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スタンレーの街を7時30分すぎに出発して21号を再び東へ。 谷筋がまっすぐ伸びていることもあって、朝日を真正面から受ける。 でも、まぶしいのもいい。 朝は0度近くまで冷え込んだようで、車内のガラスにはびっしりと霜がおりていた。 昨日行った温泉はどこもすごい湯気。 また、この後いく予定のサンビームは道路左手の斜面から川まで幾筋ももうもうと湯煙をあげている。 やがて、右手にスレートクリークの看板。 地図ではここに橋があるはずだが、ない。 おかしい。見過ごしたかと思って戻るが、全くないのだ。 流されてしまって、もう歩くしかないのか。 それなら7マイルの徒歩となり、ちょっとお手上げだ。 もう一度東へいくとサルモンリバーを橋で右岸へ渡る。 するとその向こうにあった。 そうか、そうでしたと、ちゃんとガイドを読まなかったことを反省する。 ここからは日本の林道を連想させるような車一台の、しかもデコボコ道。 とても時速20マイル以上は出せない。 途中、牛が道路の中央を占拠、申し訳ないがどいてもらう。 そんなことをしつつ、6・5マイルまで行ったところにキャンピングカーが止まっている。 そのあと、さらにちょっといくと、行く手にゲート。 そこで、その手前で車を止めて出発する。 すぐに行く手に白いガケのようなものと車、建物が見えてくる。 まっすぐの、車にはいささか厳しいのぼりだ。 初めはその白い建物が温泉かと思っていた。 というのもガイドもそうなっていたので。 ところがその手前、左手に湯気が上がっていた。 湯煙の上がる池の上部に木で作った浴槽があった。 どうもこれのようだ。 以前、この風呂には囲いがあったのかもしれないが、今はなし。 湯はその木の浴槽のちょっと上から3本のパイプを通してとうとうと流れている。 これがトタン板でまず源泉池に集まり、そこから木の浴槽をはさむように西側を流れていく。 浴槽にはほんの少ししか入ってこないようになっている。 沢筋から引いたホースが伸びてきていて、申し訳程度に浴槽にチョロチョロと入ってくる。 浴槽は横1メートル、縦2メートル弱。 深さは膝まで。 膝をかかえて3人、横になれば2人でいっぱいだ。 温度ははじめ外気の冷たさに慣れてしまって熱かったが、本当は42、3度でちょうどよかった。 かすかに硫黄臭はするが、湯の華はない。 流量は結構あるが、浴槽の下の池はものすごい苔と泥が繁茂して、とても入れない。 ということは浴槽が込んでいれば、待たされるというわけだ。 たった一人の朝湯は気持ちがいい。 まだ太陽が差し込まない谷でビールを飲みながら朝を迎えるというのは、幸せの一語に尽きる。 そうしているうちに朝日が差し込んできた。 ここは川の音だけ。 車の騒音もなく、別天地の趣きだ。 昨日、長湯したところで背中を焼きすぎて焼けるように痛い。 それにしても、去り難い雰囲気。 一日いたい。 米松の木々に囲まれた小沢の温泉だった。 (8月25日訪問) (ガイド本から)
標高は7040フィート。 スタンレーからルート75で東へ23マイル。 スレートクリーク通り(林道666)を右折。 ちょうどサロモン川の橋を渡った先に入り口。 そうして荒れた道を7マイル。 行き止まりまでいく。 ゲートをまたぎ、数百ヤードいくと到着。 |
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