かさぶたろぐ

旅行反芻的部落格。貝類很好。

熊野古道

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8月15日(水)
三輪崎駅から1時間ほどかけて高野坂を越えました。

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ここには中辺路めぐりのスタンプと、きれいなトイレがあります。

小川が流れる紀勢線の短い鉄橋をくぐると、海岸へ出られます。

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新宮市 王子ヶ浜 この先熊野川河口まで3kmほどつづきます。


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王子が浜の南端。 三輪崎から歩き始めて初めて人影を見ました


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火を焚いて、お盆の御霊送りをされています






古道の看板へもどり、道なりに進み国道を渡ると広角(ひろつの)。


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広角一里塚跡の向かい 立派な石垣があるお家です。


この先は特に熊野古道でもなく、道に迷いました。
私は仕方なく南谷の墓地を通って、イオンの前に出ました。
目印になる 神倉神社 か紀勢線の線路をさがしながら新宮市街を横切ること1時間でホテルに到着。
すごく蒸暑い日で、街の中をただ歩くのは苦痛でした。
広角からバスに乗れば良かったのですが、私はスマホを持っておらず、このときバス停を調べることができませんでした。

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帰宅後に確認した広角のバス停(04) 新宮駅行きがあります。 NAVITIME

昨夜から泊まっているサンシャインホテルの向かいにはコインランドリーがあるので
湿った衣類を洗濯し、ジメジメと濡れた靴も乾燥しました。

もっとカラッと涼しい季節に出かけたいところでした。


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高野坂のスタンプ

『熊野古道中辺路押印帳』 は、紀伊田辺駅の観光案内書で100円で売られています。
これまでは持っていた地図やパンフに押印していたので、スタンプ帳に押すのは今回が初めてでまだ1件のみ。

(補足)
小豆島の西の豊島にも王子ヶ浜がある。
ここ和歌山県新宮市の王子ヶ浜は波が高いので遊泳禁止です。


8月15日(水) 午後
那智を見終わり、11時半に那智駅前に戻りました。
午後は海岸沿いの熊野古道、三輪崎〜新宮にある高野坂を歩くことにします。

11:38 那智駅前 -熊野交通[15]新勝線→ 12:02 三輪崎駅前

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那智駅前③番のバス停から新宮行きのバスに乗ります

バスは佐野の蜂伏(はちぶせ)というところにある立派な病院に停まるために山側へずいぶん迂回したあと、またもとの国道へ戻ります。
正午に三輪崎へ到着、下車しました。

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三輪崎駅前バス停にある高野坂の案内板



国道を渡り三輪崎駅方向へ向かうと、左(北側)へそれて畑へ降りることを指示する看板が出ます。
本当にこんなところを降りるんだろうか? 世界遺産でしょ?
と疑いながら、まずはドリンク自動販売機とトイレを求めて、三輪崎駅まで行きました。

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紀勢線 三輪崎駅


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三輪崎駅前の海岸

この日は水着持って出てないし、あまりに暑いので、浜へ降りて貝殻ひろいはしません。

問題の畑への分かれ道に戻りました。
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三輪崎駅から来たので、右へ降ります(バス停からだと左へ)


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看板の注意書きに従って、小川沿いに進みます


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線路脇に高野坂の看板


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左折して小川の石橋を渡ったところに、巡礼者用の (つえ)が用意されています。


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小川にはサワガニが

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古道らしい石畳になります。

この石が丸っこくて雨で湿っていて ツルツル滑ります。
杖を借りればよかった。

展望所への分かれ道があったので入って行きます。

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孟宗竹の林

道中人と出会うことは無く、両側に木が茂り狭くなったところには 蜘蛛の糸 がかかっている。

しばらく歩くと海が見える展望台に到着。


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岩礁にぶつかって砕ける波の音がつづく...


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捕鯨をやっていたころ、どかに鯨が出ないか見張っていたそうです。

熊野灘のこの先には大陸はなく、地球を半周して南米の南端近くにぶつかるようです。
地球はほとんど水ばかり。

この日は雨上がりだったのですごく蒸し暑く、立ち止まっていると 蚊の攻撃
すぐに本道へ戻ることにします。


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本道に合流


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コース中ほどの休憩所には黒猫の先客
人とは出会いません。

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歩きやすい平坦な道がしばらく続いたあと

少し下り始めます

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(来た道を振り返って) 猪垣か?


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五輪塔への分かれ道

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竹林を少し下って、振り返ります

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また後ろを振り返って

高度が下がり樹が高くなって、再び潮騒が聞こえてくると
パッと視界が開けました


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高野坂から王子ヶ浜の眺め

眺めが良くなるように、崖上の樹木が刈られたあとのようです。
ここまで歩いてきた甲斐がありました!


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路傍の石仏も、にっこり笑っています。


ここを下ると、新宮側の高野坂上り口に到着。


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高野坂 登り口

高野坂自体はほんの1.5kmのコースですが、三輪崎駅を出てからおよそ1時間たっていました。


(補足)
熊野古道は田辺市から山を越えて、①本宮大社 ②新宮速玉大社 ③那智大社 と巡るので那智大社が終着点で死者の国への入口。
そんなわけで、このコースを通って那智大社までが熊野古道の最終区間なので、海辺を歩くが 『中辺路』 と呼ばれる。
那智から山を越えて戻る道が雲取越え(午前中に登り口を確認)、串本(前日海水浴・貝ひろいをした)をまわって海岸沿いに和歌山まで戻る道が 『大辺路』 と呼ばれている。


ふだらく山

8月15日(水)
バスで那智山を下ります。

那智山 11:05 → 那智駅 11:22

下界は晴れていて、時間はたっぷりある。
那智駅のひとつ手前の川関でバスを降りた。

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那智駅の案内板

古道の道標、『右大へちみち、左志んぐうみち』 の道標を見たかったが、見つけられず通過してしまった。


海のそばの那智駅の近くに補陀落山寺(ふだらくさんじ)という寺がある。古いお寺で、世界遺産の一部。


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補陀落山寺(ふだらくさんじ)
 


大昔に大陸から常世の国を目指して日本へ船で渡ってきた人がいた。彼らは仏教徒で、山で修業をすることにより悟りを開いて涅槃の境地に入ることを目指していた。その修業をする山が 『ふだら山』 だったので、滝があることが必要。那智山には立派な滝があるから、これこそは 『ふだら山』 。

ほかに関東にも『ふだらく山』がある。日光です。ここも立派な華厳の滝がある。山は男体山がある。これこそ目指していた山だということで、『二荒山』(ふたら山)と呼ばれた。それが後に『じこう山』とよまれ、さらに漢字を変えて『日光山』となった(1)。


修業をして悟りを開くという本来の仏教(小乗仏教)から時代が下ると、キリスト教やイスラム教の影響を受け、唯一の偉大な神(仏教では阿弥陀仏)を信じてその名をとなえれば、修業をしなくても誰でも極楽へ往生できるという信仰(大乗仏教)に変容した。逆に信仰しなければ地獄へ堕ちるという脅しもキリスト教やイスラム教と同じ。実のところ地獄は、天災に見舞われたり爆弾を投下される現世にはあっても、あの世には無い。


同時に、極楽というのが自分の心の持ちようではなくて、現在のこの場所以外のどこかに極楽浄土があるという迷信になり、ふだらく渡海もすでに大陸からの民が日本へ渡り達成していたはずなのに、補陀落山寺や那智の浜の宮から舟に乗って入水往生する人や、遺体を舟ごと海へ送るということが、現世での罪滅ぼしと極楽往生を願って行われた(2)。



(1) 日光二荒山神社


(2) 『熊野詣』 五来重, 講談社学術文庫

(蛇足)
『ふだら』という言葉にはエキゾチックな香りがある。
ギリシャ、ペルシャ、スリランカ、アスカ、カルカッタ、ジャカルタ、カラ、クダラ、フダラ。
中国由来というよりは、西域か東南アジアかどこかの、『常世(とこよ)の国』のことばでしょう。


9月16日追記
琉文21 年表 に下の記載がある。
「1260年 補陀落僧禅鑑、葦軽船で琉球に漂着、英祖王保護のもと極楽寺 (のち龍福寺) を創建」
鑑真により伝えられた仏教を、命がけで琉球王国へ逆輸入したような話。
昔の人はスケールが大きい。




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8月15日(水)
那智の滝から青岸渡寺の三重塔が見える道に出て、石段を登れば青岸渡寺です。


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那智山 青岸渡寺 仁王門

青岸渡寺に隣接して那智大社があったが、
熊野古道の大雲取越(おおぐもとりごえ)登り口が見つからない。
雨が止めば、那智高原休憩所までは登ってみたいのだが...
社寺の周辺をぐるぐると一周する。
 
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犬の置物がなぐさめてくれる

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ユリの花がはげましてくれる
 
もう一度青岸渡寺に上ってみると、ありました!
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青岸渡寺の本堂右裏側が大雲取山越えの登り口でした!



早速、大雲取越えの道に入ってみます。
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石段が続きます。

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登りはまだしも、下るときは滑ってこわいだろうな...

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1丁石を超えたところで、果てしなくつづく石段を見上げ、那智高原休憩所はあきらめて下ることにしました。
 

下ったところは 『もうで餅』 茶屋の前で、ちょうど10時の開店時。
もう疲れてお腹が空いていたので、目張り寿司つきのうどんをいただきました。

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めはり寿司、あたたかくて素晴らしく美味しかったです。

このお茶屋のおかげでゆっくり休むことができて、本当に助かりました。

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食べ終わったときには雨が上がっていました。

実は、この茶屋の前の石段が、大雲取越の登り口でした。

 イメージ 9
上に行くとトイレ の表示しか無い。

雨は上がったけれど、那智高原まで登る元気は無く、
那智山のバス停からバスに乗って帰ることにします。
 
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バス停で待っていると、ふたたび雨が強く降り出しました。

参考書
(1) 「熊野詣」 五来重, p.34 紀路と伊勢路と, p.186 那智のお山
(2) 「紀州路田辺 熊野古道めぐり地図帳」, 和歌山県田辺市(紀伊田辺駅観光案内書で無料配布), p.14 大雲取越

那智の滝は何十年前か、学生時代に訪れたとき以来二回目。当時あまり知られてなかった熊野古道が新聞で紹介され、それ以来熊野古道にあこがれ、大雲取越 を歩かなければ熊野古道を歩いたことにならないと漠然と思い込んでいました。
健脚で7時間、15kmの道のりです。

雨中、大雲取越を反対側の小口から走破された方があります。
歩き人;忠敬さん


8月15日(水)
那智山バス停の駐車場に到着し、駐車場の係員の方に
「先に那智の滝を見てから那智大社へ行くと、道が急な石段でなくていいですよ」
と教えてもらい、その通りバス道を下って那智の滝を見に行きます。


もとの予定ではバスを終点で降りて滝も見ずに山へ登るつもりでしたが、雨天のため山には登らないことにしたので時間はたっぷりあります。
 
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滝がうっすらと見え、轟音が聞こえはじめます。
 
バス道がカーブするところで外れて滝下への石段を下ります。

8:35 那智の滝に到着(那智山バス停から10分、大門坂バス停から50分)。


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那智の滝
 
雨天なので水量が多く豪快です。

 
滝を見た後、那智大社を目指します。

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車道から外れて右上へ登る石段があるので、そちらの方へ...


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雨の石段 足もとに気をつけて少しずつ上ります。


9:00 朱色の三重塔に到着(滝から登り20分)。

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青岸渡寺 三重塔。 右で布袋さんが笑っています。


イメージ 5
雨あしが強くなってきた...
 

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