米国 天然温泉(野湯)探検

米国には日本に負けず劣らず、たくさんの天然温泉が各地に自然湧出しています。探検記録を紹介します。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

 395号線を南下、ブリッジポートの街を抜け、左から182号を合わせる。
 200メートルもいくと、左に舗装道が伸びる。
 見上げると山の中腹に木々がなく、白い岩が露出した一角がある。
 あそこが温泉だろう。

 100メートルも入っていくと左が広場になっていて、車や廃タイヤなどが積まれている。
 舗装道はゆるく右へカーブしていく。
 その左手に立て札があって、トラバータインとだけ書いてある。
 のぼっていくと、すぐにベンチがあって、ここかなと思って降りてはり紙を見るとウエルカム・シューティングレンジと書いてある。
 射撃場とはどういうことか、と焦り、うろうろしているとワーゲンに乗った男2人組がさらに上へと登っていく。

 いろいろ迷って我々も登ることにする。
 右へ緩くカーブし、高みの奥へ。
 でこぼこ道を頂上へ登りつくと、そこにワーゲンがいた。
 ここは上下に二つあるはずのうちの上の風呂だ。

イメージ 1

 脇になぜか汚いカーペットが敷いてあるのは脱衣のためのものか。
 そして、その脇にモルタル作りの堀りこみ型の風呂がある。
 源泉はその2、3メートル上だ。
 それほど熱くもない。
 これなら風呂は相当ぬるいのではと思う矢先に、連れがぬるいと証言する。

イメージ 2

 ヒゲの2人組(連れは1人を女だと間違えた)は早速入っている。
 こちらに下方を指さし、
 「下にもう一つ風呂がある。ナイスだ」という。
 従っていってみる。
 細い道を行くと広場となり、その向こうにあるようだった。

イメージ 3

 2人組男女が入っていた。
 この広場まで車がかろうじて入れるので、連れを置いて車をとりにいく。
 戻ると、連れは早速入浴体制。
 2人組は出るところといういいタイミングだった。

イメージ 4

 湯は馬の背のようになった高さ2メートルほどの尾根の上に湧いていて、そこから尾根の真上の溝をつたって流れてくる。
 そして最後は崖を滝となって第一浴槽へと入る。
 第一の風呂は長方形で2人入ればいっぱいという代物。
 隣に第二風呂。
 第一風呂からあふれた湯が入ってくる。
 ここには3、4人。さらにあふれた湯は第三、第四へと流れていく。
 段々と浴槽は広くなる。
 いずれもボランティアが風呂型に岩を掘ったのだろう。
 今はまだ冬の温度で、しかも風が強く、入れるのは第一と、せいぜい第2。

イメージ 5

 はじめのカップルは第一を占領していたが、ちょうど出るところでよかった。
 女性の方は横浜にもいたことがあるといっていた。
 湯の流れを指しながら「ゆっくり、はやく」と言えた。
 彼らは出発していく。   

イメージ 6

 ここで我々の天国が始まる。
 すぐにおばさん2人組が現れるが第1の風呂を我々が占拠しているのを見て、撤退。
 その後ももう1カップルが来るが同じ。
 第1風呂に限らず、皆粘土質の岩でそれが細かくなった粘土が風呂の底に敷き詰められており、ヌルヌル。
 といってもドブではないので、さわやかに入れる。

 シエラネバダの山脈が西方に広がる。
 午後7時で日は下がったといっても明るくさわやかだ。
 ブリッジポートの街の左手に広がる大草原。
 雪の山々、右手にはブリッジポートの貯水池が景色のアクセントになっている。

 風呂の回りはリスや野鳥がうろついている。
 ビールとワインクーラーで我々はご満悦。
 夕陽が山なみの向こうに沈むころ、出ることにした。

 この時、男女3人のドリカムカップルが登場。
 ちょうどいい交代だった。
 湯は50度ぐらいだろうか、そのまま湯のにおいをかいでもなにも感じないが、粘土をすくい上げるとわずかに硫黄のにおいがただよった。
 もう少し湯量があったら最高なのだが。
(5月12日訪問)

イメージ 7

 この地域の温泉めぐりの帰り道、もう一度ここによる。
 車で上部の風呂脇へいくと、3人連れが入っている。
 一人は女性だが、真っ黒に焼いていて、しかも黒いサングラスで何者かさえわからない。
 皆、裸だった。

 手を入れると今日もちょうどいい温度だ。
 しかし、連れは3人が醸し出す世界に入りにくいという。
 やむを得ず前回も行った下の風呂をのぞきにいく。
 タイミングよく、今回もちょうど男性2人連れが出るところだった。
 それなら一浴しようと2人で入る。
 いざ入ろうと風呂に近づくとはてなと疑問がわいた。
 湯が流れ込む第1の風呂と第2の風呂がやけにきれいに見えたのだ。

イメージ 8

 こんなに澄んだ湯だったっけ?と連れと話しながら2番目の風呂に足をつけて驚いた。
 熱いのだ。
 すごく。
 おととい来た時はぬるくて物足りなかった第2の湯が今回は熱くて入れそうにない。
 当然、1番目はもっと熱い。
 澄んでいたのは入浴者がいなくて、粘土の粒子がすべて沈澱しているためだったのだ。
 そういえばちょうどいい湯加減の風呂はにごっているのだ。
 源泉の温度が上がったのか、それとも外気の温度や風の影響で前回が冷えていたのかはわからない。
 とにかくいえることはここに風呂が5つある意味がわかったということだ。
 それにしてもここは眺めもよく、最高のロケーションだ。
(5月14日再訪)



(解説)
 標高6700フィート、年中入れる。
 トラバータインの馬の背から湧き出す湯は138度(華氏)。
 そしてこれが一連の並ぶ岩の砂でできた風呂に流れ込む。
 平均温度は118、110、103、96、84度だ。

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事