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北部のベーカー温泉からこの温泉に向かう。 途中、どこかのモテルに泊まろうと宿屋を探したところが、高速沿いは皆満員。 仕方なくエバーレットから2号線を東へと走りながら、どこかのモテルに泊まろうと入っていくが、これがことごとくダメ。 なかには1分前についた客で満員というケースもあって、今日はよほどついていないと覚悟を決める。 最後の望みのスカイコミッシュも満員であきらめがつく。 ガソリンスタンドで食い物を買い、あとはどこで夜明けを待つことになった。 はじめはガソリンスタンドのそばにしようと思ったが、犬が吠えるので、さらに奥へ進む。 結局、レンジャーステーションの駐車場に止める。 人がいたが、まあ、こんなところで問題は起きないだろうと、そのまま数時間の仮眠。 結局、明るくなってから二人ともに眠くなり、出発したのは8時過ぎだった。 奥へさらに10分ほど、見覚えのある鉄道をまたぐ橋を過ぎ、登り坂になったところで、右へ林道を入る。 石がごろごろなうえに急坂で、初めてなら絶対にビビル道だが、実績に物を言わせて目標の送電線の鉄塔下にたどりつく。 風呂にたどりついたのはここから20分弱だった。 風呂は3つ体制は変わりなかったが、風呂に敷き詰める青いビニールが新しい物に変わっていた。 清潔そうではあるが、人工的な臭いは否めない。 難しいところだ。 客は二人。谷に向かって左上と下の風呂におり、メインの右上は空だった。 結構なこと。 今回は風呂の横に泊まっている奴はいなかったが、風呂の東側にツエルトが見える。 たどりつく手前の広場にもテントがあり、相変わらずの人気のようだった。 連れとゆっくりつかる。 天気は上々だし、文句はない。 風呂の温度も夏ということで、いささか熱い。 連れは別の温い風呂へ移ったりして遊んでいる。 そのうち、テントの宿泊組が起き出して三々五々入ってくる。
先客のおにいちゃんは以前横須賀にいたとかいう青年で、今日は朝早くシアトルから来たという。 ここはやはり、シアトル圏内なのだな。 1時間以上ゆっくりいても新たに来たのは家族連れの団体一組という静けさ。 十分に楽しんだところで、下山を決めた。 (8月22日訪問) |
ワシントン州
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前回と同じベストウエスタンに泊まり、翌日早朝でかけるつもりであったのが、なまけて昼近くになる。 いつかきた道で迷うような所もない。 国立公園のゲートを過ぎ、あとはどんどん入っていくだけ。 どんづまりに近づくと前回よりも多くの車。 全部で20台はいるか。 温泉目当て以外の人も多いだろうから、たじろぐこともないだろうが、それでも、ちょっぴり心配になる。 早く起きてくればよかった。 天気はよく、暑くなりそうな日だ。 周囲の針葉樹林は前回と何も変わらないが、夏の盛りで、どの樹木も精いっぱい太陽を吸収しておおきくなろうという雰囲気だった。 5、6分おきに奥から帰ってくる客に出会う。 これは本当に込んでいるのだろうな、と覚悟を決めて進む。 途中、のろのろ歩いているカップルを追い抜いて進む。 1時間半はかかると思っていたのに40分程度で到着する。 広場を過ぎて右へテント場を分けると道は細くなり、まもなく橋が現れる。 対岸へ渡ってから下流へ向きなおり、行く。 最初、道ばたにリュックが置いてあるが、誰もいない。続いて左手下に温泉が見えるはずだったが、下草が伸びて道ぞいからは望めない。 次に前回カップルがいた所へいくと、人が一組半。 すでにどこの風呂が一番いいか知っているだけに、さらにずんずんと入っていく。 ちょっと登った高みに前回通り風呂はあった。 風呂の上空には青空が広がる。 前回来た時は北向きの良さはわからなかったが、この夏では太陽が直接差し込まないことが返って涼しく好ましい。 早速ドボンと入浴する。 誰もいない風呂に連れと二人。 気分は最高。 湯は幾分熱い。 でも、だから冬でも入れるのだろう。 相変わらず、湯船の底にはカーペットが引いてある。 これが返って問題なのだ。 なんだか気持ち悪い。 でも、おかげで尻は痛くならないが。 かすかに硫黄臭がするが、湯自体は無色透明。 風呂よりも山側数メートルにある源泉からは、いつものようにドクドクと湯が湧き出している。 周囲は針葉樹がほとんどで、前回来た10月と季節的な感覚は変わらない。 快適なのだが、アブが数匹とんできてはこちらの裸を刺そうとする。 これがチクリと痛くて風呂から体を出せない。 だが、夏でさすがに長い間入っていられない。 格闘のすえ、ほとんどを退治したが、ちょっと落ちつかない入浴になってしまった。 風呂に入りだしてすぐに東洋人(日本人ではない)のおじさんが登ってきて、こちらが入っていることを知ると、かろうじて顔が見える距離からあとどれぐらいででるのか、と聞いている。 なんだへんな奴だなと思いつつ、「あと1時間」と言ってやる。 すると、下に再び消えていった。 そのあとも外人グループがやってきたが、これも、きびすを返して行ってしまう。 つまらないなあ、少しは再び温泉コミュニケーションを楽しみたいと思うがままならない。 1時間たってまだ風呂の中でねばっていると、また、あの東洋人が登ってきて「1時間たったぞ」と言いにきた。 どうやら自分たちだけでこの風呂を独占したいらしい。
いかん奴だと思いながらも、体も十分温まったこともあり、出ることにする。 オレと連れが風呂から出て、体を拭いている間も彼らは至近距離に近づいてこない。 それでハハアとわかった。 こちらが裸で入っていて、そうして、それに遠慮しているのだ。 恥ずかしいというわけだ。 こちらが、「一緒に入りましょうよ」と言っても首を振ったのはそういうことだったのだ。 なんという恥ずかしがり屋。 オレと連れは少し見習うべきか? (8月20日再訪) |
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ポートエンジェルスの街から101号をさらに西へ行く。 7時だからまだ暗い道を飛ばす。 やがて、101号が大きく右へ直角に曲がる所に左へオリンピック国立公園行きの看板があり、道路が現れる。 これを入る。 川の右岸から左岸へ渡るとあとはひたすら幅の結構狭い(米国としては)ワインディングロードとなる。 まだ森の中は夜のとばりが漂い、ヘッドライトに驚いた鳥が道沿いに逃げようとして車にぶつかりそうになる。 ポートエンジェルスから約45分で到着した。 どんづまりにはゲートがあり、手前に駐車している車は10台ぐらいあるかな。 さて、さっそうと温泉に向かう。 あと、2・4マイルだという。 4・8キロ。 40分ぐらいだろう。 道はよく整備されており、車でも入れるのだ。 ただ、手前で止めてあと2・4マイルというのはむしろいい。 そうすることで風呂へ行く客が減り、同時に皆が裸になってくれるのだ。 35分でキャンプ場へと温泉の分岐に着く。 まっすぐとると、まもなく川の脇に出て、橋がかかっている。 さらに奥なのなかなとも思ったが、わざわざ橋がかけてあるということはと考えて、右岸沿いに下流へ向かう道をとるとあった。 まず右に道路のすぐ脇、5ー6人用、浅い。 続いて右、これはやや奥まっており、熱い。 地面からブクブクと湧いている。 2、3人用か。 続いて左の川底の途中の踊り場に大きいのが。 7ー8人用か。 これも浅い。 さらにいくと、右に2段構えの風呂があった。 誰もいないようにも見えたが、荷物がある。 目が悪いからおかしいなあと接近したら、こちらに背を向け、二人連れが寝そべっている。 はじめ、足が見え、それから股間が見えた。 一人は息子がついているように見えたが、もう一人はヘアだけのような気がして、更に接近すると確かにその方にはオッパイがついていた。 横になると女性の胸は小さく平たくなってしまうのだ。 50前後のおじさんとおばさんだった。 これが終点かなと思いつつ、なんとかこの2人を写真のモデルにしたいなあと思案しているうちに、さらにおじさんがもう一人現れる。 その彼が「この奥の上に登っていくともう一つある」という。 それが最後のようだ。 そこで登っていく。 すぐにあった。 ここの風呂は右上の源泉を小川のように流して風呂にいれてある。 温度はベスト。 山側に太い丸太を横にして下流側は大きな石をいくつも組んで堅牢な風呂になっている。 幅2メートル弱、長さ4メートルといったところ。 深さ20ー30センチしかなく、半分横にならないとダメ、という点では他の風呂と同じなのだろう。 湯は無色だが、これが結構、硫黄臭い。 温泉らしくていい。湯が全体的に緑なので、苔かと思ったらそうでもなく、まずまず清潔といっていいだろう。 ロウソクの跡があって、キャンパーが夜ここに来ることが想像できる。 彼らはむしろ、午後から夜来るのだ。 おかげで午前中は驚くほど静かでいい。 谷は北向きだが、ぽっかりと頭上から北へ向けて空が広がっており、明るい。 今日は残念ながら曇天。 降水確率20%だという。 確かに今にも降りそうだ。 頭が白と茶黒の結構大きな鳥が4、5羽、交互にとんできては、本当に近距離でこちらを首をかしげながら眺めていく。 このどんづまりの風呂は一番いいのかもしれない。 ただ、他の風呂も捨て難いものがある。 湯量でいえば想像を絶するものがある。 かつてここもリゾートだったという。 ここに限らず多くの温泉リゾートが30年ほど前にすたれたのは何故なのか。 もちろん、それによってこうして原始そのままの風呂をタダで楽しめるんだが。 (入り口の案内板による説明) 6つの浅いプール。 温度は80ー118度。 ペーハーは9・2。 ソルダック(山の向こう側にある)と化学組成は同じ。 たくさんの利用者があったあとは、バクテリアがたくさん発生している恐れあり。 リスクは自分で負うように。 1892年にアンドリュー・ジャコブソンによって発見される。 ネイティブアメリカンの初の温泉となった。 1908年にリゾートが完成。 1930年の大恐慌まで風呂はブームだった。 1940年火災で焼失。 再建したものの衛生問題などが指摘され、1966年12月に閉鎖。 1983年にここまで入り込めた車道が閉鎖、これで静かになった。 (10月12日訪問)
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エバーネット(EVERNET)の街を結局、午前7時半過ぎに出ることになる。 本当は6時前に出るはずだった!。 天気予報は裏切りの快晴。 こんなんならきちんと出るべきだったと後悔しても遅い。 まだガスの残る2号線をひたすら東へ。 50マイルでスカイコミッシュ(SKYKOMISH)。さらに10マイルほど行くと、シーニックの街らしき所へ出る。 右へ道を送ったあと、右から川と鉄道(バーリントンノーザン)が接近。道路の下をくぐるとまもなくだ。 右に細い林道の入り口が現れる。 迷わず入るが、これが大きな石がゴロゴロする凹凸の激しい林道だ。 やむなく、車を止めて歩くことにする。 しばらくすると道は格段によくなる。 これなら入ってくればよかったと後悔する。 送電線が現れると4WD車が点々と置いてある。 道が入り組んでわかりにくいが、結局、送電線を見て右のすぐそばの鉄塔から4本目を過ぎると右手に踏み跡が見つかる。 迷うことはないだろう。 この入り口にもランクルが置いてあった。 ここから急坂の細い道だ。 すぐに左手上から沢。 手をつけると温い。 この上に温泉があるようだ。 ところが、道はそんなことはおかまいなくに真っ直ぐいく。 踏み跡の入り口から0・5マイルとあった。 それだけに結構歩かねばならないことはわかるものの、かなりの急坂をぐんぐんとまっすぐいくとやや心細くなる。 でも、温泉へ行く以外、何もない道のはずだ。 構わずいく。 やがて、大きく綱が補助としてかけてある坂を越えると左へカーブして回れ右。 すぐに2つのテントがあった。 ここへ泊まるのだ。 そして、まっすぐ10メートルで左手斜面下に温泉があった。 木造の舞台造りの風呂が3つ。 一番上の風呂の上にはきちんとした踊り場的な脱衣場もある。 ここには寝袋に入ったままのヒゲのおじさんがひっくり返り、その隣に大きなシェパードが寝ている。 近づくとシェパードは起きあがるが、吠えたりする気配はない。 左手に1番目よりもやや低い位置に2つ目の風呂がある。 ここにも脇で寝袋で寝ている輩がいる。 さらに一番目の真下により大きな風呂がある。 風呂は木で枠をしっかりと組んだ上で青のビニールシートが敷き詰められており、湯がもれないようになっている立派な風呂だ。 いずれも、立っても腰の深さまである。 風呂の底も快適だ。 湯は無味無臭無色。 湯は一番上の踊り場の真上から湧いている。 これをパイプで引いて分けている。 一番上は最も快適な温度。 下は夏はいいが、この時期にはすでにやや寒い。 テントなどで寝ていた男どもが2人やってきて合計4人になる。 ここは夜、星明かりの下で入るのが最高なのか。 それぞれの風呂の脇にはランプ台があるし、ろうそくのろうの跡が山積みしている。 一番上の風呂の頭上はブルーのシートがかけられていて、雨の日でも大丈夫なようになっている。 結構、利用者がいるということだろう。 その割にゴミなどは一つも落ちていない。 ゆうべ泊まった男たちはゴミ袋に空き缶を投げ入れていた。 ここは北向きの高台で眺めは最高。 川の対岸の山々が美しい。 難点と言えば、山の木々がほとんどが常緑樹で紅葉時なのに色が変わっていないことだ。 この周辺はほとんどがヒノキ系の木々。 あと下をバーリントンノーザンの鉄道の幹線が走っていることから、ウルサイのだ。 それが欠点だ。 車の音も結構するし、静けさは期待できない。 風呂は最高なのにね。 湯量も下の上ぐらいある。 なんて、メモを書いているうちに男女2人が反対方向から現れた。 女性もオレと同い年ぐらいなのだろうか、顔は美形だし、しかも細面なのだが、これが下半身に向かって末広がりのよう。 彼女はジャージをさっさと脱ぐとパンツもはいていなかった。 ところが本当、小錦のノリなのだ。 胸は結構あるが、もう垂れている。 乳首の色は結構いいんだが。下半身はすごい。 とにかく、黒い陰毛と太股しか見えないのだ。 しゃがんで彼女が風呂へ入ろうとしても股間の陰部が見えないのだ。 連れの彼はあの時は苦労するだろうな。 そうしているうちに続々と客がやってくる。
バックパックの次なるカップルは、彼女が堂々と美しい裸を見せているのに、彼氏はパンツをはいたまま入っている。 どうなってんの? (10月11日訪問) |
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シアトル空港から国道5号で北上する。 1時間ちょっとでバーリントン(BURLINGTON)へ向かう20号のサインを降りて、20号を東へ行く。 ここから東へ23マイルとあるが、マイル表示82を過ぎると左へベーカー湖への道が案内板付きで現れる。 舗装はさらに続く、快適な道だ。 紅葉は半分、残りは緑のまま。 最盛期も近いようだ。 湖をいくつかかすめ、まもなくするといきなり行く手に標高3285メートルのベーカー山が見えてくる。 これがすごい。 山容の70%を氷河が覆っているのだ。 やわらかな雪のようにも見えるが、実はガチガチの氷の原なのだろう。 しかし、まるで手に取るように近くに見えるのに、下はまださわやかな秋なのだ。 どうして雪が溶けないのか不思議な気持ちになる。 まもなく工事中の橋を渡り、あと少しいくと左へ1144の林道が伸びていく。 これを左折。 さすがに砂利道になる。 結構狭いところもあるが、ひるむことなくいく。 車が3台とまっているところがあったが、これをやりすごして入り口からほぼ正確に3・2マイルで右手に車(ピックアップトラック)が3台。 ここだ。 道は広い谷。 普通だと右の谷のほうに気をとられそうだが、反対の山側の方に明らかな踏み跡がある。 ここに到着するまでに空港から2時間半だった。 車を止めて踏み跡の坂を登るとすぐに看板があって、ここにやってくる人の調査中なので登録するようにと書いてある。 左へいく。 林の中の湿った道を行くと、3分ほどで行く手に見えてきた。 踏み跡の終点が温泉の円形風呂だ。 地面から沸き上がっている場所をユンボかなにかで掘り返したのだろう。 直径5メートルほどの丸い風呂だ。 硫黄のかおりがはっきりとする。 米国の温泉としては珍しい。 先客は40代の夫婦連れと60歳代のおじちゃん。 みんな水着をつけている。 こちらもつけることにする。 風呂の深さは30センチメートルぐらいか。 きちんと座ると胸あたりまで外に出てしまう。 半ば横になるといい。 温泉はプールの各所からブクブクと湧き出している。 その湯は案内通り109度(華氏)あるのだろうか。 湧き出している場所以外は少々温い。 もう少し熱い方がいいと、湧き出している真上に尻を置いていると今度は熱くて汗が出る。 底は小石で敷き詰められており、まあまあの感触か。 紅葉の落ち葉が底に沈んでいる。 頭上だけは青空。 周囲は米松の美しい木々が青空を貫くようにして伸びている。 今回の湯客は温泉の話ばかり。 おじいちゃんによると、この周囲にまだいくつも隠れた温泉があるという。 ま、はるばるシカゴから来た人間としては残念だが、それは地元の人のものなのだろう。 しばらくして、白人と東洋人の若いカップルが来たが、彼女がその気にならなかったようで、帰っていってしまった。 久しぶりに東洋人の肢体を見たかったなあ。 そのあと来たのは温泉によくいるヒゲもじゃもじゃのおにいちゃん。 こういうヒッピーが温泉好きに多いのは何故か。 やっぱりナチュラリストはこういうことになっちゃうのか。 もう1点。 こういうところへ来る人はたばこを吸う人が多いんだよね。 何故かしら。 もっと都会の垢が抜けた健康的な男女は来ないのか。 ヒゲを加えた4人は果てしもなくおもに温泉をテーマにした話を続ける。
それによると、明後日来訪予定のオリンピック温泉周辺は20カ所以上の温泉があるようだ。 ゲッ。 これは再訪しなければならないのだろうか。 天気は曇天。時折、太陽が差し込む。 (10月10日訪問) |
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