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再びの浄土ヶ浜に

『草陰のもの騒がしや時津風浄土ヶ浜の岩の白きに』
 
潮風に騒ぐ草の陰に、
骨ほど白い岩肌・・・。
 
 
昨日、
岩手県宮古市、浄土ヶ浜に、
3年ぶりに行って来ました。
復興に向かう浄土ヶ浜に、会えました。
 
 
 
 
 
草陰:草の茂った陰。あの世。
もの騒がし:ざわめいている。あわただしい。世の中が穏やかでない。
時津風:潮が満ちてくるときに吹く風。時節にかなった順風。

だいじょうぶ

『離るるをば永久と知りしも憂ひには敢へざることのなくぞなりにし』
 
 
この離別を、
永遠のことと思い知ってしまったけれども、

耐えられなくなることは、

もう、
なくなりました。
 
 
悲しみ、には。

屋のうちにまで・・・

『屋のうちにまで匂はしき紅梅の誘ひけるかな雨隠りすを』
 
 
 
雨に降り込められて、

家のうちに籠っていると、

締め切った窓から、

水気を帯びてつややかな紅梅が見えました。
 

家の中まで、
匂うように・・・。
 

籠っていた私の五感を、

外に、
表に、
誘い出すように・・・。

歌人

『歌人にし詠めねばならぬときありぬ ひと慕ふときなぐさむるとき』
 
 
 
歌人と名乗る者ならば、

うたを詠まねばならないときがあるのではないでしょうか。
 
ひとを慕い、また、慰めるとき・・・。
 
 
 
 
 
3.11には、多くの歌人たちにより、
たくさんのうたが詠まれました。
それを拝読するうちに、
上記のように思い至ったことです。。
 
己が感動を織り込むだけではなく。
ことひとを思う力が、
短歌には、あるのだと思います。
 
 
 
 
我、歌人に至らず、
「うたよみ」と名乗る者なれども・・・。

桃の節句は、

『そほ降れどはやあたたけき雛の家白粉のけぶる匂ひこそすれ』
 

小雨の中にも、

あたたかく・・・。

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