カルト・ミュージック・コレクション

プログレ、ジャズ、現代音楽から歌謡曲まで。読め!聴け!(本家http://www.cultzone.net/)

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Wiederhoren / KRAAN

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「クラーン」というグループ名やこのジャケットからは、脱力感がこみあげてくる。また1曲目の「ジャスト・ワン・ウェイ」では、素っ頓狂なコンガのリズムに能天気なギターが重なり、「ボーカル」と言うにもはばかられるモゴモゴとつぶやくような男の声。脱力。しかし演奏はなかなか骨太なところがある。そこが、またイカガワシイ。

なんとなく変だと思いながら2曲目「ヴォルガス・アホイ」へ進むと、一転してシリアスなジャズ・ロックだ。細かく刻まれたハイハットのリズムが気持ちいい。まるで最盛期のブランドXを聴いているかのようだ。3曲目「シルキー・ウェイ」はゆったりとしたブルース。これもシリアスだ。シンセサイザーのソロは、慎重に練られた音色で、繊細だ。

4曲目「ランデヴーズ・イン・ブルー」もシリアスながら、ユーモアも感じられる佳作。これもブランドXがやりそうな曲だ。5曲目「レッツ・テイク・ア・ライド」ボーカルを主体とするファンク・ブルース。ぱっとしないボーカルだが、このような曲では味がある。6曲目の「ランド・ウム・ディ・ウーア」は「時空を周回する地球」と訳されるが、これもファンク色が強い曲だ。ギターの異様に早引きのリフが印象に残る。

7曲目の「ヤーキ・ヤグア」は、比較的ゆったりとしたフュージョンではじまり、肩の力を抜いて聴くことができる。そして途中でリズムが細かくなり、ファンク色が現れる。そして「ヤーキ・ヤグア」と繰り返すボーカルは意味不明だが、一度聴くと脳に染み付いて離れない。面白い。最後の8曲目がタイトル曲「ヴィーダー・ヘレン」だ。ハードロックともいえる力強いギターのリフで始まる。そしてメロディアスな、歌うようなギターソロ。いくつもの展開があり、その複雑な構成は最後まで飽きさせない。ジャズ・ロックだ。

CDにはEURO ROCK PRESS編集長のChihiro.Sの名前で解説が入っており、「愛情を込めて、バカ・トリップ・ジャズ・ロックと呼びたい」と書かれている。間違いなくクラーンの連中は音楽が大好きなのだ。聴くたびに味が出る、するめみたいなアルバムだ。

このアルバムは1977年に発表された。独盤のCDに解説をつけて、日本のCAPTAIN TRIP RECORDSが国内発売したものだ。(20071011/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)

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うわぁ〜、クラーン大好きなんですよ〜!!テクニカルなのにお堅くならない独自のサウンドに私はもうメロメロです〜。本当に自由な感性の人たちですね。ウチのクラーンの過去記事、TBさせて下さい。(クロム)

2007/10/12(金) 午後 8:01 [ puh*ten ]

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