★☆★さゆりが、お好きでしょ★☆★

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【夢の浮橋】

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『夢の浮橋』;石川さゆり

作詞;吉岡治
作曲;弦哲也
編曲;若草恵



私の大好きな歌の一つである『夢の浮橋』は、近松門左衛門の『大経師昔暦』がモチーフとなっている。

京都の烏丸四条大通りに面して大経師以春の家があった。以春(いしゅん)とおさんは夫婦であったが、ひょんなことからおさんは茂兵衛という男性と過ちを犯してしまう。しかし、それには訳があり互いに恋をしているわけではないのに恋をしたような結果となってしまったのだ。そのことは、この作品を読んでいただければわかることであろう。

茂兵衛は、気立てもよく下の者にも慕われ、真面目な人柄であった。一方以春はというと、決して悪い人ではないのだが、女性への振る舞いも賑やかだったようである。

おさんと茂兵衛はたった一度の過ちで駆け落ちのようになってしまうのだが、それには訳がある。この時代(徳川時代)では、妻は夫以外の男性と関係を結ぶと、法律で裁かれる―つまり死が待っているのだ。酷いことである。夫には遊廓が許されているのに、妻にはたった一度の過ちでも厳しい処罰が下されなければならない。現在では考えられないことである。私などは、思わず眉をひそめずにはいられない。

さて、処罰から逃れる為におさんと茂兵衛は一緒に逃げ歩く。京都府の丹波へと必死に逃げ歩いた。しかし、とうとう二人は見つかってしまうのである。そして、悲しくも処刑されてしまう。この時、おさんは十九歳、茂兵衛は二十五歳。若い。私と同じような年齢である。何とも言えない気持ちで、私は胸が苦しくなった。

ところで、近松門左衛門の作品ではそのような話しになっているが、井原西鶴の『好色五人女』に書かれているおさんと茂兵衛門(もへい)は、少し違っている。『大経師昔暦』のおさんと茂兵衛よりもずっと積極的で、一度の過ちの後も関係を続け、滋賀県近江の琵琶湖で心中したと見せかけた。しかし、本当は丹波で暮らしていてそれが見つかって処刑されたとされている。

『夢の浮橋』は、近松門左衛門の作品だけではなく井原西鶴の作品の影響も少なからず受けているように思う。この歌を聴くと、私はいつもせつない思いになり、胸が締め付けられる思いである。けれども、この歌は本当にすばらしい歌だと思う。よく演歌は三分間のドラマなどと言われるが、この歌は正しく歌でありながらドラマであると、私は思っている。さゆりさんは、そのドラマを歌っているというよりは、『天城越え』のように演じておられると言った方が相応しいだろう。さゆりさんは、この作品のおさんの思いを、四分間程の歌の中に詰め込み熱唱された。一度この作品を読んでみてほしい。きっと、もっともっとさゆりワ〜ルドに引き込まれることだろう。


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