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家の前に着くと
懐かしさや
なんとも言えない気持ちになった
やっと帰ってきたんだと思う
そして、嬉しい
幸せだとこの時思った。
「えっと鍵……」
「おい、宮……鍵空いてる」
「えっ……閉めてきたのに」
そこにいたのは、俺の敵だった。
「なんだ、どこいってきたんだ」
嫌な声が聞こえてくる。
「宮、光。久し振り」
栗色の髪。
ブルーの瞳。
眼鏡をかけた彼は、俺のいとこ。
「ウィル」
ルイス・ウィルソン
外国生まれ・外国育ちの彼。
俺にとっての敵だ。
というのは、両親が死んだ時だ。
『自分が死ねばよかったのに』
俺はこいつが嫌いだ。
いっつも、ニコニコしていて
その割に口は悪くて、サラリと残酷な言い方をする。
「久しぶりに、帰ってきたと思ったら、二人ともおらへんから、びっくりした」
「ウィルは何?仕事は?」
「休み。で、光はどうしたの」
見下される。
車椅子に座っているからだろうか……
そうじゃない気がした。
精神的に見下されている気分なんだ
「病気が悪化したって聞いたよ。でも……見た目最悪だね。痩せたよね」
「えっえぇ」
「早く入れよ、そこの背の高い兄ちゃんも」
「あぁ」
津森は、頷いて俺を抱えた。
「で、宮は学校は?」
「今日は休んだ」
「光は、歩けないわけ?」
「うん、あんまり歩けない。疲れちゃうから」
俺は久しぶりの部屋の空気に
懐かしさを感じた。
「大丈夫か?」
「えぇ」
頷いて、俺は床に立った。
変わらない
何も変わらない
「光、お前いつ死ぬんだ?」
「っ……ウィル!!」
宮は怒鳴った
俺は怯えていた。
「お前、光に何か用があってきたんだろ?」
「君には関係ないよ」
俺は見据えた目をしていたのかな
なんだか、その時のウィルが怯えたように見えた。
「俺はね、死なない。ウィルの思い通りにはさせないから」
まっすぐウィルの顔を見たんだ。
「なっ……」
「俺は……前の俺とは違う」
そう、俺は変わった。
怖いものはない。
皆がついてるから。
「ふん……俺は親父からお前の死を見届けろと言われて休みを取ったんだ。お前が死ぬまで、このうちに泊まら
せていただくからな」
眼鏡をあげて、少し焦り顔で見つめられた。
俺はその眼をじっと見た。
「兄さん」
「さっ、久し振りに俺が料理を作りましょうかね」
微笑んで宮と津森を見た。
俺の中で何かが支えとなっていた。
そう考えた時だった。
一瞬、南の笑顔が俺の頭に浮かびあがった
今、何をしているんだろう
今、どんな顔をしているだろう
そんなことばかりが頭に浮かんだ
「あっ」
足元がフラついて、床に座り込む
「兄さん!?」
「光!?」
目の前が真っ暗になっていく。
意識がもうろうとして行く。
そんなんでも、彼女の顔が浮かび上がる。
好き……
君を連れて帰りたかった
あとがき
ひっさしぶり!!!!!!
お待たせしました!!
そして、再開します!
また、再開し最終章にはります。
えぇ、根を詰めすぎて。
落ちてました。
そして、精神不安定になりまして。
気晴らしに、小説再開しようと思ってます。
よろしくお願いします!!
んで、更新は週に二回にします
&新キャラでてきました。
よろしくな
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