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10月3日。ひさしぶりにコンサートを聴きに桜木町の音楽堂へ。 かながわ音コン『トップコンサート』で若手による協奏曲3曲。伴奏は神奈川フィル。 1)サンサーンス ピアノ協奏曲 第2番 伊東由貴さん 1楽章。いきなりピアノで始まった。重くて暗いがすぐに引き込まれた。軽いタッチの2楽章が始まると随分前に聞いたことがあることを思い出した。3楽章はすごい早さで演奏されることが多い。トリルを多用している点がちょっとしつこく感じられる。 演奏は2楽章、3楽章がゆっくりめだが、とてもしっかりと丁寧に弾かれていて好ましい。 2楽章はもう少し軽やかだとさらに良かったかな。 若い頃は細部をくずしてでもスリリングな演奏を聴きたかったものだが、帰宅してからYouTubeで聞きなおしたプレストは技巧的でいやみに感じられた。 ぜひこの人の演奏でもういちど聞いてみたい。 オーケストラも力強く本気で演奏されている。予想外にレベルが高く真剣に聴かせていただいた。 2)シベリウス ヴァイオリン協奏曲 森園康香さん 1楽章の出だしに耳を澄ました。ピアノとは全く異なる繊細な旋律が流れ始める。 聴いていくうちに引き込まれて、なぜか涙があふれてきて止まらなくなってしまった。 こんなに泣いたのは昨年の秋の京都以来。 随分前に、レコードでチョン・キョンファの演奏を聴いたことはあった。生の演奏の力がこれほど強いことをあらためて知った。単に技術が十分なだけでなく、この曲が本当に好きで弾かれていたからだろう。 高いお金を払ってもがっかりする演奏が多いので、あまりコンサートには行かなくなった。それよりも、アマチュアのオーケストラや、地方のオーケストラが学校まで来て無料で演奏する演奏会が印象に残っている。今日はそんな、心のこもった演奏会だった。 この2曲目を聴いて、この日はすっかり満足してしまった。 休憩時間。ハンカチを持ってホールから出ると、本物の伊東さんがいた。 演奏の大成功を祝福する仲間にお礼を言っておられた。 3)ショパン ピアノ協奏曲第1番 川添 文さん この曲は若い頃大好きで、楽譜を買って持っていたほどだ。今日久しぶりにコンサートに出かけたのはこの曲が聴きたかったからだった。 1楽章は立派。強いところと弱く優しいところが見事に弾き分けられている。私が好きな2楽章。ピアノのところが繊細だが感情に流されない。私個人としては1楽章はもっとセンチメンタルに流されたり、2楽章は夢見心地でテンポが止まりかけるような部分を期待していたので、ちょっと当てが外れた。3楽章はオーケストラと渾然一体となってハイテンポで力強くしめくくられた。 3楽章通して完璧なできばえだったのではないでしょうか。 この日の3曲通して感じたことは、3人とも十分な技巧をお持ちなのに、それを自慢げに弾かれているようには感じない。また1音1音を非常にていねいに、音楽をくずされることなく全曲を弾き遂げられた。今の若手は、こんなにレベルが高いのかと感心させられた。 ちょっと残念なのは聴衆。これだけ素晴らしい演奏が安価に聴けるのに空席が多い。また、若い人の演奏なのに聴いてるのは私も含めて年配の人が多い。せっかく素晴らしい人材がいるのに、これからのクラシック音楽界は大丈夫なのかなと思った。 |

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2、3か月や半年に1度の更新の人とも心のこもった交信ができますね。ゆっくりしてください。
私はその人たちを待ちブログを続けているつもりだったのですが、いつのまにか名も無き人たちに向かいつぶやくのがすべてになりました。つまらないことばかり書いていますが読んでいただいているようです。ありがたいことです。
2010/10/26(火) 午後 3:26 [ nanachan.umekichi ]
hopiさん こんばんは
今戒名や葬式仏教の本を読んでいます。あなたの体験を読ませていただいてもう1年になるのですね。日本人の考え方がかすかに自分の中に残っているのを確かめながら、今の仏教批判をしていきたいと思っています。
2010/11/17(水) 午前 0:02 [ nanachan.umekichi ]
こんばんは。
法名は本来信仰している人が生前にもらう名前のようですね。キリスト教みたいに。
お釈迦さんやイエスさんはすごいスーパーマンですが、ひとたび教団が成立してしまうと、その後どんどん教えが変わっていくようですね。
もともと釈尊やイエスが説いていることは、かなり似通っているような気がします。
産業革命・明治維新の後、精神面よりも物質的豊かさが重視されるようになり、よろしくないと思っています。
初めの姿とは変わった宗教であっても、それが無かったら、もっと戦争しているかもしれませんね。
2010/11/21(日) 午後 7:11
またご来訪をお待ちしております。
2010/12/10(金) 午後 9:05 [ Kawakatu ]