うた

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だいじょうぶ

『離るるをば永久と知りしも憂ひには敢へざることのなくぞなりにし』
 
 
この離別を、
永遠のことと思い知ってしまったけれども、

耐えられなくなることは、

もう、
なくなりました。
 
 
悲しみ、には。

屋のうちにまで・・・

『屋のうちにまで匂はしき紅梅の誘ひけるかな雨隠りすを』
 
 
 
雨に降り込められて、

家のうちに籠っていると、

締め切った窓から、

水気を帯びてつややかな紅梅が見えました。
 

家の中まで、
匂うように・・・。
 

籠っていた私の五感を、

外に、
表に、
誘い出すように・・・。

歌人

『歌人にし詠めねばならぬときありぬ ひと慕ふときなぐさむるとき』
 
 
 
歌人と名乗る者ならば、

うたを詠まねばならないときがあるのではないでしょうか。
 
ひとを慕い、また、慰めるとき・・・。
 
 
 
 
 
3.11には、多くの歌人たちにより、
たくさんのうたが詠まれました。
それを拝読するうちに、
上記のように思い至ったことです。。
 
己が感動を織り込むだけではなく。
ことひとを思う力が、
短歌には、あるのだと思います。
 
 
 
 
我、歌人に至らず、
「うたよみ」と名乗る者なれども・・・。

桃の節句は、

『そほ降れどはやあたたけき雛の家白粉のけぶる匂ひこそすれ』
 

小雨の中にも、

あたたかく・・・。

雪の日

『にはしくも雪散り乱る明けの風白む夜半には浅く降り積み』
 
思いがけなく、雪が降りました。
 

千葉には珍しい雪は、

朝の風には散り乱れるように、

夜には浅く降り積もり・・・。
 
 
 

闇風が、
淡く白みます。

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