|
転載 ----------------------------------------------------------------------- 蜂蜜からミツバチ大量死と関連指摘の農薬を検出 Image copyright Simon Rowell Image caption 今回調査された蜂蜜の検体のうち、4分の3からネオニコチノイド系農薬の痕跡が検出された
世界中で採集された蜂蜜を使った新たな調査で、蜂蜜のサンプルの75%から、ネオニコチノイド系化学物質の痕跡が見つかった。
調査を行った科学者は、農薬は広く使用されているが、人間向けの食品に許可されている最大使用量の水準を大きく下回ると話している。
今回調査対象となった蜂蜜の3分の1については、見つかった化学物質の量はハチに有害となるに十分だった。
しかし業界筋は、具体的な結論を導き出すには今回の調査は規模が小さすぎる、と一蹴した。
ネオニコチノイド系農薬は、世界で最も広く使用されている殺虫剤の類だ。
Image copyright Simon Rowell Image caption サンプルのうち約3分の1で、ハチに有害な水準の化学物質が検出された
こうした浸透性農薬は、多くの農作物に種子粉衣として加えることができるため、散布の必要性が低くなる。一般的に、昔ながらの製品よりも、環境に有益であるとみられている。
しかし、ハチなどの花粉媒介者に対するネオニコチノイド系農薬の影響は長い間、世界中の科学者の悩みの種になってきた。これまで行われてきた一連の調査では、浸透性農薬の使用と、ハチの健康の悪化や数の減少には関係があることが示唆されてきた。
今年6月、これまでで最も包括的な実地調査が行われ、農薬がミツバチや野生のハチに有害であると結論付けられていた。
今回の調査では、南極大陸を除く世界の全大陸から採取した蜂蜜のサンプル198個について、ネオニコチノイド系農薬がどれだけ含まれているかを調べた。
調査では、世界中のあらゆる場所で採取された蜂蜜の75%から、これら農薬のうち少なくとも1種類が見つかった。濃度が最も高かったのは北米、アジア、欧州だった。
Image copyright Blaise Mulhauser Image caption 南極大陸を除く世界中から集めた蜂蜜のサンプルを調査した 欧州での発見は謎だ。というのも、欧州では2013年以降、こうした農薬は使用が禁止されているのだ。
とは言うものの、調査の執筆者らは、蜂蜜を食べる人が今回の調査結果を心配する必要はないと考えている。「許容値よりかなり少ないので、公衆衛生上の大きな懸念にはならないと思う」と、調査を行ったスイスのヌーシャテル大学のアレクサンドラ・エビ博士はBBCニュースに語った。
「ものすごい量の蜂蜜やその他の汚染食品を食べないと、影響が出ることはありません。しかしこれは警告であり、予防原則を求める声だと思います。ネオニコチノイド系農薬がミツバチの内分泌物を乱すというのは最近分かったばかりです。何とも言えませんよ」
エビ氏によると、より大きな懸念はハチや花粉を運ぶ他の動物への影響だという。検査した蜂蜜の34%で、ハチに有害な水準のネオニコチノイド系農薬が含まれていることが示された。
執筆者たちにとって特に懸念だったのは、検査した蜂蜜の45%で見つかった2種類以上のネオニコチノイド系農薬が混ざっている、混合農薬の影響だ。
エビ氏は、「ミツバチなどのハチや花粉を運ぶ有益な昆虫にとって、間違いなく恐ろしいことだ」と強調した。
「ある1つのサンプルに、最大5つの分子が入っていた。リスク評価においては、1つの試験サンプルのうち1種類のみの化学物質のリスクしか評価していないため、混合されたものは検査していない。混合農薬の影響を重く受け止めるべき」
Image copyright Blaise Mulhauser Image caption 調査の執筆者らは、ネオニコチノイド系農薬を禁止するのが最も有効な解決策だと考えている
調査では、有機蜂蜜とその他の蜂蜜のサンプルの間に違いは認められなかった。この新しい調査のおかげで、全ての蜂蜜に対するこれらの農薬の幅広い影響をめぐり、深刻な問題が提起されるようになったと考える人たちもいる。
サセックス大学のデイブ・ゴールセン生物学教授は、調査には携わらなかったものの、「ネオニコチノイド系農薬は自然環境の中でなかなか分解されにくく、土中や水中、野生の花にしばしば入り込むため、蜂蜜の中にもあると考えている」と話した。
「世界中のあらゆる自然環境に今や、非常に強力なネオニコチノイド系農薬が広がっており、間違いなく、世界の生物多様性の崩壊にかかわっている。私たちの中には何年も前からこの問題を指摘する人もいたが、ほとんどの政府は聞き入れなかった」
だが農薬の業界団体らは、たった200個のサンプルから結論を導くのは難しいと指摘し、調査を批判している。
ネオニコチノイド系農薬製造の業界団体である欧州作物保護協会(ECPA)のグレアム・テイラー広報ディレクターは、「調査のサンプル数が少なく結論付けるには十分ではないことをさておいても、残留農薬が見つかったこと自体は懸念材料にはならない」と主張。
「より具体的な調査結果については、報告された残留量は極めて少なく、人体に有害な基準をはるかに下回っている」
調査の執筆者らは、フランスで提案されたように、問題となっている農薬を恒久的に禁止するのが一番の解決策だと考えている。
エビ氏は趣味で養蜂をしており、自身の蜂蜜も今回の調査で検査された。ネオニコチノイド系農薬の混入の有無にかかわらず、蜂蜜を食べることを制限するのは、今のところは十分な根拠がないと考えている。
「私の蜂蜜にも、3種類のネオニコチノイド系農薬が検出可能な量が含まれていた。でも今でも食べているし、子供たちにも食べさせている」
|
ミツバチ
-
詳細
コメント(0)
|
転載
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
殺虫剤でハナバチの卵が減少、コロニー崩壊の引き金か 研究2017年08月15日 10:37
【8月15日 AFP】農業で広く使用されている殺虫剤が、マルハナバチの女王バチの産卵能力を阻害し、コロニーを壊滅の危機に追い込んでいるとする研究論文が14日、発表された。
今回の研究で行われた室内実験では、自然界で女王バチがさらされ得る量に相当する化学物質「チアメトキサム」を用いた。チアメトキサムは、賛否両論を呼んでいるネオニコチノイド系殺虫剤の一種だ。
研究チームによると、チアメトキサムへの暴露によって、コロニー形成のタイミングが変化し、卵の数も通常の75%以下になったという。
論文の共同執筆者で、英ロンドン大学(University of London)のマーク・ブラウン(Mark Brown)教授は、AFPの取材に「コロニー創設に対する影響をめぐっては、ネオニコチノイド系殺虫剤のみでも、暴露されたマルハナバチの個体群が壊滅に向かうリスクを大幅に高めることを、この結果は示している」と語った。また、コロニー崩壊の確率は28%以上と指摘している。
アーモンドやリンゴ、さらにはモモやプラムまで、さまざまな農作物の受粉に不可欠なハナバチに対するネオニコチノイド系殺虫剤の影響については、その詳細は把握しきれておらず、科学者らの研究が進められている。
今回、米科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(Nature Ecology and Evolution)」に発表された最新の研究結果は、説得力のあるシナリオを提示している。
「これまでの研究では、コロニー創設段階という、マルハナバチのライフサイクルにおける重要な段階が見過ごされていた」と、ブラウン教授は指摘する。
「コロニー創設の成功は、マルハナバチ個体群の規模を左右するカギを握っている。女王バチがネオニコチノイド系殺虫剤に汚染された恐れのある作物や植物を餌としているという状況にあっては、この段階が、殺虫剤の影響を理解するカギとなる可能性があると考えられる」
女王バチは、新たなコロニーの立ち上げで多数の障害に直面する。まずは体内に蓄積した脂肪を約80%消費しながら冬を乗り切ることだ。冬を無事に越したとしても、今度は寄生虫、捕食動物、悪天候、餌不足などにも直面する。
これに殺虫剤への対応が加わると、それは女王バチが対処できる脅威の限度を超えるものとなる恐れがあると研究チームは述べている。
■受粉媒介者の40%が絶滅危機
論文の共同執筆者で、カナダ・ゲルフ大学(University of Guelph)のナイジェル・レイン(Nigel Raine)氏は「これらの殺虫剤はハナバチに破壊的な影響を及ぼす恐れがある。その他の生物種への影響についてもより多くの情報を収集することが急務だ」と話している。
約2万種に上るハナバチは、世界の主要作物107種のうち90%以上で受粉を担っている。
国連(UN)は2016年、受粉を担う無脊椎動物、特にハナバチやチョウなどの受粉媒介者の40%が地球規模の絶滅の危機に陥っていると発表した。
ハチが大量に失踪する現象、いわゆる「蜂群崩壊症候群(CCD)」をめぐっては、ダニやウイルス、菌類、殺虫剤、あるいはそれらの複合要因が原因と指摘されている。(c)AFP/Marlowe HOOD 写
写
|
|
転載
-----------------------------------------------------------------------------
産経新聞 2017.1.23 09:30更新
【科学】 |
|
転載
--------------------------------------------------------------------------
米本土で初、ハチの一種が絶滅危惧種に 生息数87%減2017.01.11 Wed posted at 18:12 JST
<iframe src="//imp.aiasahi.jp/hserver/SITE=CNNCOJP/AREA=TEXT4/AAMSZ=230X40/KEYWORD=zone_fringe%2035094840/OENCJP=UTF8/" noresize scrolling="no" hspace="0" vspace="0" frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" width="230" height="40" allowTransparency="true"> </
(CNN) 米魚類野生生物局(FWS)が絶滅の恐れがあるとして指定する生物のリストに、米本土では初めてハチの仲間が加わったことが11日までにわかった。マルハナバチの一種で、学名は「ボンブス・アフィニス」という。
ボンブス・アフィニスは北米に生息する47種のマルハナバチのうちのひとつ。FWSによると、その生息数は1990年代末に比べ、87%も減少している。
ハチは農作物の受粉に大きな役割を果たす。世界の食物の35%はハチが花粉を媒介しているとされ、マルハナバチはトマトやクランベリー、ブルーベリー、メロンの栽培に欠かせない存在だ。
そのハチが世界的に激減している。生息地の消失や気候変動、農薬の使い過ぎなどが原因と考えられる。
FWSの担当者によれば、ハチなどのポリネーター(花粉媒介者)が消えてしまうと受粉は手作業になり、膨大な労働力とコストがかかることが予想される。
ハワイではすでに、ハワイメンハナバチ7種がFWSの絶滅危惧種に指定されている。
国際自然保護連合(IUCN)の専門家、サリナ・ジェプセン氏は昨年12月、CNNとのインタビューで、北米のマルハナバチ全体のうち約25%が絶滅の危機に直面していると警告していた。ボンブス・アフィニスがFWSの指定を受けたことについて、「絶滅を免れる可能性が出てきた」と歓迎する姿勢を示した。 |
|
転載
----------------------------------------------------------------------
ハチ減少にネオニコチノイド系農薬が影響 雄の生殖能力低下を証明
世界的なハチの減少との関連が指摘されているネオニコチノイド系の農薬をミツバチに与えると、雄バチがつくる活発な精子の量が四割減るなどの悪影響が出るとの実験結果を、スイス・ベルン大などの国際研究チームがまとめた。
与えた農薬の量は実際に野外で検出されるレベルで、雄の生殖能力に影響を及ぼしてハチの減少につながっている可能性を示す結果として注目される。 チームは、クロチアニジンとチアメトキサムという二種類のネオニコチノイド系農薬を微量に混ぜた花粉などの餌を与えたミツバチの群れを半年間飼育。雄バチの生殖能力を、農薬を与えない群れと比較した。
雄バチの体長やつくった精子の総量には大きな差はなかったが、農薬を与えた群れでは動きの鈍い精子が増え、活発な精子の数が農薬を与えない群れに比べて39%少なかった。また成熟するまでの雄バチの死亡率は、農薬を与えた群れで約50%高く、平均寿命も約七日短かった。
チームは「ミツバチの繁殖に重要な雄の生殖能力にネオニコチノイド系農薬が悪影響を与えるのを突き止めたのは初めて。他の昆虫を含めて野外で実際に起きていないかどうか調べる必要がある」としている。 |







