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びわ湖ローカルエネルギー研究会
地域エネルギーとネットワーク

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2014年の太陽光発電世界市場
貝塚 泉
環境ビジネス 2015年5月25日号掲載
                             
国際エネルギー機関・太陽光発電システム研究協力実施協定(IEA PVPS)が発行した「2014 Snapshot of Global PV Markets」によれば、2014年の太陽光発電システムの導入量は、2013年の37.6GWに比較してわずかに成長し、38.7GW以上となった。まだ報告されていない新設導入量(非加盟国の分)を含めると、2014年の太陽光発電市場規模の最終数値は約40GWになると推定される。同レポートの作成には筆者も協力しており、今回はその内容を紹介する。

IEA PVPSは、公的な政府機関及び信頼できる業界団体等筋から情報を収集しており、最終的な確定値は2015年秋に刊行予定の「太陽光発電応用の動向報告書(Trends Report)」で報告される予定である。本稿で示す導入量は、DCベース(太陽電池モジュールの発電容量)の設置容量である。日本の導入量については、経済産業省が固定価格買取制度における導入量を公開しているが、この導入量はACベース(パワーコンディショナの容量)であり、この数字とは異なっている点に留意されたい。

また、調査機関によっては、2014年の市場として45GW前後の数字を発表しているケースもあるが、その場合は、出荷量をベースとしていることが多いようである。2014年の主なハイライトは以下に示す通りである。また、表1に各国の2014年導入量及び累積導入量を示す。
  • アジアは、2年連続で太陽光発電市場を牽引、導入量シェアは世界の約60%以上を占めた
  • 中国は2013年の設置容量を(12.92GWから10.95GWへ)下方修正しており、2014年導入量は10.6GWとなった
  • 日本市場は活況が続き、2014年には約9.7GWを設置・系統連系した
  • 欧州市場は、2011年の22GWから2014年には約7GWに大きく縮小した
  • 米国市場は大規模発電所及び新たなビジネス・モデルによる導入により6.2GWとなった
  • 南アフリカ(0.8GW)、チリ(0.4GW)、メキシコ(64MW)、トルコ(40MW)など、2014年には新興市場が世界の太陽光発電市場の発展に貢献しはじめた
  • 南アフリカが牽引した中東・アフリカ(MEA)市場が最大の成長を経験し、同市場の規模は約1GWに到達
  • 設置量で欧州最大の国は、2.27GWを設置した英国であり、次がドイツ(1.9GW)であった。フランスは、再び増加した(0.9GW)
  • 累積導入量上位10ヶ国の内訳は、欧州が6ヶ国(独、伊、仏、スペイン、英、ベルギー)、アジア太平洋諸国が3ヶ国(中国、日本、オーストラリア)、北米が1ヶ国(米)となった
  • 年間電力需要に占める太陽光発電の国別シェア上位国は、イタリアでは7.9%、ギリシャでは7.6%、ドイツでは7.0%、日本は約2.5%(推計値)である。国内電力需要に占める太陽光発電のシェアが1%以上の国は19ヶ国ある
  • 太陽光発電は、世界の電力需要量の1%以上を賄う
  • 2014年末時点で、20ヶ国が太陽光発電システム累積導入量で1GW超を達成(スイス、オランダ及びタイが2014年に1GW超を達成)、2014年の年間導入量では5ヶ国が1GW超の導入量を達成した(2013年:9ヶ国)
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