オーディオ・音楽・映画大好きオヤジの独り言

あまりお役に立ちそうなブログではありませんが、ご覧頂ければ嬉しいです。

全体表示

[ リスト ]

真空管アンプでは、同じ形式の真空管や類似管でも、メーカーが異なると、素材や構造などが異なり、微妙な音の差が出て来ます。そのため、ついつい色々なメーカーの真空管を買ってしまいます。このアンプ用の真空管も例外ではなく、下記のような状態です。あまり参考にはならないかも知れませんが、お時間がありましたら、読んでみて下さい。

このアンプの真空管は、メーカーセット状態で、次のものが使われています。

・電圧増幅管:12AX7(中国・曙光製)x1本
・パワー管 :6L6GC(ロシア・エレハモ製)x2本

当然、同一形式でメーカーの異なる真空管は交換可能なのですが、形式の異なる3つの真空管「6CA7=EL34」、「KT66」、「KT88」への交換についても、メーカーは回路の変更なしで可能としています。更に、メーカーのオーソライズは得られていませんが、その他の類似のパワー管で、交換可能なものがnet上で公開されています。

このアンプの魅力は、パワー管の変更を認めることで、アンプとしての音質のバリエーションをユーザーが簡単に得られることです。これは私のような真空管アンプ初心者にとっては非常に嬉しいことです。そこで、私もパワー管を交換した時の音質変化がどうなるのか試してみました。使った真空管は次の通りで、購入した順です。但し、電圧増幅管はソヴテック製「12AX7LPS」に固定しての実験です。(電圧増幅管まで変えると、組合せが多くなり過ぎ、私には手が負えませんので。)

。僑味僑韮叩Д┘譽魯眄(ロシア)
この真空管はキットに付属しているものです。私の好きなメーカーの製品で、アンプにセットした時の外観のバランスも悪くありません。音質は、少し厚め低音にデリカシーがなく、硬質な中高音も私の好みではありません。エージングより音は落ちつくでしょうから、今後の変化に期待しています。

■僑毅毅亜Д┘譽魯眄(ロシア)
次は、エレハモ製のダルマ形「6550」で、以前から持っていた真空管です。「KT88互換球」として有名でしたので、使ってみました。特性は「6550A」相当ではありませんから、「KT88」と置き換えるには、最大定格を超えないかどうか吟味する必要があります。『TU−879S』に使う場合には、全く問題はありません。尚、これまでの使用時間は100時間程度です。
音質は、予想と異なり、殆ど特徴的な点がありません。「全てにおいて中庸」と言えばよいのでしょうか。しかし、欠点のない音質ですから、他のパワー管と聴き比べをしなければ、何も不満の出ないよい音質です。アンプに組み込んだ時の外観もよいと思います。

EL34=6CA7:エレハモ製(ロシア・細管)
これも以前から持っていた真空管で、使用時間は50時間程度です。「6L6GC」と同じエレハモ製で、こちらは高音と低音のバランスがよく、きれいな再生音を聴かせてくれます。音楽を聞くならクラシックの室内楽がよいでしょうか? フルオーケストラでは、少しスケール感が足りないかも知れません。しかし、一番の問題は、真空管自体が細長いため、アンプの外観が寂しく感じることです。私は、真空管アンプの最大の魅力は外観だと思っていますから、物足りなさが残ります。

ぃ烹圍牽検Д愁凜謄奪製(ロシア)
「EL34」が外観でダメなら、大型管「KT88」を使ってみようと魂胆で、ソヴテック製を購入しました。ショップのHPの写真では分からなかったのですが、「KT88」にしては小柄です。もしかしたら、ソヴテック製「KT66」と同じ大きさでしょうか? ソヴテック社は、エレハモ同様、ギターアンプ用真空管で有名なメーカーです。しかし、「12AX7LPS」の音質の素直さに感心し、「KT88」もソヴテック製に決めました。
音質は重量感と繊細間が上手くバランしていて、私個人としては、「このアンプのベスト・チョイス」だとその時点では思いました。そして、アンプにセットした状態でのバランスも悪くありません。

ぃ釘味械粥瓧僑達腺掘Д汽鵐丱譟璽屮薀鵐(中国・曙光製・太管)
暫くは「KT88」を使っていたのですが、「EL34」の繊細感のある音質も忘れ難く、再チャレンジしたい気持ちが強くなりました。
そんな時、ある雑誌で『TU−879S』の製作・試聴記事を見つけ、「ガラス管の太いEL34」なら、アンプのデザインにもマッチしそうなことが分かりました。そこで、雑誌と同じ「サンバレーブランドEL34」を注文したのです。
実際に届いた真空管をアンプにセットしますと、外観はぐっとよくなりました。そして、音質もエレハモ製より少しソフトな感じです。そのため、低音の量感が増したように聞こえます。音の解像度より雰囲気の表現に優れていて、これはこれで、よい音だと思いました。「KT88」と聴く曲によって使い分けが出来ます。
私は3年前に中国製真空管で嫌な思い出があるため、これまで頑なに中国製真空管の使用を拒否して来ましたが、そのアレルギーはこの真空管で治りました。

Γ械毅娃臓Д粥璽襯妊鵝Ε疋薀乾鵐屮薀鵐(中国・曙光製)
ところが、同じ雑誌には、もう2種類の真空管が載っていて、その1つがGDブランドの「350B」でした。そして、先に購入したサンバレーブランドの「EL34」の音のよさに影響されて、こちらも購入してしまいました。ブランドは異なりますが、メーカーは同じ中国の曙光です。中国最大の真空管メーカーで、OEMの実績も豊富です。外形はST管形状で、ハカマの高さもあり、アンプの外観はこの真空管と後述のGECスタイルの「KT66」がベストです。また、音質は音の伸び、帯域バランスなど不満な点はありません。これでもう少しスケール感が出れば、言うことなしです。

В複腺裡沓毅牽隠繊В丕茖蕋譯蕋陦鵤釘達
残るもう1種類がこの真空管でした。「6L6GC」の軍用規格品とのこと。この球はいわゆる「nos管」ですから、ペアチューブで1万円以上します。私にとっては高価な真空管ですが、「6L6系」では最も音質のよい球の1つと言われていますので、買ってしまいました。音質はよく伸びた高音と穏やかな中低音が上手くバランスし、非常にきれいな音です。低音が強調気味でないのも、好感が持てます。これで、もう少し真空管の高さがあれば、アンプの外観もよくなるのですが・・・

┌烹圍僑供Ы豸製(中国)
この真空管はアンプメーカーがオーソライズしたものです。しかし、中途半端な感じがして、これまで使ってみようと言う気持ちが起こりませんでした。価格が高いのもNG要素です。ところが、曙光製の「GECレプリカ」の姿をみて、「欲しい」と思うようになりました。そして、同じメーカーの「EL34」と「350B」の音のよさを知ったのも、グッド・タイミングでした。
この「KT66」をアンプにセットした時の外観は文句なしです。音質はやはり「6L6GC」と同様に厚めの低音に、少し押さえ気味の中高音が乗って来ます。しかし、エレハモ製「6L6GC」のような厚かましさや固さは感じられません。どのような音楽でも、ソツなく聴かせてくれます。
尚、参考用に「タング・ソル」ブランド「KT66」(ロシア)をお借りして、2時間ほど聞いてみましたが、曙光製より低音が控えめで、高音の伸びがよいと感じました。(これは、ロシア製真空管の大括りな傾向のようにも思えます。)こちらも私の好きな音です。

6L6GC:シルバニア製(アメリカ)
そして、最後はnos管のシルバニア製です。大阪・日本橋のラジオ屋のオヤジに「エレキットのアンプにRCA製(ペアチューブ4万円)なんかもったいない。シルバニア製(ペアチューブ1.6万円)で十分。」と言われましたが、それでも高くて買えませんでした。そこで、オークションを探しまわり、何とか個人のストック品(未使用)をもう少し安く入手することが出来ました。
確かに、柔らかに鳴る低音と適度な解像度を持った中音域、そして癖のない高音は、とても「6L6GC」の音とは思えません。更に、電圧増幅管をジーメンス製「ECC83」に代えると、高音に伸びが加わるようです。これなら、聴く音楽のジャンルは選びません。
正直なところ、この「6L6GC」は背が低く、アンプの外観が見劣りします。それでも、音質は素晴らしく、私の『TU−879S』の真空管はシルバニア製「6L6GC」とジーメンス製「ECC83」の組合せに決定しました。

ここに書きました各真空管の感想は、私が一部改造を施したアンプにセットした場合ですから、メーカー・オリジナルの状態と異なることを考慮した上で、お読み頂ければ幸いです。
また、残るのはご本家「RCA製6L6GC」だけですが、ペアチューブで4万円はとても手が出ません。これは何かのご縁で手に入ることを夢見て、今は諦めることにしましょう。

*ご注意

1)Δ痢孱械毅娃臓廚錬韮張屮薀鵐匹里澆使えます。その他の「350B」は第2グリッドの耐圧が300V以下のため、315V設計となっている『TU−879S』には採用出来ません。因みに、GDブランド品は350Vです。

2)ここでご紹介した試聴例は、アンプが『TU−879S』の場合に限って可能な組合せです。これ以外のアンプの場合では、アンプや真空管を壊す可能性がありますから、形式の異なる真空管への交換は絶対に行わないで下さい。

この記事に

閉じる コメント(2)

顔アイコン

おはようございます!小生もTU879Sに6L6族をたくさん買って試しました、皆さんTU879Sをお持ちの方は差し替え遊びにはまってしまいますよね(^0^)//。

小生タングゾルの復刻6L6G(中身はGC)がスタイル&音色ともお気に入りです。

2008/12/27(土) 午前 9:08 [ カッシー ] 返信する

顔アイコン

カッシー様、今晩は。

既に帰省とのこと。ご苦労様でした。故郷で楽しい時をお過ごし下さい。そして、新たなアンプの構想を練って下さい。

アンプの球選びは、トランジスターアンプやDACのオペアンプ選びより、遥かに楽しいですね。あんな1cm角の物体に数千円を投資するより、真空管の方が見ているだけでも味があります。ですから、次から次へと買ってしまいます。
最後の「6L6GC」は格安でしたから、残念ながらカーボンスレートされたものではありません。

2008/12/27(土) 午後 8:54 兵庫の耳悪オヤジ 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事