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瀬戸内町・勝浦トンネルで手抜き工事「JV支持」。地元下請け証言、県が指名停止。
今日付けの南日本新聞によれば、「鹿児島県発注のトンネル工事に絡み、元請けの共同企業体「JV」
ガトンネル崩落防止用の鋼鉄柱を無断で切断、県から指名停止処分を受けていたことが24日、
わかった。JV側が地元の下請け業者に切断を指示していた。
下請け業者は南日本新聞の取材に「強度不足の恐れがあると分かっていたが、逆らえず手抜き工事
に手を貸してしまった」と証言した。JV側は自己負担で補修工事し、工期の遅れはなかった。
県管理課や道路建設課によると、工事は奄美群島振興開発事業(奄振)の一環で、瀬戸内町網野子と
勝浦を結ぶ全長1.122メートルの「勝浦トンネル」建設。指名停止を受けたのは準大手ゼネコン
と、鹿児島市と瀬戸内町の業者からなるJV3社で、期間は2008年8月から30日−6日間。
工事は08年6月に終了し、09年度中に供用開始予定。契約額は約34億円。県や工事関係者
によると、JV側は08年1月ごろ、掘削後のトンネルの強度を高めるアーチ支保工と呼ばれる
部材1本を県に無断で切断した。JV側は県の聴取に「測量ミスで県の基準をみたせなくなり、切断
した」と説明した。
08年5月ごろ、部材を切断した下請け業者が、JV側に切断箇所の写真と作業日報を示して
不正をあきらかにするよう指摘。その直後、JV側が県に自己申告した。
●奄振事業で地元奄美の業者を喰い物にする、本土ゼネコンと鹿児島県大手業者。
瀬戸内町の勝浦トンネル建設の「手抜き工事」は、下請け業者が元請けのJVに不正申告を
迫るという、極めて異例な形で表面化した。背景には、奄振事業で、元請けのゼネコンや県内大手が
地元業者の請負代金を安く゛たたく゛構図があるとされ、これらの不満がゼネコンの不正暴露に
つながったといえる。
●下請け業者と違法な二重契約で、差額1億円が行方不明。
事の発端は工事代金ををめぐるトラブル。工期終盤の2008年5月、3次下請け業者(A社)が
正当な利益配分を求めてJV側と交渉したが、物別れに終わったため「手抜き工事」を突きつけた。
その結果、JVは県に自首。他の地元業者は「指摘がなければ、JVは黙っているつもりだった
のでは」みる。
A社は工事中に切断部分を撮影、作業日報を保管していた。後日、JV側に「下請けが勝手に
やった」と言わせないため証拠を集めていた。JVへの不信感を募らせる事例はこの直前にもあった。
「二重契約」ともとれる二つの契約書の存在だ。A社は2次下請け業者と工費2億円の契約書を
交わしていたが、突然、3億円の契約書が送られてきた。作成日は同じ日付だった。
「JVから(県には3億円の契約書を提出しているから口裏を合わせるように)と言われた」
とA社。これに対し、JV側は「まったく関与しておらず、下請けの間の問題」と反論するが、
差額1億円の行方は分からない。
●奄美に回ってくる利益はスズメの涙ほど、地元いじめ後を絶たず。
奄美群島の複数の建設業関係者によると、大手による「地元いじめ」は後を絶たない。
下請け間の請負工事や資機材使用は、元請けや1次下請けがピラミッドの頂点に位置して差配。
末端業者は元請けの意向として、県積算の半値ほどでの請け負いを強要されることも多い。
この差額が元請け周辺に配分されるという。
また元請けと親密な関係にある関東や関西の会社を潤わせるため、直接仕事に携わる地元業者
との間にこれらの会社を割り込ませ、中間マージンを引き抜くこともある。多くの業者が
「奄美に回ってくる利益はスズメの涙ほど」と嘆く。
拒否するのは可能だが「次に仕事がもらえない」「赤字でも人や機材を余らせるよりはまし」
と、多くの業者が受け入れている。
●奄美が食い物にされている現状を県当局が見て見ぬふりをする。ということは県役人も
同じ穴のムジナってことかいな!!
下請け間の契約に関し、県は「民間企業同士による営利活動」との姿勢を貫く。元請けには下請け
間の契約書の提出を求めているが、労務費や資機材代金など内訳を記載した明細書の提出は義務づけ
ていない。このため「県積算との比較は困難で、実際の工費の流れはつかめない」(県当局)のが実情
だ。
前出の「二重契約」でも、県は2通の契約書の存在を知りながら、差額1億円の資機材代金の明細
や確認書類などをさせないまま、口頭での確認にとどめていた。
奄振事業は、社会資本や経済分野で、本土との格差是正を図るのが目的とされる。ある地元業者は
「奄美が食い物にされている現状を県当局が見て見ぬふりをするから、ゼネコンはやりたい放題。
雇用や業界育成が阻害され、格差は広がる一方だ」と指摘。
「下請け間の工費も税金から支出される。民間同志の営利契約と放置せず、地元産業や経済の
育成に向けて積極的に関与してほしい」と訴えている。
●奄美選出の県会議員は一体何をしているのだろうか、奄美を喰い物にしているこのような問題
をずっと放置し続けるのであろうか?県会議員が何をしているのかさっぱりわからんという声
が郡民の間からはたくさん聞こえてくる。消えた1億円が県会議員に政治資金として渡っていな
ければいいのだが、警察はこの問題についてすぐ捜査に入るべきである。
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