|
温泉への道はひどい荒れようで普通乗用車ではギリギリだった。 できれば車高の高い車が望ましいようだ。 リオグランデ川の谷の東側に広がる台地をいく。 草原状の土地には点々と掘っ立小屋が並ぶ。 貧しい地域を感じさせる。 谷に近づくと広場がある。 道はさらに南へと伸びて行くが、車1台とバイク1台がとまっている。 4人かな。 さっきのブラックロック温泉で会った男性によれば、今度の湯船はもっとせまいと聞いたので、やや不安が走る。 道は緩く、緩く下っていく。 もっと川に直角につくってくれてもいいようなものだ。なかなか下にたどり着けそうにない。 炎天下、この道を戻ることを考えると憂うつになる。 やがて見えてくる。 広いプールが見える。 しかし、そこには人はいなくて右手前の陰からカップルが二人出てきた。 二人ともに裸。 そのまま、二人はちょっとの間、プールにつかり、それから川に入って無邪気に騒いでいる。 しかし、彼女の方は我々が下りきる前に垂れ気味の自分の尻が恥ずかしいのか、黒の水着を着込んでしまった。 もう1組は上の方からは陰で見えなかった岩間の風呂でしっかりと抱き合っている。 こちらも裸だ。 湯は何カ所も湧いている。 川側から望むと山に向かって3カ所から湧き出ている。 ちょうど中央に石垣を組んだ建物の跡があり、その石垣で囲まれたなかから主な湯が湧いている。 この建物の跡はガイドによれば、古い馬車道の駅だというが、そうだろうか。 米国の多くの温泉がそうであるように、やはり、1960年代ごろに栄えたリゾートだったような気がする。 これが3方に伸びているようにも見えるが土中に潜ってしまうので、わからない。 いずれにしろ、山に向かって一番右は上からも見えた大きな浅いプールに入っていく。 中央は川際ぎりぎりの所にできた小さなプールに。 ただし、どちらも水温はやや低めで、夏には快適な温水と感じるものの、冬はおそらく、無理だろう。 ブラックロックで知り合った男性がこちらの風呂は小さいと言った理由はおそらく、一番左手以外は入れないという意味だったのだろう。 その冬でもOKという風呂は背中に3メートルほどの岩を背負い、まずは人が3人分入れる大きさの風呂がある。 続いて、その風呂からあふれた、およびしみだした湯が川よりの次の風呂に流れ込む。 同じことをもう一度繰り返して川へと入っていく。 ただし、3つ目にもなるとやっぱり寒くて、岩に一番近い風呂がベストだ。 そこにはカップルが裸でひしと抱き合っていて、はじめのうちは入れなかった。 ところが、この風呂はいささか下水のような臭いがする。 季節は夏で外は相当暑く、むしろ、水量が豊富で幾分温い方がいいということになった。 そうこうしているうちに次々と客が来る。 中年連れのご婦人は緑の華やかなワンピースの水着を着込んで入っていたが、途中で上半分をはだけて、いわゆる下だけになってしまった。 特等席でひっついていたカップルは下流へと歩いていってしまった。 そして、戻ってきてまたいちゃいちゃと。 男性2人組は熱い狭い風呂の中、及び、周囲で静かに入浴している。 連れは最後に中央の風呂に専念する。 こんなことをしている間にもリオグランデ川をラフターが続々と通過する。 こちらに裸の男女が結構、寝転がっているのに気づいて見て見ぬふりをするかわいい女性も結構いる。 まあ、人間、不思議なもので、自分が服を着て、ほかのことをしている時に他人の裸を見るのはちょっと違和感見たいなものがあるのだろう。 天気は快晴。
暑いぐらいなので、温い湯が最高に心地よかった。 みな、思い思いにこの楽園を楽しんでいる。 広い分だけ自由にやれるところがいい。 (7月10日訪問) |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2014年02月12日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




