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ガイドによると、正確な場所は尋ねる方がいいというので、レンジャーステーションで確認すると、ここの地図にしっかりと載っていた。 138号からトケティー(TOKETEE)湖の左岸をいく。 入り口に温泉まで4・5マイルとある。 続いて分岐点。 右に取る。 ここにはあと2マイルとある。 砂利道になる。 日本の林道のようなうっそうたる林の中ををいく。 2・1マイルほど行ったところで左に駐車場。 車は4台。 しかし、なんの標識もない。 でも、川には橋がかかっている。 多分、そうだろうと歩くことにする。 橋を渡ると右は急傾斜の細い道。 これがそうかねえ、と首を傾げつつ登る。 平坦になって、そんな気配になってくる。 やがて、見えてきた。 ガイドの通り。 ひとつは屋根がかかっているあずま屋のよう。 でも、破れ目が多いため青色のビニールシートがかかっていて、いささか工事現場風でもある。 もうひとつの風呂は屋根なしで上部にある。 ちょうど、川から20メートルほど上の斜面にあるのだ。 南向き。 雨だが素晴らしい眺望だ。 対岸もうっそうたる森。 鳥のさえずり。 せせらぎの音。 ここにはステファンという40前ぐらいの白人が一人いた。 風呂の中の掃除をしたところらしく、一緒に入る。 風呂は岩場をくりぬいた岩風呂。 4人で一杯と小さい。 温度はちょうどいい。 わずかな硫黄臭。 塩からい。 でも、湯はなめらかで最高。 ちょうど南に向いて入ると、もう極楽そのもの。 彼はここには200回は来ていると言うクレーターレークの南に住む人だった。 日本の風呂の話から、米人女性はヌードだったり、水着だったりするのはなぜかという疑問をぶつけた。 女性はとにかく美しい存在で、服を着ていること自体がおかしい。 しかし、女性は知らない男女がたくさん入っていたり、しかも酔っている男がいると、レイプを連想してとても裸になれない。 要はその時のムードだと言っていた。 そうなんだろうな。 これも一種の慣れだ。 特に女性の乳房は美しいものだし、ヘアも悪くない。 女性の性器自体はもちろん、エッチなものだが、直立した時の男のように露出しないのだ。 雨はひどくなり、もし屋根がなければ(それでも雨漏りは激しいが)とても長居はできなかったろう。 ステファンが帰って誰もいなくなった。 雨のおかげで他のお客はこないのだろう。 30分以上に渡ってこの至福の世界を独り占めにした。 (7月5日訪問) *ガイドブックから ウンパカには源泉にたどりつくまでの道作りにいささかの歴史がある。 数年前は温泉好きにとっては温泉に浸かるまでに苦労が多かった。 大きく対岸をジープで回り込み、そのうえでやぶの深い踏み跡を川近くまで降りるしかなかった。 あるいは滑りやすい泥の道や丸太をロープを使って降りていた。 それから数年後、フォレストサービスが対岸から温泉まで快適な道を切り開いてくれた。 このルートは静かな森の中の涼しい散歩気分を味わわせてくれるだけでなく、快適で安全なアクセスを約束してくれた。 温泉に入るには順番待ちが必要なこともある。 特に夏の週末は。 水着持参が望ましい。 標高2640フィート。 |
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