かさぶたろぐ

旅行反芻的部落格。貝類很好。

熊野古道

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8月15日(水)
新宮のホテルで目覚めると、雨です。
この日、那智大社の裏山を舟見峠まで登る予定は変更ですが、
とりあえず那智大社までは行ってみることにします。
雨天の熊野古道も風情があることでしょう。

 新宮駅6:49 紀伊田辺行き⇒ 那智駅 7:14 

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新宮駅 いつもの青い2両編成


電車の中には例の津波のときの避難方法がドアの内側にパンダでの絵で図示されていて、新宮で乗車した外人さん夫婦が、パンダの絵の前で写真を撮っていました。


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新宮の王子ヶ浜が終わり磯に入ったところ
(午後にこの磯の上を歩きます)

新宮〜那智は海岸沿いを電車は走り、近いです。

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朝の那智海水浴場
曇っていても、きれいな海でしょ?


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那智駅
 
外人さん夫婦も私と同じく那智駅で下車し、那智山行きのバスを持ちます。
 
那智駅は無人駅ですが、那智熊野大社の玄関口だけあって立派な駅です。
近くに売店や、トイレ、コインロッカーもあります。

 那智駅 7:33 那智山行きバス⇒ 大門坂 7:44 


那智山行きのバスに乗り大門坂で下車しました。
運転手さんが親切に「登り口はこの先左ですよ」と教えてくれ、案内図まで渡してくれました。
 
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バス道から左に入ると大門坂
 

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雨の日でも植物は喜んでいる


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橋がかかっていて、俗界と霊界の境界だそうです(那智駅の案内板)

 
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振り返って、右の建物が大門茶屋かな?

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霊界に入ります 

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夫婦杉

 
雨が降れば傘をさせばいいと気楽に考えていたのですが、石段をあるきはじめると、滑って歩きにくく危険です。持っていた薄くて透明のビニールのカッパをかぶり、傘を持たずに両手空けることにしました。

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熊野古道中辺路の九十九王子で最後の多富気(たふけ)王子


 
歩きながら片手でカメラを持って写真を撮るのですが、この先の写真はひどくブレてしまいました。

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足もと、すべります
 
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あと少し...

大門坂を30分ほどかけて登るとバス那智山終点の駐車場に出て、あっけなく俗界にひき戻されました。観光地では山を登った上を車が走っているのはよくることだけど何か残念...

イメージ 14
この石段を上ると、那智熊野大社ですが

この石段は上らないことにしました。


那智 大門坂:1,679件(YAHOO!ブログ)

Kumano Kodo, Nach Kumano Taisha, Daimonzaka


7月15日(日) 夏休み、和歌山の旅のつづき。

前日に岩代の海につかったあと、紀伊田辺駅前の田辺ステーションホテルに宿泊。
せっかく田辺市に泊まったので、翌朝は熊野古道の中辺路(なかへち)を歩くことにします。
中辺路は2回目です。前回は安珍・清姫、小栗判官と照手姫を通して当時の熊野詣でについて知ることになった旅でした。

 
昨年同じ道をバスで移動したときに、大勢の外人さんが下車した滝尻が、中辺路トレッキングルートの出発点なので、滝尻を目指します。
 
6:25 紀伊田辺駅発に乗車。
     あいかわらず外人さんが多い。外人さんは大声でよく話します。
     英語のほか、わからないのはスペイン語か?
     なぜこんな暑い日本まで西洋人が旅行に来るのでしょうか? 本当にもの好きです。
 
この路線のバス停の名前は面白い。
つぶり坂、朝来(あっそ)、稲葉根王子、宇立(うだつ)、北郡(ほくそぎ)、清姫、真砂(まなご)。
稲葉根王子のあたりからずっと富田川べりを走り、真砂のつぎが滝尻です。

7:10 滝尻で下車(約千円)。
を渡ったところに 熊野古道館 があるが、開館は9時から。

滝尻王子で旅の安全を祈り、スタンプを押します。 
○○王子とは巡礼の路ぞいにある、小さな神社か祠のようなところです。
全部で九十九王子だったか...
まぬけですが、中辺路のルート、飯盛山の登り口が分からずうろうろします。
あとから来た3人組が歩いて行く方向について行き、川沿いに少し入ったところから登り始めます。
結構急な上り坂がつづきます。
私は脚が弱い上、Tシャツに短パンツの軽装です。
登山の自信は無く、ちゃんと装備をした他の方に、どんどん追い越されます。

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7:40 不寝王子(ねずおうじ)に到着


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 8:10 尾根に着き、坂が緩くなり周囲が明るくなります。



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     8:20 飯盛山頂上(341m)に到着。北西側の眺めがよいです。

     このあたりは明るい林のなだらかな道がつづき、とても気持ちよく歩けます。


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8:45 飯盛山頂から歩いてきた道
 
このあと二つ目の山への上り坂となります。
途中に針地蔵。先着の外人さんが休憩中。
南アフリカ、ギリシャ、オーストラリアから来た3人組でした。
山頂にNHKの電波塔があります。

イメージ 5
9:10 夫婦地蔵



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9:20 視界が開け、尾根沿いにある中辺路町高原の集落に到着です。

     民家や木工所の軒先、生活道路のような感じになります。
     段々畑や棚田が広がります。

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ここで、後から来た多数の外人さんのグループに追い越されました。次のバスが滝尻に到着するのが7:30なので、滝尻からここ高原集落までの標準的な所要時間は1時間50分なのでしょう(ガイドブック(1)記載と合致)。ゆっくり歩いた私は2時間10分。

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ここはかなりおすすめのすばらしい場所です。
奈良県の熊野古道小辺路の十津川村には、果無(はてなし)集落という天空の村があるそうですが、ここも似たような感じではないでしょうか?

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こんな不便な高いところに田畑をつくって家をたてて暮らし始めたのは、どんな人たちだったのでしょうか? 大津波や洪水の経験から、この場所を選んだのではないでしょうか。
 
9:30 高原熊野神社に到着。

イメージ 10

     樹齢千年?といった感じのカシの老木があります。
     ♪ちゃかちゃんちゃかちゃん、ちゃかちゃかちゃかちゃん...(となりのトトロ)

     この樹の写真を撮ったところで、携帯の電池が尽きました。
 
他の巡礼者はおおむね二人組で外国の方が多いです。
皆さん私を追い越して、大股でどんどん先へ進まれます。
私は飯盛山と高原の集落で十分に満足しました。
おまけにこの暑さなので、下山して田辺へ戻ります。
 
高原霧の里休憩所(眺めが良くトイレもあっておすすめ!)から、栗栖川のバス停にむかって、山の斜面を斜めに舗装された林道を通って降ります。
きれいな眺めの富田川にかかる橋を渡ります。

10:00 栗栖川バス停に到着。

バスの時刻を見ると、さいわい11時に田辺駅へ戻るバスがあります。
11時まで、飲み物と残ったパンやバナナを食べ、さっき渡った橋をもう一回ひきかえしたり、河原へ降りて富田川の水にさわったりしてすごします。夏休みの最高のひとときです。
 
紀伊田辺駅の手前の「つぶり坂」にローソンがあるので、そこでバスを降り昼食をゲット。
つぎの湊町で降りると、南方熊楠の記念館へ行けました(昨年)。

 
正午に紀伊田辺駅へ戻ると、運よく観光案内所が開店していて(9時開館・18時閉館)
(1) 「紀州路田辺熊野古道めぐり地図帳」や
(2) 「熊野古道中辺路押印帳」 を入手しました。
すでに2回訪れているし、順序が逆になりましたが、もう一度訪れなさいということでしょう。
もうちょっと涼しい時期だといいですね。




5月2日 紀勢本線を大泊駅で降り、松本峠に向かいました。


イメージ 1
国道42号線 松本峠の登り口 10時


イメージ 2



イメージ 3
道端の石

熊野古道では、ときどき道の近くに切り出されたような石がゴロゴロ転がっている場所を見かけます。




イメージ 4
峠までの中間地点


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松本峠の手前  明るくなり竹林が広がります。



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松本峠の看板


峠は分岐点で、熊野市側へ降りずに、鬼の見晴らし台へ向かいました。




イメージ 7
東屋の展望台 から、七里御浜と熊野市 浜に多数の鯉のぼりが並んでます 10:30



一番奥に見える尾根は、光ヶ峯〜大雲取山
その前の尾根は、大烏帽子山〜子ノ泊山で、その間を熊野川は流れているはずです。

熊野川の上流のひとつは、朝訪れた新鹿の山の裏側から出ていて、そこから山を削りながら蛇行して瀞峡を通って、写真遠くの山の尾根が左へ伸びているところ(新宮市)で海に合流します。

七里御浜には、多分熊野川が大昔から削り取ってきたのだろう岩のかけらが、人類が住む前から延々と波で磨かれて、ほぼ同じ大きさの石ころになって、海岸に無数に転がっています。




このあと、鬼が城の展望台から、鬼が城入り口の駐車場へと降りて行きました。


イメージ 8
大泊の湾 向かいは大吹峠で、越えたところは今朝下車した波田須です。


イメージ 9

海が見える桜の木の林間を下りて、鬼が城東口の駐車場へ11時15分頃に着きました。

松本峠に登るのに30分、降りるのは意外に遠くて45分かかりました。

このあと、鬼が城を通って熊野市へ戻ります。




5月2日 三重県熊野市 新鹿

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新鹿湾にそそぐ里川の河口

新鹿のきれいな砂浜を歩いたあと、新鹿駅へむかいます。


イメージ 1
 里川橋。 紀勢本線の鉄橋の向こうに、新しい熊野尾鷲道路の橋

この里川の上流、八丁峠(標高480m)を越えたところには三重県の飛鳥町があって、熊野川の上流の大又川と、紀伊半島を一周する国道42号線が通っています。

里川橋には、石の道標があります。

イメージ 2

丸い石の上に、墓石が載ったような、おもしろい形の道標です。
立て札を読んでみますと 

巡礼道標

所有 管理 新鹿町
所在     新鹿町里川橋
指定     昭和五二年七月二七日
「形」     高さ六一センチ、巾二四センチの角柱型
「岩質」   石英粗面岩
「切付文字」・街道に面して「右なち道、左いせ道」とあり(二行)
       ・東側には「すぐなち山。」
       ・西側には「すぐいせ道。」
       ・背面には「天保二年卯都市(一八三一 ...不明瞭で不明) 
               石工大?大蔵」とあり。(三行)

 道標の石柱四面の切掘文字?は、青蓮院流(御家流)で、字体はヤケン彫りで底のまるい丸彫とヤケン彫の折衷技法。
 この道標は、伊勢街道からは熊野街道をしめし、熊野街道からは伊勢街道を指し示したもので、隣接市町村には、この種の多角的指標は見られません。
 尚、山間から海岸をつなぐ、飛鳥町方面からの八丁坂峠道は、ここに下り着いたわけでこの道標をもって十字路の位置をなしています。
                             熊野市教育委員会

とあります。伊勢と熊野をむすぶ街道から、八丁坂峠を越えて飛鳥町へむかう道が分かれている場所で、十字路の南は前回紹介した浜ですので、どちらかというとT字路です。

むかしの人の「すぐ」の感覚が面白いです。
那智山も伊勢も、歩いて行くにはおそろしく遠いところです。

里川橋の場所 (国土地理院地図)

西側の八丁坂峠から下りて来た人にとっては、ここで左折して北へむかうと伊勢街道、右折して南へむかうと熊野街道ですから、ここが伊勢街道と熊野街道の起点とみたのかもしれません。

イメージ 4
国道311号線の新鹿
写真右は逢神坂峠※を経て伊勢へ、左折すると八丁坂峠を経て三重県の飛鳥町へ
左手前は波田須から歩いてきた道です。

※逢神坂とは、熊野の神と伊勢の神が出会う峠という意味だそうです。狼も連想されますが、このあたりの峠道はときにはクマが出ますので、鈴をつけて複数名で歩いた方が良いそうです。



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徳司神社前の看板

新鹿駅は、高台へ少し上ったところにあって、駅前の広場が地域の一時避難場所となっています。

駅を目指しましたが、駅前通りというのが分からず、住宅地へ入ってしまいました。

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石垣がある道を少し上っていくと、新鹿駅に出ました。

イメージ 8
新鹿駅

9時過ぎでした。
これから熊野市方面へもどるので、9:40発の新宮行きを待ちます。


雨の新鹿 (きんにくんさん)




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熊野古道 波田須(はだす)から石畳の道を通って、新鹿(あたしか)へむかいます。

イメージ 1



イメージ 2

昨年この道に入りかけたのですが、雨上がりで道がぬれていてうす暗く、「クマに注意」の看板もあったので、通り抜けずにあきらめて戻りました。
今年は良い天気に恵まれ、気持ちよく歩けます。

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徐福茶屋から石畳の道に入って5分くらいで明るく開けてきて、東波田須の集落に出ました。


イメージ 5
東波田須側入口の看板


東波田須の集落の中を、道も分からず通り抜けて、国道に出ました。

イメージ 6
国道311号線 波田須トンネル

この日の行程は思いつきの予定外だったので、地図も(スマホも)持っておらず、新鹿まで国道を通ったため、単調な道をえんえんと歩いてしまいました。

下図の熊野古道ウォーキングルートを歩くのが正解でした。

イメージ 7

古道の石垣は①の世界遺産指定部分の通り短い区間でした。

国土地理院地図: トンネルの左から入って山を越える道があったようです。

くまどこ の地図 が分かりやすくて良いです。


新鹿の手前の岬にそって遠回りした結果、トンネルから30分ほど歩いて、ようやく新鹿の白砂の浜が見えてきました!

イメージ 8
新鹿の湾 (パノラマ合成失敗) (YouTube 24秒)




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