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7年前に訪れた九十九里浜、海の家のおやじさんが嘆いていた。
「浜が狭くなって...」
九十九里浜 栗山川上空 (1995)
ウミガメの産卵とも関係ありそうな、砂浜の減少について調べてみた。
九十九里浜の砂浜の減少:
関東では九十九里浜や湘南海岸で砂浜が減少していることが知られているが、実のところ、海岸浸食は各地で進行していた。
察するところ、砂防ダムの建設により河川から流入する砂が減少し、砂浜が狭くなった。砂浜の減少を防ごうという発想で、コンクリート消波堤が建設された結果、波による砂浜の浸食や拡散は抑制されるが、消波堤の設置の仕方次第では、ますます河川からの砂の流入が減少した。
海食崖にしても、台風の到来や波濤によって際限なく浸食される運命のものを、浸食を防止しようとして海食崖の前に消波堤を築いた結果、砂浜への砂の供給量が減った。
砂浜は、河川や海蝕崖からの砂の供給と、波や海流による沖への拡散とのバランスの間で成り立っていたのだ。
砂浜が減少すると、ウミガメの産卵場所やハマグリの棲みかも減少するだろう。
海底で休むアオウミガメ。
ハマグリの減少:
「沈黙の干潟−ハマグリを通して見るアジアの海と食の未来−」
なお ハマグリ は内湾性なので、減少の理由は砂浜の減少よりも、湾内の水質の変化によるのかもしれない。
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日本
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