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素晴らしい反戦歌のアルバムです。
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Chitose_SanoShiro20150603.jpg2002年の「ワダツミの木」での社会現象を引き起こした衝撃のデビューを経て、2014年にはスライ&ロビーとの作品がグラミー賞にノミネートされるなど、日本を代表するシンガー・元ちとせ。2人の子供の母親でもあり、故郷・奄美大島に生活拠点をおき独自のスタンスで活動を続ける彼女が、終戦70周年となる2015年、“忘れない〜繰り返さない”というコンセプトのもと、「今こそもう1度、平和を真剣に考える年になって欲しい」、という平和への思いをこめたカヴァーアルバム『平和元年(へいわがんねん)』を7月22日にリリースすることが発表された。

2011年8月31日にシングルでリリースされた「永遠(トワ)の調べ」以外はすべて新録作品となり、谷川俊太郎、寺山修司、あがた森魚、松任谷由実らによる作詞楽曲や、中川五郎、加藤登紀子、岩谷時子らが日本語詞を手掛ける洋楽曲まで、全編を通じて、日本語の美しさも感じられるアルバムとなっている。

元ちとせからは今作へ込めた思いを次のように寄せている。「戦後60年が経った2005年、過去に戦争があった事を風化させない為にと思い、坂本龍一氏とのコラボレーション曲「死んだ女の子」を発表しました。戦後70年を迎える今年、『平和を祈る思い』『忘れない、繰り返さないという願い』をシンガーとして歌い継ぎ、母として残して行ければと思い、レコーディングに臨みました。このアルバム『平和元年』が、平和を思うきっかけになってくれればと思っています。」

サウンド・プロデューサーは、デビュー前から元ちとせの制作活動を支える間宮 工(まみや たくみ)が担当。元ちとせの魅力を最大限に生かしたアレンジを施しつつ、全曲ギターでも参加している。「美しき五月のパリ」「死んだ男の残したものは」「ケ・サラ」は、ドラムにASA-CHANG(アサチャン)、ベースに沖山優司、キーボードにDr.kyOnが、「腰まで泥まみれ」「スラバヤ通りの妹へ」「最后のダンスステップ」にはルースターズのドラム池畑潤二、ベース井上富雄が参加。また、「最后のダンスステップ」では、デュエット相手に今作の趣旨に賛同した佐野史郎が参加するなど、熟練の個性あるメンバーにより充実の音世界が構築されている。

佐野史郎からは、以下のコメントが寄せられている。
「このアルバム『平和元年』の選曲に唸らされました。60年代終盤から70年代初頭にかけて、思春期に心奪われた楽曲の数々。戦後70年を迎える今、歌い継がれてきたこれらの作品が、元ちとせさんの声により「今」の唄として新たに我々の胸に突き刺さる。参加させていただき光栄です。」

また、今回、元ちとせが戦後60周年の年に、坂本龍一プロデュースにより世に出した「死んだ女の子」を収録することも決定した。これまでも、広島の原爆ドームの前や、岡本太郎が原爆の炸裂する瞬間を描いた『明日の神話』の前で歌うなど、平和への思いを込め歌い続けてきた楽曲で、毎年夏に期間限定配信をしてきたが、永久仕様となるCDの通常盤に収録されるのは、今回が初となる。

収録曲は以下の通り。
1. 腰まで泥まみれ(作詞作曲:ピート・シーガー 訳詞:中川五郎)
2. スラバヤ通りの妹へ(作詞作曲:松任谷由実)
3. 美しき五月のパリ(作者不詳 日本語詞:加藤登紀子)
4. ユエの流れ(作詞:桐雄二郎 作曲:須摩洋朔)
5. リリー・マルレーン(訳詩:片桐和子)
6. 最后のダンスステップ(作詞作曲:あがた森魚)
7. 戦争は知らない(作詞:寺山修司 作曲:加藤ヒロシ)
8. 死んだ男の残したものは(作詞:谷川俊太郎 作曲:武満徹)
9. ケ・サラ(訳詩:岩谷時子)
10. 永遠の調べ(日本語詞:HUSSY_R)
11. 死んだ女の子(作詞・ナシム・ヒクメット 作曲:外山雄三 編曲:坂本龍一)
12. さとうきび畑(作詞作曲:寺島尚彦)

戦後70年。1人1人が、“平和とは何か”を考えるきっかけとなる作品になるに違いない。


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