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朝日新聞の記事から


 「蟹工船」で知られ、警察によって虐殺された作家小林多喜二(1903〜33)の遺体を仲間らが囲む有名な写真などの原板十数枚が見つかった。枕元に遺族が座る別カットも発見された。撮影者も日本プロレタリア作家同盟のメンバー貴司山治(きしやまじ、1899〜1973)と判明。20日は多喜二の命日だが、日本近代文学の貴重な史料となりそうだ。
 原板は6・5センチ×9センチのガラス乾板で、英国イルフォード社製の箱などに保管されていた。貴司の長男でプロレタリア文学研究者の伊藤純さん(82)が遺品から見つけた。
 新発見の別カットは、多喜二の最愛の母セキら親族が枕元でうなだれている場面。築地署で虐殺された多喜二の遺体が自宅に戻った2月21日深夜から22日未明の撮影とみられる。
 多喜二の研究者でフェリス女学院大の島村輝教授は「遺族の写真は初めて見た。大発見だ。セキの左は弟でバイオリニストの三吾だろう。左端は多喜二と縁の深かった田口タキか妹の幸かもしれない」と語る。
 ブレが激しく、露出も悪い。伊藤さんは「父は記録魔でカメラの扱いにも慣れていたのに、恐怖と動揺が伝わってくる」と話す。
 有名なのは作家仲間や演出家千田是也らが死に抗議するように腕組みしている写真だ。演出も感じられ、遺族を撮った後、貴司が気を取り直して撮ったのでは、と伊藤さんはみる。
 島村教授は、「原板がみつかったことで、デジタル処理をすれば画像が鮮明になるだろう。若き芸術家たちの姿を伝える興味深い史料になる」と語る。
 貴司は人気作家で、評論家としても活躍していたプロレタリア文学の中心人物の一人だった。多喜二の遺作や全集を世に出すために尽力もした。
 原板の中から、三回忌のしのぶ会で参加者がリラックスした表情のカットも新たに見つかった。流布している日本プロレタリア作家同盟の創立集会もあり、撮影者は貴司とわかった。千家元麿や大宅壮一、中野重治ら作家のほか作曲家吉田隆子のポートレートなども見つかっている。島村教授は「日本の近現代文学にとって大きな発見になるかもしれない」と話している。(編集委員・吉村千彰)

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