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貝と海

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カタベガイ

カタベ貝 サザエ科 Angaria atrata

潮岬で拾った貝の中に、摩耗したカタベ貝がありました(写真の右端)。

イメージ 1

740 D1, D2  オーストラリアのダンク島, 2007年
740 S    潮岬, 2016年


カタベ貝は、サザエを上下に圧縮したような貝殻で、臍(へそ)が開いています。
殻に大きいトゲがあるものと無いものがある点は、サザエと似ています。
棲んでいる海域による違いがあるようです。



潮岬の摩耗していないカタベガイ: 

潮騒の宝箱:

市場魚介類図鑑: 美味とのこと

沖縄と和歌山のカタベガイ:

海の貝っていいね! カタベガイ

世界のカタベガイ:

人間が住む地域によって違うように、貝も棲む海域によって違うようです。


Angaria, Dunk island, Australia
Angaria, Shionomisaki, Wakayama, Japan
Angaria, Iwashiro, Wakayama, Japan
カタベガイ (Google): 1300件, 本記=11番目('18)。

2018年7月16日 追記
和歌山の岩代でカタベガイを2個拾いました。潮岬よりやや小型で、比較的摩耗が少なくて濃桃色が残っている。やはりオーストラリア産のような突起は無い。

イメージ 2

計測結果によると、小型の貝殻ほど扁平である(D/H が大きい)。



潮岬のイモ貝


5月 3日に潮岬でひろった貝殻のうち、イモ貝を整理してみました。

イメージ 1

上段 3808 アカシマミナシ Leptoconus
    3801 サラサミナシ   Rhizoconus    (a は1983 白浜, b は2016 潮岬)
    3613 イボシマイモ   Virgioinus    3614 キヌカツギイモ Virgiconus
中段 3601 マダライモ      Virroconus   3617 ゴマフイモ   Puncticulis
下段 3704 タガヤサンミナシが摩耗したものか? 
    3604 サヤガタイモ Virroconus
    3603 ジュズカケサヤガタイモかアラレイモが摩耗したもの?
    3608 ガクフイモかセイロンイモが摩耗したもの?

番号と種名は、図鑑 (1) に従っています。

中段に5個あるマダライモは、南の海でよく拾えるイモ貝ですね。
 
3604、13、14 は房総で拾ったことがありました。

上段左 3808 アカシマミナシ と 中段右の 3617 ゴマフイモ は初めてでした。
はるばる潮岬まで行ったカイがありました!
ただし図鑑 (1) には両方とも、  『奄美諸島以南』 と記されています。
紀伊半島で見つかったということは、温暖化しているせいでしょうか...


アカシマミナシは沖縄で、きれいなのが発見されています!




(追記 2016. 9. 4) 潮岬の貝に、千里浜の小さいイモガイを加えて比較してみました。

イメージ 3

千里浜の 3801c はキャラメル色で艶があります。

Rhizoconus: 14千件

Leptoconus: 7千件


(2016. 5  追記)
そういえば、このまえ井戸尻の考古館でイモ貝をみかけました。

イメージ 2
山梨県 井戸尻考古館のイモガイ


左の土器、私にはイモガイに見えませんが...


西都原考古博物館にもイモガイが展示されていました。

上の記事で、貝はフィジーでも 『カイ』 と呼ばれると記したのですが、フィジーで 『カイ』 と呼ばれるのは、ひむかのハマグリ先生によると、ムラサキマルシジミという二枚貝だそうです。
"kai" をフィジー語辞典で調べますと、『どこどこの住人』 または 『人々』 という意味でした。


大西洋のイモガイについて
“Seashells ofNorth Carolina” (2010) p.89
OLIVE-SHAPED –cones (Conidae)
の節に ワカヤマイモ キシュウイモ に似た種を含む深い海に棲むイモガイが4種紹介されている。 そのうちの1種の記事を見ると
Floridensis cone 1 1/2 inches (約4 cm)
Conus floridensis:
棲みか: 沖の大西洋ホタテガイ床 (Atlantic calico scallop bed) に棲む。まれに打ち上げられる。
Notes: 別の種の Sozon cone と似ている。
生きたイモガイを触るときは常に注意しなくてはならない。太平洋のイモガイは毒銛で刺すことが知られている。大西洋のイモガイが危険な毒銛を持つとは思われていない。肉食性で夜間、主に低潮時に捕食する。メスは硬い岩の表面か下面に平たいカプセル状の卵を列状に産みつける。幼生は自由に泳ぐ。



Conus floridensis:

Sozon cone:


世界文化生物大図鑑 『貝類』 (2004) p.186 (2)
イモガイ科 Conidae
世界の暖海域の潮間帯から水深200mに約30属500種、日本には120種が知られ、昼間は岩礁間や砂泥中にひそんで夜間捕食行動をいとなむものが多い。食性は、魚食性、貝食性、虫食性のいずれかに厳密に分けられる。最近はConus1属にする傾向がある (吉葉繁雄)
今回拾ったマダライモ、サヤガタイモ、ゴマフイモいずれも『虫食性』とのことなので、ゴカイ類などを食べているのかもしれない。
 

(2019.3 追記)
中国の貝の図鑑にマダライモが掲載されていました((3), p.64)。
181 希伯来芋螺 Conus ebraeus Linnaeus, 1758

産地: 海南三亜市鹿回頭

形態描述: 殻長 29.83mm, 殻広 20.34mm。貝殻較小,呈倒円錐形,殻質結実。貝面黄白色或浅粉色,被有一層黄褐色殻皮,有紫黒色大斑塊組成的条帯。螺紋細密。殻口狭長,内面同様有紫黒色斑塊。

分布: 南海潮間帯至浅海岩礁間; 印度−西太平洋。
産地と殻のサイズは本誌に掲載された写真の標本について記されている。
希伯来芋螺=ヘブライイモガイ(<Conus ebraeus = hebrew cone)
 壳: ke2 (殻), 斑块: ban1-kuai4 (斑塊), 


Shionomisaki, Wakayama, Conidae

出典:
(1) 保育社標準図鑑全集3 「貝」 (1967)
(2) 「貝類」 世界文化社 (2004)
(3) 「中国北部湾潮間帯現生貝類図鑑」 科学出版社, (2016)

外部リンク


 

潮岬で貝拾い

この記事は下記へ移動いたしました。
 
 
ご不便おかけして申し訳ありません。

5月 2日(月)
潮岬まで貝殻拾いに来ました。
目的地は貝拾いのブログでよく紹介されている ”オゴクダ” と思われる場所です。
(実はオゴクダの隣の海岸でした)

串本駅12時35分発の潮岬行き、コミュニティバスに乗ります。
料金は200円で前払い。
観光シーズンなのに観光客は私も含めて2人、その他地元の人1人。


イメージ 1

潮岬へ向かってバスが坂を登ると、本土の方向が見えてきました。
串本のこの辺の海中には、テーブルサンゴが茂っているそうです。


海岸段丘上の集落、上野(あげの?→うわの) のバス停で降りてみます。


イメージ 2
上野バス停




イメージ 3
潮岬郵便局


潮岬局前というバス停があります。


地図で見た限りでは、この辺が海岸への下り道の入り口です。


イメージ 4


倉庫(ガレージ?)と植込みの間の細い路地を入っていきます。 私道のようですが...



イメージ 5


しばらく行くと海風が吹く下り坂となり、県道(潮岬へドライブする道路)を渡ります。
この先、濡れていてズルズル滑る坂道があり、トイレもありませんので、決してオススメの場所ではありません。
これも貝拾いのためです。




イメージ 6


10分ほど歩くと、海岸に出られました。  さあ、拾うぞ!




イメージ 7



左手の岬の上に、潮岬灯台の頭がちょこっと見えました。

風は弱く波は静かです。曇りの予報でしたが晴れでした。
海岸は岩石がゴロゴロして歩きにくいです。
落ちている貝殻も摩耗して白くなったり、破損したものがほとんどです。
貝だまりも見当たらず、がっかりです...


後ろを振り返ると、潮岬半島の崖。 ふだん風が強そうです。
崖の上は海岸段丘になっていて、平らで集落や畑があります。


イメージ 8



海岸独特の植物が生えています。


イメージ 9
何だか知らない植物



イメージ 10
ハマヒルガオ


2時間ほどオゴクダ(のとなりの浜でした)をさまよったあと、引き返すことにします。


イメージ 12

県道を渡って、バス停がある半島上の集落の道へ戻る。



貝殻の収穫は、拾っているときはかなりガッカリしていたのですが、持ち帰って洗面器に入れると、結構賑やかでした。
  

イメージ 11


(初めて拾った貝)
12時と7時の位置  アサガオ貝(白っぽい青紫のうずまき)
1時     テツボラ(黒白模様)とゴマフイモ○(白地に黒い点々)
2時と6時 クチベニオトメフデ○
3時前   丸い白色のは、たぶんサンゴヤドリ貝の一種でイシカブラ○
3時     ハナワレイシ○(橙褐色模様の巻貝)
4時     ヒメルリ貝(小さい青紫)。 これとアサガオ貝は殻が薄く、浮遊して暮らす貝です
6時    ナツモモ(赤地に黒い点々)とヤクシマダカラの幼貝(褐色)
5時    ミツカドボラ○(白く大型で殻口が橙色)
7時    アラヌノメガイ○(小さいアサガオ貝を乗せた丸くて白い2枚貝)
8時と11時 シロイガレイシ○(白地に黒い点)
9時    イシサンゴのかけら2個
中央左  大型で内面白色でフチと外面が桃橙色で厚い殻=キクザルガイ科? 不明です

○印の貝は、図鑑に 『紀伊以南』 と記されていて関東では拾えない貝です。
初めて拾った13種のうち6種は 『紀伊以南』 の貝でした。
これらの貝をひろいたくて、ここまで来たわけです。 

その後整理した結果
                 総数    初めて
 今回潮岬で拾った貝殻  45種   19種
 タカラガイ           9種    1種
 フデガイ            5種    4種
 イモガイ           11種    2種

さすが南紀。 タカラ貝、フデ貝、イモ貝の種類が多くて期待通り、来たカイがあった!


オゴクダの貝 (↓ほんとのオゴクダです)

 
Shionomisaki, Wakayama, seashells, cowries, miters, cones.

外人さんのセイシェルでのシェリングのブログ: 潮岬の貝と似ている。


 

城ケ島へ

 
5月9日(土)、三浦半島の先っぽ 城ケ島へ出かけることにしました
マグロで有名な三崎漁港があるところです。
 
京急に乗って、三崎口まで行きます
横浜で運よく黄色い電車が来て、最後尾の座席に座れました。
 
横須賀の近くはトンネルが多いです
イメージ 1
逸見〜汐入の間のトンネルです
 
 
三崎口に到着。
 
イメージ 2
 
 黄色い電車は、子供にもお父さんにも人気あります
 
 
三崎口から城ケ島へ行くバスは満員でした。
 
 
 
 
 
 

 白秋碑前でバス降りて山を越え、城ケ島を横断します。
(と書くと大げさですが、小さい島なので20分くらいです)

 
 
イメージ 3
 
 
 外海側へ抜けると展望台があって、ウミウの崖や黒砂の赤羽根海岸が見えます。
 
 
 
 
馬の背洞門の砂浜は、貝殻の破片でできていて白色です
 
イメージ 4
 
 
 
 階段を下りていくと浜に出て、岩のトンネルがありました
 
 
イメージ 5
『馬の背洞門』です
 
 
 
 例によって、貝殻探しを始めます...
 
 
 
クラゲが打ち上げられていました 
 
 
イメージ 6
 アカクラゲ ですね。 
 強い毒をもつそうです。見かけたら、触らないように
 
 
 岩陰を覗いてみると...
 
 
イメージ 10
 
 
 赤いイソギンチャクがたくさん潜んでいます。ウメボシイソギンチャクですね
 相当な引き潮でした。
 
 
 打ち上げられた木材に、エボシ貝が多数付着していた。
 不気味にうごめいています。
 
 
 
 エボシガイは貝ではなく、カメノテなどと同様に甲殻類らしいです。
 
 
 
 
 タカラガイ発見!!
  
イメージ 7
 
 ひからびたキイロダカラにヒザラガイの子供が付着しています
 
 
 
 
 グロテスクな海の生き物を見た後、浜辺の花がさわやかで癒されます
 
 
イメージ 8
 
 花の写真を撮っていると、例によって携帯の電池が切れてしましました  
 
 
 
 このあと帰り道で、赤羽海岸へも降りてみました。
 
 ちょっとした穴場で、良い貝殻を拾えそうだったのですが...
 
 GWの後ということもあってか、特段目ぼしい貝殻は見つかりませんでした
 
 
 
 家に帰って、いつものように拾った貝殻を洗います。
 
イメージ 9
 
2時: 赤いトコブシ
5時: キクスズメが一杯付着したトコブシ
7時: ハナビラダカラの若貝
などです。
 
 
 困ったことに、このあと巻貝のうち3個が歩きだします...
 ヤドカリが入ってました! 
 ごめんなさいっ
 
 というわとで、その後毎日塩水を取りかえて
 おととい2匹が死んでました。
 
 一番小さいのも水曜日頃から貝殻を抜け出しもうフラフラです...
 
 
 
 
 海辺の生き物 (千葉市) 
 
 
 
 

ムラサキイガイ

 
浜松の西の新居町でひろった貝殻、ムール貝です。
前回につづいて外来種です。
 
 
イメージ 1
 
 
ムラサキイガイ
 
 
岩礁に足糸でくっついてくらす貝で、砂浜に棲んでいるとは思えないので
遠くの防波堤か橋桁から流れてきたものかもしれません。
 
ノースカロライナの貝図鑑で調べてみると

マッスル(貽貝)形−貽貝類(Mytilidae)

・blue mussel (青貽貝)

外観:(2インチ半(約8cm)) 長い三角形の殻で高さが前後長の2倍ある。放射肋は無いが、細かい成長線が多数ある。嘴が殻の一端にあって、そのすぐ下に小さい歯がある(注: 今回ひろった個体では分からない)。表皮には光沢がある。

色: 外面は青みがかった黒色。内面は白色で周辺部はラベンダーがかっている。若い個体は緑がかったり光沢があることがある。

棲みか: 沖合や河口に棲み、岩や貝殻、防波堤や杭に付着してくらす。ハッテラス岬の北の海岸にふつう。ハッテラス岬の南側では成貝はほとんど見られない(注: ノースカロライナが位置する米国東海岸では暖流のメキシコ湾流が北上する)。

分布: 北極海からサウスカロライナ

特記: ヨーロッパで一般的に食用とされる。他のノースカロライナの食用二枚貝に比べて小さいが、進歩した養殖にとっては潜在的に大きい可能性をもつ。頑丈で弾力性がある足糸で堅い面に付着することで波に抵抗する。流線型の殻で水がほとんど抵抗なく流れる。 

 concentriclines 同心線, periostracum 殻皮層 jetties 防波堤
elasticbyssus 弾力性の足糸: http://app.emaze.com/@AOWCCFIL/blue-mussels#1
  
 
 
 
 
 

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