★☆★さゆりが、お好きでしょ★☆★

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『夫婦善哉』

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『夫婦善哉』;石川さゆり

作詞;吉岡治
作曲;弦哲也
編曲;山田年秋



織田作之助の同名小説を読んでみた。さゆりさんの歌とは関連していないようだが重ねられる部分がありそうなので書いてみることにした。両親に勘当されて家を出た柳吉と、そんな人を大切に想い支える蝶子との夫婦物語である。

柳吉はお酒と遊びが大好きで、仕事を始めてもなかなか続かずすぐにやめてしまう。その度に、蝶子は芸者として一心不乱に働かなければならなかった。剃刀屋,関東煮屋,果物屋,カフェーといろいろな仕事を転々としたが、全く長続きしないのであった。仕事を始めて軌道に乗りかけてはその仕事をやめてしまい、そして又他の仕事を試みる。そんなことの繰り返しである。そんな柳吉を、蝶子は必死に支えた。柳吉に対しては、愚痴の一つも言ってやったりもした。言ってやったりはしたけれども、蝶子は柳吉にどこまでもついてゆく。女性からすれば、本当にどうしようもない男性であると思うが、そんな柳吉を蝶子は放っておけないのだ。それはやはり、夫婦という計り知れない絆で結ばれているからであろう。

さて、歌詞についてである。織田作之助の小説「夫婦善哉」と重ねてこの歌を聴いてみると、より一層頷ける歌詞となっている。二番の歌詞に、「他人には見えない 亭主の値打ち 惚れたおんなにゃ よく見える」とある。そうなのか・・・と、未婚の私は思わず唸ってしまう。この部分では、蝶子の柳吉に対する気持ちがとても素直に感じられる。−他人が夫のことを何と言おうと、私はこの人に惚れたの。私にはこの人が一番なの。−そう言う蝶子の声が、今にも聞こえてきそうである。

そして、三番の歌詞には「旅は道づれ 夫婦は情け なにがあっても 夫婦善哉」とある。”旅は道づれ 世は情け”を、”旅は道づれ 夫婦は情け”と表現されているところが、素敵だなと思う。又、”なにがあっても”と表現されているように、蝶子は、たとえこの先どんなことがあろうとも、柳吉と共に仲良く暮らしていくことを誓っている。素敵な夫婦愛である。何年もこうして共に暮らしてきた蝶子と柳吉は、きっとこれからも素敵な夫婦であり続けてくれることであろう。

最後に、食べ物の話も少ししておこうと思う。この歌の舞台は大阪であるが、大阪といえば商売・食品の街である。大阪の法善寺横町に、有名な”夫婦善哉”というぜんざいがある。このぜんざいは、夫婦の意味で一人に二杯ずつ食べるようになっている。織田作之助の小説「夫婦善哉」の最後に、蝶子と柳吉が二人揃ってこのぜんざいを食べている場面が描かれている。その場面での柳吉に対する蝶子の一言が、私は印象的である。

−「一人より女夫(めおと)の方が良えいうことでっしゃろ」−

力強い大阪の夫婦愛に、私は思わず微笑んでしまった。そして、この歌を唄われている時のさゆりさんの表情・歌声はとても優しいのだ。又、カラオケでは、ウエディングリストの中にもきちんと載せられている。さゆりさんには、この歌を通してたくさんの人達に、蝶子と柳吉の二人の笑顔を振り撒いてその幸せをこれからもいっぱい分けていただけたら…と思うのである。


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