肝臓がん、異常遺伝子が原因か…スパコンで解析 肝臓がん患者25人から採取したがん細胞の全遺伝情報を調べたところ、約6割でDNAの読み取りに関わる遺伝子に何らかの異常のあることが、理化学研究所と国立がん研究センターのチームの分析で明らかになった。
27日付の科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表した。
異常遺伝子はがん化の原因の可能性が高い。この異常遺伝子に狙いを定めてがん細胞にダメージを与える分子標的薬という抗がん剤の開発につながると期待される。
研究チームは、患者から採ったがん細胞27サンプルと正常な細胞の全遺伝情報を、東京大医科学研究所のスーパーコンピューターを使って約2年間解析。
その結果、16サンプルで、遺伝子の立体構造を制御し、DNAの転写に関わっている10の遺伝子に異常があった。これらの遺伝子はもともと細胞のがん化を抑える働きをしているが、ウイルス感染や飲酒などによって遺伝子が異常となり、がん化の原因になった可能性が高いという。
(2012年5月28日12時12分 読売新聞)
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