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びわ湖ローカルエネルギー研究会
地域エネルギーとネットワーク

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専門家のお一人としての見識として。
 
引用
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「電気自動車は一般家庭に普及しない」、テスラモーターズの創設者が語る

 「米国の平均的な家庭が、現在の自家用車を電気自動車(EV)に買い替える可能性は低い。ただし、ハイブリッド自動車(HEV)の一部は、コストの削減を実現できれば、幅広い普及を見込める」 ―― エンジニアでありいくつもの企業を立ち上げた起業家でもあるIan Wright氏は、2010年9月19日〜22日に米国カリフォルニア州サンノゼで開催された「Custom Integrated Circuits Conference(CICC)」の基調講演に登壇し、電気自動車ビジネスの展望を語った。
 
 自称「EV懐疑論者」でもある同氏はさらに、「日産の『リーフ(Leaf)』やシボレーの『ボルト(Volt)』などをはじめとした純粋な電気自動車は、バッテリのコストが高過ぎるため、一般消費者向けの市場では主流になれない」と指摘する。しかし皮肉なことに、こう語る同氏は、電気自動車の普及に一役買っているテスラモーターズの共同創設者であり、中型トラックに向けたパワートレインサブシステムの製造を手掛けるライトスピード(Wrightspeed)のチーフエグゼクティブも務めている。
 
 同氏は、「日産のリーフも、アーリーアダプター(早期採用者)は獲得できるだろうが、大衆市場に入り込むには至らないだろう」と主張した。
 電気自動車のバッテリのコストは今のところ、kWh(キロワット時)当たり約1000米ドルである。ただし、今後数年の間にこの半分程度まで下がると予測されている。ゼネラルモーターズのシボレー・ボルトは、うまく設計されているものの、同レベルのガソリン車と比べると、価格が約2倍と高い。
 Wright氏によれば、「たとえバッテリのコストを半減させられたとしても、ガソリンの価格が1ガロン当たり10米ドルを超えるまで高騰しなければ、電気自動車の経済性はガソリン車にかなわない」という。
 ところがここで救いとなるのが、ガソリンを最も多く消費している自動車は、乗用車ではなくトラックであるという点だ。同氏が設計したハイブリッド型パワートレイン搭載した中型トラックであれば、購入者は初期投資がかさんでも3年間で元を取れるという。
 
 同氏は、ハイブリッド自動車はまず、この中型トラック市場を足掛かりとして、タクシーや警察車、小型トラックなどの市場で普及が進むと見る。しかし、一般的な自家用車市場での普及は将来にわたってもあり得ないと同氏は主張した。
 
 同氏によれば、電気自動車の蓄電デバイスとして最適なのは、フライホイールバッテリや燃料電池、ウルトラキャパシタではなく、やはりリチウムイオン電池であるという。
 「今のところ、リチウムイオンに勝る化学材料は見当たらない。あらゆる検討を重ねてきたが、結局、ウルトラキャパシタを使うよりも、単に電池の数を増やした方が良いという結果になる」(同氏)。
 
 同氏はまた、電気自動車の普及に向けて米国のベタープレースなどいくつかの企業が取り組んでいる、充電ステーションや電池交換ステーションといったインフラ整備の取り組みはいずれ失敗に終わるとの見方も示した。「道路にできた穴でさえ修繕できない現状で、充電ステーションの整備に必要な何兆米ドルもの資金をいったいどこから調達できるのか。多額の補助金でもない限り、経済的に成り立たない」(同氏)。
 
 さらにWright氏は、CICCの出席者に向けて、「電気自動車によって、現在の自動車の複雑な機械設計は今後、シリコンとソフトウエアの世界へ、特にパワーエレクトロニクスの世界へと移行していくだろう」と語り掛けた。同氏のハイブリッド自動車は、最大600kWの電池を搭載しているという。
 「皆さんの業務では、『プロセッサを動作させるために何mW(ミリワット)の電力が必要か』と計算することもあるだろう。しかし電気自動車を動かすには、それとはまったく異なる技術が必要だ。特に電力管理サブシステムは、リチウムイオン電池の各セルの充電状態をモニターしてバランス調整しなければならないため、非常に複雑である」(同氏)。

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    確かに(イラッとくる)ひとつの見識に過ぎません…。
    近距離はEVか他の単一代替燃料車、中距離にHEV、遠距離に化石燃料としてHEV利用者の化石燃料の場合における燃料税を大幅に課税して必然的に二極に分離していく施策とれば乗り方だって変わってくるので考えないのかなぁ、まぁ理由は想像できるけど。
    HEVが必要と言うニーズが市場に強いなら化石燃料とのハイブリッドではない方法も確立するだろうし。
    インフラも理想像から語る必要はないと思うんだけど…順次やっていけば何とかなるというものだから、いっぺんに切り替えるコストで話すこと自体が詭弁、効果的なエリアからはじめて拡大していくような戦略だってあるだろうに。
    日本が作り出した最悪の自動車がHEVだと思うんだけど、すっきりEV出してくればいいのに…。いつまでたっても車のことをちゃんと捉えようとする人が使う側に現れない。普段エコだの自然保護だの言う人でさえ…。
    市場優先商売優先の側からはいろんな妄想を植え付けてきますね。

    りーふ

    2010/9/26(日) 午後 1:13

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    どちらにしても、石油が枯渇する前に、ドライブにOILを割ける余裕がなくなるのが遥か先に来ることを考えれば、どう考えてもEVは一つの解になりえるのは間違いないと思います。しかし、例えば秋の行楽シーズン、日光に押しかける車が全てEVというのも想像できないのではとも思います。まあ、そのころは行って帰ることが出来るEVになっているのでしょうが。どうでしょうか?

    happuu_kaidoo

    2010/9/26(日) 午後 11:20

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