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”ミステリの 最後のページ破れてて 犯人わからず 夜も眠れず” なんてざれ歌がありましたが、逆に何らかの理由で犯人を知ってしまってから、読む羽目になったミステリほどつまらないものもないですね。 作品によっては、仕方なく犯罪心理小説として読んでみて、それでなおかつ面白いものもあるでしょう。ただ、 よほど人物や情景の描写がしっかりしていないと無理ですが。 −以下、少々ネタバレがありますので要注意!!− 最近こそあまり見かけませんが、かつて「あなたは名探偵」のように、推理小説に登場したトリックをクイズ問題として紹介する本がよく出版されていました。小学生向き程度から、大人が読んでも楽しめるくらいのものまで、内容も千差万別です。 そのなかでも某出版社から新書版で1972年初版刊行された、「世界の名探偵○○人」は、奥付けをみると5年間に60版を重ねていて、相当なベストセラー級だったようです。 ただ、今となってみると少年時代に、確か友人の家にあったこの本を面白がって読んだことが冒頭のような失敗を招くことになろうとは、想像もしていませんでした。 名探偵の第一号と称されるデュパンからホームズ、ブラウン神父、フレンチ、ヴァンス、クイーン‥と問題形式で次々と紹介していく間の埋め草として、 ・こんな面白いトリックがあった ・こんな意外な人物が犯人だった ・こんな奇抜な凶器が使われていた などのコーナーがあり、もう薄々お気づきの方もおられるかもしれませんが、 意外な犯人のコーナーにて、クイーンのあの超有名な4部作のうち、「Y」と「Z」の犯人が明かされていた! しかもおまけに、別のページにある毒殺をテーマにした問題の解答では、残る「X」に登場したすばらしい凶器と、 それを扱える条件を備えた「見えない犯人」までもすべてネタばらしの憂き目を見ました。 読んだ当時は「へーへーへー」と感心していたものの、××年後に完訳を読むときになってどうしても、思い出してしまうんだよね。確かあの本にこいつが犯人って書いてあった、と。 名探偵紹介本も、将来の読者を増やす効果はあるでしょうが、よほど書きぶりに注意しないと ネタバレ→興ざめの危うきになるんじゃないかなあ。 では、良い子の皆さんも、名探偵のトリック紹介を読むのは程々にしておきましょう。 でないと大人になって後で本作を読んだときに後悔しますよ。 絶版・入手困難 |
素晴らしきかな海外ミステリ
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BKは根っからの創元推理文庫派ですが、日本語訳が刊行されている海外ミステリの表題に、 何色が一番使われているだろうか?とふと思いました。 イメージからするとやはり「黒」ですが、本棚を調べてみた結果は‥以下のとおりでした。 (暇な人だと笑う勿れ) ただ、BKが所有しているのが概ね1990〜91年頃までに初版が出版されている、ジャンルマーク 付きに限っているため、最近の作品は含んでおりません。 また、いくらか数え間違いもあるでしょうが、大体の傾向は間違っていないでしょう。 第1位:黒(17票) 予想通り、最も多かったのは黒でした。 ただし、アシモフの黒後家蜘蛛の会シリーズは1つとしていますので、実際はもっと多くなります。 他には、 ・黒いアリバイ(アイリッシュ) ・黒衣婦人の香り(ルルー) ・暗黒大陸の怪異(ブリッシュ) など また、今回は勘定に入れませんでしたが、「暗い‥」とか「深夜の‥」など、黒をイメージさせる文字 を含むものまで入れるとさらに多くなり、実質的には断トツですね。 第2位:赤(16票) 僅差の2位は赤でした。ちなみに、緋色の研究(ドイル)、紅はこべ(オルツィ)も赤に含めています。 また、2作品ほど日本連合赤軍云々とつくものもあり、迷いましたが含めました。 赤といえばBKが真っ先に思いつくのが名作「赤毛のレドメイン家」(フィルポッツ)ですね‥ 他には、 ・赤後家の殺人(カーターディクスン) ・赤い館の秘密(ミルン) ・赤い数珠(ルブラン) など 第3位以下は次回に、乞うご期待を。
(しかし、手間暇かけてこんなことを調べて何になるンだろうか???) |
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