・オーラームも記述の少ない神を表す言葉で、殆んどは「ヤハウェ」と表されていて、旧約聖書には6,828回もこの名で登場する。
ヤハウェとは、(YHVH,YHWH,JHVH,IHVH・・・yohoweh )ヘブライ語の単語を推定して音訳した言葉である。四つの子音は「神聖四文字(テトラグラマトン)」とも呼ばれて、ユダヤ人は直接に神の名前を口にするのを憚り、神聖四文字を「アドナイ」と読み替えていた。YHVH に「アドナイ」の母音符号をつけると、YeHoVaH (エホウァ・エホバ)となる。
旧約聖書の「列王記下」23章では、預言者エリアがバール預言者との間で烈しい争いが載せられている。バールは先に書いたようにエール神の子である。このバール崇拝者はバールゼブルといって、ベルゼブルと語呂が似ていた為に、以後は「蝿の王」となった。
つまり、出エジプトでイスラエル民族が辿り着いた土地では、大母神アシュラとエール神が信仰されていたのだが、『創世記』によれば、アブラハムはカナンの土地でエラムの王と同盟して、ソドムを攻めて敵軍を攻略する。アブラハムは甥のロトを救出して、ソドムの捕虜と財産を手にする。
この勝利の帰還にサレムの王メルキゼデクがパンと葡萄酒でアブラハムを祝福する箇所が、『創世記』の14章19節から20節にうかがえる。この記述は、アブラハムの子孫にはカナンの相続権が確約されているとする伝統的な教義の下地になっている。
この記述の、この経緯にまつわる一連の描写から読み取れることは、アブラハムとメルキゼデクが互いに敬意をもって接していたこと、両者の宗教的な信条(至高の神に対する信仰)が一致していたことであろう。
メルキゼデクは「いと高き神」(エール・エルヨーン)に仕えていたとされ、この神は『創世記』の記述ではアブラハムの神の異名であったという印象を受ける。ところが実際のところ、この神はカナンの宗教において祀られていた二柱の神、エルとエルヨーン のことを指しているのである。
二柱の神の名前をわざわざ組み合わせてあたかも一柱の神ごとく装わせたのは、おそらく、周辺民族の都市が多神教崇拝であったのに対して、エルサレムにだけは一神教崇拝の伝統があったと強調したかったからだと思われる。
さて、天使の語源にはカナンの宗教であった至高神の名前が由来となっているようだが、現在、私たちが想像するところの人身有翼の姿が天使像として定着しているが、このセム系民族の崇拝する古代の神々の姿は半神有翼人面の牡牛だったと思われる。
人身有翼の天使のイメージは古代ギリシア・ローマ時代のサモトラケのニケ像をモデルにしているようだ。
・・・・・・こちらホワイトルークでした!
|