|
シアトル空港から国道5号で北上する。 1時間ちょっとでバーリントン(BURLINGTON)へ向かう20号のサインを降りて、20号を東へ行く。 ここから東へ23マイルとあるが、マイル表示82を過ぎると左へベーカー湖への道が案内板付きで現れる。 舗装はさらに続く、快適な道だ。 紅葉は半分、残りは緑のまま。 最盛期も近いようだ。 湖をいくつかかすめ、まもなくするといきなり行く手に標高3285メートルのベーカー山が見えてくる。 これがすごい。 山容の70%を氷河が覆っているのだ。 やわらかな雪のようにも見えるが、実はガチガチの氷の原なのだろう。 しかし、まるで手に取るように近くに見えるのに、下はまださわやかな秋なのだ。 どうして雪が溶けないのか不思議な気持ちになる。 まもなく工事中の橋を渡り、あと少しいくと左へ1144の林道が伸びていく。 これを左折。 さすがに砂利道になる。 結構狭いところもあるが、ひるむことなくいく。 車が3台とまっているところがあったが、これをやりすごして入り口からほぼ正確に3・2マイルで右手に車(ピックアップトラック)が3台。 ここだ。 道は広い谷。 普通だと右の谷のほうに気をとられそうだが、反対の山側の方に明らかな踏み跡がある。 ここに到着するまでに空港から2時間半だった。 車を止めて踏み跡の坂を登るとすぐに看板があって、ここにやってくる人の調査中なので登録するようにと書いてある。 左へいく。 林の中の湿った道を行くと、3分ほどで行く手に見えてきた。 踏み跡の終点が温泉の円形風呂だ。 地面から沸き上がっている場所をユンボかなにかで掘り返したのだろう。 直径5メートルほどの丸い風呂だ。 硫黄のかおりがはっきりとする。 米国の温泉としては珍しい。 先客は40代の夫婦連れと60歳代のおじちゃん。 みんな水着をつけている。 こちらもつけることにする。 風呂の深さは30センチメートルぐらいか。 きちんと座ると胸あたりまで外に出てしまう。 半ば横になるといい。 温泉はプールの各所からブクブクと湧き出している。 その湯は案内通り109度(華氏)あるのだろうか。 湧き出している場所以外は少々温い。 もう少し熱い方がいいと、湧き出している真上に尻を置いていると今度は熱くて汗が出る。 底は小石で敷き詰められており、まあまあの感触か。 紅葉の落ち葉が底に沈んでいる。 頭上だけは青空。 周囲は米松の美しい木々が青空を貫くようにして伸びている。 今回の湯客は温泉の話ばかり。 おじいちゃんによると、この周囲にまだいくつも隠れた温泉があるという。 ま、はるばるシカゴから来た人間としては残念だが、それは地元の人のものなのだろう。 しばらくして、白人と東洋人の若いカップルが来たが、彼女がその気にならなかったようで、帰っていってしまった。 久しぶりに東洋人の肢体を見たかったなあ。 そのあと来たのは温泉によくいるヒゲもじゃもじゃのおにいちゃん。 こういうヒッピーが温泉好きに多いのは何故か。 やっぱりナチュラリストはこういうことになっちゃうのか。 もう1点。 こういうところへ来る人はたばこを吸う人が多いんだよね。 何故かしら。 もっと都会の垢が抜けた健康的な男女は来ないのか。 ヒゲを加えた4人は果てしもなくおもに温泉をテーマにした話を続ける。
それによると、明後日来訪予定のオリンピック温泉周辺は20カ所以上の温泉があるようだ。 ゲッ。 これは再訪しなければならないのだろうか。 天気は曇天。時折、太陽が差し込む。 (10月10日訪問) |
全体表示
[ リスト | 詳細 ]
|
ビッグベンド国立公園のヘッドクオーターから東へ16マイル。 リオグランデの谷へ緩やかに下っていく。 大きな橋を渡ってまもなくすると、右へ砂利道が伸びている。 途中から道は2分され、一方通行となる。 到着すると、車は10台ぐらいとまっている。 公園の地図にも記されているほどだから、有名なんだな。 谷へ歩くこと5、6分。 川沿いの左岸に人工で作った風呂がある。 石積みで上段、下段とあるが、下段が立派だ。 縦4メートル、横4メートルぐらいか。 湯の温度はちょうどいい。 外が暑く、汗ばむ。 お客は全部で20人以上。 水着で入っているのは数人で、残るはなぜか風呂を囲んで見物しているノリ。 これでは見せ物だ。 湯もそれほどきれいとはいえない。し かも、川が増水するとあっけなく水没するだろう。 (4月4日訪問) ★ガイド本から リオグランデ川の岸辺にあった古いリゾートの廃墟にある歴史的な石積みの温泉です。 ビッグベンドの中のリオグランデビレッジキャンプ場のそばにあります。 標高1800フィート。 湯は風呂の底から105度(華氏)で湧き出している。 川の水面からわずかに数フィート上にあるだけ。 日中は水着着用をお薦めする。 サービス施設はなし。 売店から6マイル。 |
|
スタンレーとケッチャム(KETCHUM)間、マイル表示146の気持ち東側に山側に登る砂利道がある。 ここを20メートルも入ると駐車場広場があり、車を降りて左手の細身の松の木がいくつか集まっている方へ歩いていく。 周囲は大草原。 この林の中央にあった。 湯はガイド通り温すぎて入れない。 この朝の寒さでは。 しかし、もし、夏の日中であればいいかもしれない。 人工的に掘って作った風呂はひざ上の深さがあって、しかも、底からプクプクと泡が間断なく浮き上がる。 なんとも素敵な風呂だ。 水は澄んでいる。 半月状の風呂は6、7人は入れるだろう。 林と横たえた木のおかげで道路を走る車は気づかないだろう。 それにしてもこれで温度がしっかりあったらなあと心から惜しまれる。 (ガイドから)
標高6900フィート。 丸太の積み上げが風呂を交通量の激しい道路から見えないようにしている。 泥の底は湯をかき回しやすい。 温度は85度(華氏)前後。 この小さな温泉が意外にも人気なのは目だたないことに加えて、次の温泉まで相当距離があるためだろう。 |
|
ガイドに従って国道21号をスタンレーから西へ。 そうしてファークリーク(FIR CREEK)へと向かう。 到着したと思うと分岐があって、キャンプ場を右へ分ける。 すぐにどんづまりの車止めへ。 キャンピングカーが1台あるのみだ。 橋を渡り、緩やかな流れの川の左岸を行く。 はじめは川が河原一杯を流れ、その端を行くが、そのあと、いったん川から離れて草原の中を行く。 それから再び川沿いとなり、続いてもう一度川と離れる。 今度は林の中の快適な道かと思いきや、倒木が多く、幾分歩きにくい。 そして再び川に近づくが、今度は川がよってくるというより、川によっていく感じで、やがて、川岸一杯にとる。 幾分中洲のイメージだ。 そうしてここで踏み跡が急速に小さくなる。 ここが渡渉点なのだ。 ここまで20数分。 結局、幅10メートルほどの川をずぶずぶ入っていくことになる。 対岸に渡り、木立の中を行く。 まもなくして川は左へさよならしてしまう。 高みへと登って行ったうえで平坦道となる。木立の中、ほぼ直線道だ。 さわやかな道。 やがて、再び川が真下に見えてくると道も川も大きく右へカーブする。 そして沢を渡る。 渡ったあと、ジグザグでまた高みへ。 そしてあとは再び左へ傾いた感じの道を奥へと分け行っていく。 沢をもう一つ渡ると近い感じがしてくる。 だが、なかなかたどりつかない。 ようやく林の中、道が右と左に分かれる。 右の方が明瞭だが、左の踏み跡を取る。 すぐにかすかな硫黄の臭いがしてくる。 あるある。 右手の沢と思った流れはすべて湯なのだ。 河原に降り立つと小さなプールが一つ。 湯加減はいいが、ガイドにはこれで失望するな、そのままもっと下流へ行けとある。 下流方向には河原に突き出すようにして林がある。 どうやらあっちの方だ。 確かにこの木立の中ではキャンプができそうだ。 まず木立の右の方へ振るともう一つの沢。 そう、これもまた熱々の温泉なのだ。 このまま突っ切ろうとすると犬が吠える。 人間のいる証拠だな。 まず河原へ出て、そこから回り込もうとすると、いたいた。 犬が吠えるので不信に思った主人たちをやりすごして風呂に到着する格好になった。 風呂には帽子をかぶり、サングラスをはめた人がひとりいたので、男と思ったが、よく見ると背中が真っ白で美しい。 夫婦連れの妻でした。 第2の温泉は川の本流よりも30メートルほど奥で、そこから別の流れを作って川に注ぐ。 この合流地点に石を組んで素晴らしい温泉が並んでいる。 正確に表現すれば手前中央に大きな風呂。 これはビニールで流れをしっかりとせき止めてあるおかげで深くて最高。 温度は気持ち熱めで、やけた背中が熱いが、それでも気持ちは文句なくいい。 しかも一緒に入った奥様は顔はわからないが、スリムな背中が美しい。 そうこうしているうちに横になって、淡いピンク色の乳首が見えた。 胸はスリムな分、小さい。 米人女性の胸がでかいというのは嘘だ。 小さい人もたくさんいる、というのがこのごろ得た感想かな。 湯はその大浴場(6、7人まとめてオーケー)の下に4、5つもある。 いちばん、川に近いのは川の水位に影響されそうだ。 「今年は干ばつで水が少ない」という旦那の話では、場合によっては最上部の風呂だけになる時もあるということか。 もし、そうだとしたら、あのオレンジ色のひもが申し訳程度に着いていた渡渉地点は渡れないだろう。 湯は無味無臭無色。 湯量が文句なく多いため、湯船はどこも完璧に近くて澄んで透明だ。 確かにここは来る価値が十分にある。 ポカテロから来たという夫婦の旦那によると、 「ここはいても2カップルぐらい。週末は知らないが」ということだった。 ここまで1・5時間かかったとのこと。 そうでしょう。 一方の妻はというと、愛想なしでずーっと本を読んでいる。 夫も相手にせず、旦那は所在なさげ。 石を投げたり、森の方へいったりと落ちつかない。 ただ、妻が風呂から出てタオルを巻いている時はいいが、タオルをとって、風呂の中に裸で横たわって乳と陰毛を公表すると、とたんにこちらの様子を伺う。 いい勘しているよ。 できれば、彼女のヌードを入れた温泉の写真を将来の出版のためにとっておこうとおもったのに。 谷は狭くなく広くなく、木立がたくさんあって明るい。 川は幅7、8メートル。 冷たい。上空をタカらしき大型の鳥が旋回している。 最初吠えていた犬とは仲良くなり、ビーフジャーキーをあげた。 (8月25日訪問) (ガイド本から) 徒歩で7マイル。 標高は6200フィート。 スタンレーから国道21号を西へ21マイル。 林道82、579を右折、ブルース・ミードース(BRUCE MEADOWS)とバンダリークリーク(BOUNDARY CREEK)方面へと向かう。 約八マイルでファークリークキャンプ場へのサインを見つけて右折する。 どんづまりが駐車場になっている。 最適な湯温の清らかな風呂に体を横たえ、次々に風呂を替える。 そんな光景を想像してみてください。 このアイダホでも最大規模ともいえる温泉は川沿いで、しかも太陽に暖められた石に縁どられているにもかかわらず、うっそうたる森に囲まれて静かな雰囲気を漂わせている。 このため、開放的な気分にひたれる。 その環境は自然が与えてくれる最上のものとも言える。 ベアバレークリークはこの温泉ではない別のことで名を馳せている。
この川は下流でマーシュクリーク(MARSH CREEK)に合流して、ミドルフォークサロモン川の源流となる。 ノーリターン自然保護区における景勝地のひとつである。 この川沿いの道はかつてサルモンの漁師たちによって頻繁に使われていた時代もあるが、この10年は産卵するサケの保護の為の禁漁が決まってほとんど利用されなくなった。 このため、温泉をひとりじめに出来る可能性が高い。 |
|
スタンレーからサンビームへ向かっていくと、サンビームの手前0・5マイルほどにある。 かつてここにはバスハウスがあったとかで、その建物がそのまま史跡になっている。 いやがおうでも場所はわかる。 バスハウスの上流側と下流側2カ所に石で組んだ風呂がある。 下流は温度はまあまあだが、浅すぎる。 上流は2つあって、一つは母親と娘たち2人が風呂の縁に腰掛けて足を差し入れているだけだ。 何となく近寄っていきにくい雰囲気がある。 入るなら入れ。入らないなら入るな、と言いたい。 ここは観光地に近く、とてものんびりと静かな雰囲気で入れるものはない。 むしろ、子供連れできて、川で遊んだり湯で遊んだりするところだろう。 源泉は山の中腹で湧き、これが道路の下をくぐって流れてきて、それで池に入る。 自然の温泉ではある。 渓谷はそれほど深くはなく、右岸はしっかりとした森、 左岸は面積の半分ぐらいが木という感じ。 東からのぼった太陽が谷を一面に照らし出し、めちゃくちゃ明るいムードが漂う。 湯量は豊富。 無味無臭だが、さすがに硫黄の臭いもする。 しかし、湯量のせいで風呂は明るく、透明できれいだ。 川の水面とほぼ同じ高さにあるので、増水したらおしまいか。 3人連れが行ってしまったあとに入ってみるとこれがいける。 最高。 何かでしっかりと掘ったらしく、深さも十分にある。 周囲に息子の姿を写す母親がVTRを回していたのでためらったが、ここで下着を脱いで水着に着替えてしまった。 このプールは相当工夫して回りをうまく砂で固め、そのうえで川の水と温泉を巧妙に同じ場所から流入させて温度調節を図っているのだ。 遅れて父母、娘2人の4人連れ。 娘は高校と中学か。 靴だけ脱いで足をつけて遊んでいるうちに下の娘はバランスを崩してドボンと腰から下をずぶ濡れにした。 おっちょこちょい娘とは彼女のことか。 笑いをこらえるのに苦労した。 (8月25日訪問) (ガイド本から)
標高6100フィート。 スタンレーから11マイル。 スタンレーからシャリスまでのサロモン川沿いの温泉群の東端にある。 沸騰した湯が道路をくぐって川の縁にある風呂へと流れ込む。 入浴者は石を動かして望ましい温度に調節ができる。 下流側には手作りの木の風呂がある。 長く伸びたホースで一人が入れる大きさの風呂に湯を注ぎ、そうして脇においてあるバケツで川の水を入れて混ぜる。 水を加えないことにはとても熱くて入れない。 バケツがある幸運を祈ります。 |



