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Hotel California / Eagles
No.8

 私のハンドルネーム「ホテル・ジワタネホ」の「ホテル」という言葉は、この「ホテルカリフォルニア」から頂きました。(ジワタネホについては後日) 私が洋楽の歌詞に注目し始めた最初の曲です。もちろん、リアルタイムで聴いた曲です。
 
 1976年末に発表されたこの曲は、イーグルスの最高傑作と言われています。メロディラインとギターソロのの美しさはもちろん、深い意味が込められた歌詞にも魅了された人が多いと言われています。60年代から70年代は、ロックミュージックが発展した時期です。そして、音楽を通じて人々は政治を、平和を考えるようになり、音楽と平和運動がリンクして語られるようになりました。そうした運動の頂点となったのが、1969年のカリフォルニアで行われた「ウッドストック」フェスティバルです。平和と自由を目指したフェスティバルでしたが、ドラッグや、音楽による平和運動の限界など、様々な問題がわき起こりました。ロックは人々の自由と平和の象徴だったのですが、その後は徐々にロック音楽は音楽産業に飲み込まれていきます。

 この曲で歌われるホテル・カリフォルニアとは、そんなウッドストック時代の人びとが集まるホテル、と考えられます。その宴に集まる人、踊っている人皆、その時代を生きた人々なのです。「コリタスの花」はマリファナ、「彼女はティファニー狂いでメルセデスベンツが大好き」はジャニス・ジョップリンのことを指しています。(彼女の曲に「メルセデス・ベンツ」というのがあります)
 中盤で「1969年以来お酒は置いていません」とありますが、spiritは「お酒」であると同時に「精神」でもあります。つまり、「1969年のウッドストック以来、ロックに精神はもうありません」と、産業の一部として巨大化した現状のロック音楽へ警鐘を鳴らしているのです。
 後半の「鋼鉄のナイフで切っても野獣を倒せない」の「鋼鉄steely」とは、当時人気のあったLAのバンドSteely Danのことを指しています。ロック産業から少し距離を置き、独自の活動を続けるウエストコーストのバンドサウンドをしても、ロック精神の復活は難しいのでしょう。(スティーリー・ダンが彼らの曲でイーグルスの名前を入れた歌詞を発表していて、その返答としてオマージュを込めて挿入したようです。)
 最後に、「チェックアウトは出来ますが、ここからは逃げ出せませんよ」と、示唆に富んだフレーズで締めくくり。自由と平和を訴えていたウッドストック時代のミュージシャンたちは今やはセレブな暮らしをして、精神のなくなった音楽を生み出す、そしてその状況からはもう逃れられないぞ、というわけです。ロックミュージシャンがロックを自己批判している曲なのです。

youtube映像では、こちら。ライブ映像です。
http://jp.youtube.com/watch?v=hcwr1nbmWLI
[[item(http://www.youtube.com/v/hcwr1nbmWLI&hl=ja&fs=1,400,320)]]


日本語訳詞は、spiritのあたりに苦労しました。とりあえず、「お酒」にしましたが。
************************
ホテル・カリフォルニア

暗い砂漠の道、涼しい風が髪をすり抜け、
 あたりにコリタスの香りが漂う。
 遠くに揺らめく光、
 頭が重く目はかすみ、今夜は泊まることにした。

入り口に彼女は立ち、教会の鐘の音が鳴った。
 ふと考えた「ここは天国なのか、地獄なのか」
 キャンドルに灯をともし彼女は案内してくれた。
すると廊下で声がした。こう聞こえた気がした。

ようこそ「ホテル・カリフォルニア」へ。
 素敵なところですよ。笑顔でお迎えします。
当ホテルには部屋はたくさんございます。
1年のいつでも、ご利用できます。

彼女はティファニーとメルセデス・ベンツが大好き。
 かわいい男の子をそばに呼び寄せ
 中庭でダンスを踊り、甘い夏の汗がしたたる。
 思い出のために踊る人もいれば、
何かを忘れるために踊る人もいる。

ボーイ長を呼び、「ワインを持ってきて」と頼む。
すると「当ホテルでは1969年以来、
お酒は置いておりません。」
すると遠くであの声が聞こえてきた。
 夜中に目が覚め、こう聞こえた気がした。

ようこそ「ホテル・カリフォルニア」へ。
 素敵なところですよ。笑顔でお迎えします。
当ホテルではお好きなようにお過ごし下さいます。
驚きです。お友達もお呼び下さい。

天井の鏡とピンクのシャンパンのオン・ザ・ロック
 彼女はこう言った
「私たちはみな囚人みたいなものなのよ、
 われわれ自身の文明の」
 支配人の部屋では宴にみんなが集まって、
鋼鉄のナイフで刺しても、野獣が殺せない。

記憶に残っている最後のことは、
 私がドアの方に走り出したこと。
 出口を見つけて、前にいた場所に戻らなきゃ。
 「落ち着いて下さい」と夜番の男が言った
 「おもてなしの準備は整っております。
 チェックアウトはいつでもできますが、
ここから抜け出すことは出来ませんよ。」

Translated by hotel_zihuatanejo

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おもしろいブログですね♪僕のブログおかどちがいですが、1ファンとしてコメント残させてもらいます。またカキコさせてもらいますね( ̄m ̄〃) 削除

2008/3/20(木) 午後 9:42 [ ] 返信する

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ありがとうございます。ホテルカルフォルニアってこんな歌詞だったんですね。とても面白いと思いました。とても好きな曲です。これからもヨロシク!

2012/1/6(金) 午後 1:04 [ - ] 返信する

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優ちゃんさん、こんにちは。
私もこの曲の歌詞の深さを知った時は驚くばかりでした。

2012/1/7(土) 午後 11:58 hotel_zihuatanejo 返信する

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