|
最近、「SHM−CD」、「HQCD」と言った高音質(=マスターの再現性の高さ)を謳い文句にしたCDがソフトメーカー各社から発売されています。特に、「SHM−CD」では、ポップス、ジャズ、クラシックなど数種類のサンプル盤を全く同じ内容の従来のCDと2枚組にして販売する力の入れようです。
国内のCD販売枚数が激減し、一方、頼みの綱であった「SACD」が思うように販売を伸ばせていない現状で、新たな高額CDを出す意味が本当にあるのでしょうか?
「SACD」のように、実質は別としても、原理的に高音質を可能にしたCDなら理解は出来るのですが、今回の「SHM−CD」、「HQCD」は音質のよくなる理由がどうしても理解出来ません。メーカーの主張は次のようなものです。
1.基板に液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を採用し、透明性・転写性がアップ。(SHM−CD・HQCD)
2.反射幕に特殊合金を採用し、反射率がアップ。(HQCDのみ)
この効果により、CDの正確なピットが形成され、基板の透明性が向上し、優れた信号特性が得られるため、マスターにより近い音=高音質が実現される。
と説明しています。
しかし、これまでメーカーは、現状のCDプレーヤーで再生する限り、ディジタル信号の読み落しは殆どなく、もし若干の欠落があってもほぼ完全に復元出来ると主張していたのがCDです。また、CD誕生時には、音楽信号をディジタル変換してディスクに記録するため、アナログディスク(LP)のように、ディスク素材や製造工程の影響がないとも言っていたはずです。それなのに、今回の「SHM−CD」と「HQCD」はその自らの主張を完全に否定した内容のようにも思えます。
http://shm-cd.co-site.jp/about/index.html
http://www.hqcd.jp/hqcd/index.html
CDの場合、ディスクに記録されたディジタルデータをプレーヤー側に読み込んでしまえば、後は、プレーヤーの性能に音質は依存します。そして、現状のCD(メーカー製のプレス盤)でも、数万円程度のプレーヤーであれば、殆どディスクに記録されたデータを正確に読み取ることが出来ているとプレーヤーメーカーの技術者から聞いたことがあります。そうであるなら、「SHM−CD」、「HQCD」と言われるCDでは、記録されているデータが従来のCDと全く同一ですから、音の変わる理由がないのです。
それでも、本当に音質がよくなっているのならまだよいのですが、私がジャズとクラシックのサンプル盤(SHM−CDと従来のCD)及びHQCDの市販CDを試聴した限りでは、その差は全く聴き取れませんでした。私の耳が悪いのは承知していますが、音楽のニュアンスは聞き取れますから、音楽としての最低限の情報は聞いていると思います。それでも変化を感じられないCDに2倍のお金は投資出来ないと言うのが正直な感想です。
海外では、カラヤンのDG録音の交響曲CD38枚組が1万円弱で発売されると言うのに、日本のCDメーカーは一体何をやっているのでしょうか?
尚、試聴に使用した装置は下記の通りです。
・CDプレーヤー :SA−8400(マランツ)
・へッドフォンアンプ:自作A級350mWX2(32Ω)
・ヘッドフォン :MDR−CD900ST(ソニー)
・ピンケーブル :JVCの汎用品(1m)
|
まったくもって糞商売ですね。不況だからこそ生まれたものです
頭きて国内盤CDは全てボイコット。中古のみです
国内盤はSACDのみ。です
2008/12/3(水) 午後 8:46 [ 敏@jp ]
敏@jp 様
おいで頂き、ありがとうございます。
最近、CDメーカー全てがこの変なCDを採用する方向に動いて
いるのが嫌ですね。出来るだけ反対の意見を出す方がよいので
しょうか?
一方で、クラシックのCDにSACD採用の低価格盤(ベートー
ヴェンの交響曲全集)が出始めました。これは嬉しいことです。
2008/12/3(水) 午後 9:26
お邪魔いたします
プレイヤー開発者の話ですと「通常CD素材を前提に作られているプレイヤーでは光学特性の違うSHM-CDなどだと特性にズレが出てキャラクターが出るので音は変わる。しかし、乱反射など問題点はそのままなので根本的な改善とはいえない」との事です
コストのかかるSACDより安易な物で、という事で「貧すれば鈍する」の典型だと私は思います。「悪貨が良貨を駆逐する」様なふざけた事態にならないためにもSACDを支持の姿勢です
2009/1/18(日) 午後 4:29 [ VIVA!SACD ]
ろじゃーす様、はじめまして。
SHM-CDについては、思っていたほど売れていないようです。
幾ら名演とは言え、通常盤は1000円、SHM-CDは2500円
となれば、やはり買う人は限られます。その上、音質向上の文句も
怪しいとなれば、なお更ですね。
SHM-CDは初回限定盤が多いですから、近い内に死滅するので
はないでしょうか? そろそろ、ユーザーを馬鹿にするメーカーの
やり方が最早通用しないことを理解して欲しいものです。
SACDも輸入盤並の価格にならないと、普及しないでしょうね。
本当に残念なことです。
2009/1/19(月) 午前 7:52
こんにちは、お邪魔します。
こういう分かったよいなわからない理屈をつけて暴利をむさぼろうとする姿勢には断固ノーという言いたいです。
下落したCD価格を高値に戻したいメーカーの魂胆がミエミエです。
音質は殆どマスターの質で決まるでしょう。マスターがお粗末なのに素材等で音が飛躍的に良くなるなんてあり得ないことです。提灯持ちの記事を書く評論家も困ったものです。
2009/6/7(日) 午後 0:49
天ぬきさん、今晩は。
CDの原理が分かっていれば、こんなことで音が良くなるはずのないことは明白
です。また、価格が高過ぎて、もう既に話題から消えていますから、直ぐに過去
の物になるでしょうね。
私たちは、同じお金だすなら、質がよくて安価な輸入盤を買うべきですね。
また時間が出来たら、お寄り下さい。
2009/6/7(日) 午後 8:27
PCオーディオやハイレゾ音源のほうがインチキですよ!
高音質素材系CDは確かに音が良くなります。
まぁ、当時のマスターそのままかデジタルリマスタリングしてるかどうかによりますけど。
2019/5/27(月) 午後 5:33 [ 小鳥よしお ]