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びわ湖ローカルエネルギー研究会
地域エネルギーとネットワーク

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東海新報社
 

残材をエネルギーに活用 気仙で実証事業
イメージ 1
 
 気仙の林地残材を化石燃料の「代替エネルギー」として活用し、停滞している「植林」の力に替えようと、木質バイオマス資源を活用した画期的な美林づくりが始まっている。地球温暖化対策のCO2排出量削減とあわせて〝一石三鳥〟の効果が期待されている。
 木材価格の低迷で林業家の植林意欲は低下し、気仙全体では国有林を除く民有林の主伐面積が年間約180㌶に対して、主伐後に植林する再造林面積は約50㌶、28%にとどまっている。
 植林を促進するには、再造林にかかる費用の低コスト化が課題。これを一気に解決する方法として生まれたのが、林地残材を回収して燃料に替え、植林しやすいよう機械を使って地拵えし、削減したコストを再造林に回すというアイデア。
 3市町で構成する気仙地方林業振興協議会(事務局・県沿岸広域振興局大船渡農林振興センター)は、本年度「木質バイオマス資源を活用した美しい森林づくりモデル実証事業」(振興局地域振興推進費110万円)に取り組み、25日は関係者20人が参加して現地検討会が行われた。
 モデル試験地は、大船渡市猪川町字善蔵敷の民有林1・9㌶(スギ45年生〜66年生、アカマツ45年生)と、住田町世田米字山谷の民有林1・91㌶(スギ51年生〜81年生)の2カ所。
 気仙地方森林組合が作業を実施しており、機械を使って丸太を伐り、製材用や合板用に取った後、残った幹の先端部分や枝をチップ化し燃料材とするために集めている。同時に機械を使って次に植林しやすいよう地拵え作業も行っている。
 集めた残材は、新日本製鐵㈱棒線事業部釜石製鉄所へ運んで石炭火力発電所で利用してもらっている。
 新エネルギーの普及を図るRPS法が施行され、木材に由来する生物資源である木質バイオマスが化石資源の代替エネルギーとして注目されていることに着目して実証事業を開始した。善蔵敷のモデル試験地の見学会に参加した素材生産業の㈲佐藤木材の佐藤太一社長は「採算的にもいいやり方では」と美林づくりが進むことへ期待していた。
 地拵えは、これまで人力で行われることが多く、山谷のモデル試験地では、伐採搬出作業と一緒に機械をそのまま使って同時に地拵えまで行うと、最終的に地拵えコストが50%削減されたという。
 事務局の大船渡農林振興センターの平林慧遠技師は「木質バイオマス資源搬出の採算性は、地拵えとセットで行うことでよりコストを削減することができた。後世のために資源を循環をさせなくてはならない。そのための資源循環システム」と話し、気仙版システムの構築に取り組んでいる。
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http://www.tohkaishimpo.com/img_kyotu/icon2.gif2011年01月27日付 8面

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    残材処分を製鉄所のコークスもやすついでに…と言う風に読めるので実は目先の問題も山積みに感じるけど第一歩としてはよい方向。時間軸を目先のレベルで捉えず、もっと長い30年くらいでプランが欲しいところです。

    りーふ

    2011/1/28(金) 午前 6:51

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    そうですね、どうも時代が時代なので、CO2対策的な近視眼的な政策になっているような気がする部分があるのですが、50年100年を見越した”山”にとって最もいい事業にしていく必要があるのでしょう。

    happuu_kaidoo

    2011/1/29(土) 午前 7:55

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