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ウイットモア(WHITMORE)のリゾートからさらにベントンクロッシグを北上する。 舗装道路をぐんぐん行き、小さな丘を越えると周囲よりも少々低くなった低地が広がる。 この左手がいささか白っぽくなって、草地が切れている。 このあたりような感じがする。 ちょうど、左へ折れる砂利道があって、その向こうに白い看板が立つ。 車が入り込んでいる証拠のようなものだ。 入っていくことにする。 200ー300メートル行くと右折。 その向こうに車が1台止まっている。 雨が降ったりしたら、4WDでも足をとられるだろう粘土質のぬかるみも今日は乾いていてかろうじて通過できた。 どんづまりは丸太がいくつも横たえてあって、「これ以上車は入るな」とある。 4WDの車の中には平気でずんずん入っていく奴がいるのだろう。 駐車場から見るとわずかにこんもりと盛り上がった丘のてっぺんに風呂があるようだ。 双眼鏡をのぞくと、カップルがちょうど風呂から出るところだった。 荷物を持って歩き出す。 幾分、ジメジメした道を一部に板が敷いてあって、そこを選びながら進む。 緩やかに盛り上がった丘のてっぺんから湯気が無数に湧き出し、そしてその左手に風呂はあった。 風呂は直径が2メートル前後。 深さは40センチぐらいかな。 地面を少々掘って、そしてコンクリートで固め、さらに一部は石垣で高くしてある。 西側には腰をかけられるように段差ができている。 お湯は少々熱い。 特に日焼けの痛い我々にとってはつらい。 丘の頂上の湯はパイプで引かれてきて風呂に入る。 これはやっぱりすごい熱い。 50ー60度はあるだろう。 そして、風呂により近いところに水たまりがあって、ここからもう一つのパイプが伸びてきて、風呂に流れ込む。 温い湯なのかなと思って手をあてると何と非常に冷たい水なのだ。 驚き。 わずか温泉の湧出場所から離れること20ー30メートルのところに今度は冷たい泉がわきだしているのだ。 自然の粋なはからいとしかいいようがない。 おかげでさわやかな平原のど真ん中の入浴が楽しめるのだ。 ありがとう。 ふと西の方を見ると昨日入ったクラブクッカーが見える。 昨日のキャンピングカーが止まっている。 このマンモスレイク温泉群はみな大展望の楽しめる最高のロケーションにある。 ここはただし、ベントンを走る車がよく見える。 向こうから双眼鏡でのぞかれると丸見え。 裸になりにくいともいえるが、あとでこの道を通った時には4人組が裸だった。 この大自然に抱かれていたら、やはり人間は裸になるしかないだろう。 お湯は無味無臭に近い。 日焼けの影響が深刻なオレと連れはもう少し温めの湯を望みたいのだが、湯を調節する方法がなく、我慢していたのだが、30分もしてから伸びてきたパイプの継ぎ目をはずすと湯がそのまま外へ流れていくことがわかった。 これで断然さわやかになる。 とにかくどんなに素敵な温泉でも温度調節ができなければ失格なのだ。 最後まで誰も来ず、またもや2人の楽園を味わった。 (5月14日訪問) (ガイド本の解説)
源泉の温度は131度(華氏)。 そしてパイプで岩とセメントでできた風呂へと流れ込む。 最近改良が施されて風呂の表面はなめらかになり、しかも排水もきちんとできるようになった。 温度は近くの池から引いている水の調整で可能だ。 |
カリフォルニア州
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