カルト・ミュージック・コレクション

プログレ、ジャズ、現代音楽から歌謡曲まで。読め!聴け!(本家http://www.cultzone.net/)

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ミニマルミュージックとの出会いはスティーブ・ライヒだった。ミニマルミュージックの極限ともいえる名作「ドラミング」は何度聴いたことだろう。スティーブ・ライヒのミニマルミュージック、とりわけ初期の作品は、ゆっくりと少しずつ変化する単純なフレーズの執拗な繰り返し、機械的で無機質な感触、とにかく冷たさを感じさせる音楽である。しかしフィリップ・グラスのミニマルミュージックは少し違う。温かい。

むしろ、ことさら「ミニマルミュージック」という言葉を使うことが、もしかしたら間違いなのかも知れない。音楽の要素として「ミニマル的」な手法が使われている、というくらいの表現がよいのだろう。だとすれば、音楽には大なり小なり繰り返しの要素があるわけだから、ことさら強調するほどのものではないのだろうか。ともかくこれは、難しい説明の必要がない美しい交響曲だ。

交響曲第3番は、まさに交響曲という名にふさわしい華麗で豪華な彩りにあふれた曲だ。エモーショナルで、細部にわたってきらきらと輝いている。4つの楽章に分かれており、全体で24分弱の構成になっている。なかでも第3楽章は美しい。時間も10分弱あり、曲全体のなかで最も長い楽章になっている。この楽章は、なぜかどこかで聴いたフレーズに思えるのだが、もしかしたら昔聴いた曲の中に、これの習作的な作品があるのかもしれない。

交響曲第2番は、構成は3楽章であり交響曲第3番より少ないが、演奏時間は合計で44分弱と長い。交響曲第3番のもつ華麗で豪華な印象と比べて、この第2番はどっしりとした力強さを感じさせる曲だ。こちらは最終楽章の第3楽章がいい。

実験的な側面が少ないところは物足りなさを感じるが、肩肘をはらずに現代音楽の面白さを感じるには絶好のアルバムだ。このCDはNAXOSから2004年に発売された。日本語の曲名や簡単な解説を加えて国内発売されたものだが、CDそのものはEU盤のようだ。NAXOSのCDはジャケットデザインが単調なのだが、最近のものには、このようにCDプラケースの外側をくるむように、紙ケースでくるんだものがある。CDというものは、中に記録された音楽だけでなく、ジャケットも含めて手にとって楽しめるものであってほしいので、このようなデザインはうれしい。(20080502/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)


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