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遅きに失する

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写真は、山端の夕暮れ雲。/(8/24)ふる里の散歩途で、ケータイ撮影



「訂正、遅きに失した」池上氏のコラム一転掲載 
朝日、おわびコメント添付も見合わせ理由なし
2014.9.4 10:04 [メディア
 朝日新聞は4日付朝刊で、同紙の慰安婦報道の検証に関して批判したジャーナリスト、池上彰氏のコラムを掲載した。いったん掲載を見合わせた判断の誤りを認めて池上氏と読者におわびするコメントを付けた。
 コラムは「池上彰の新聞ななめ読み」。「訂正、遅きに失したのでは」と題し、「過ちがあったなら、訂正するのは当然。でも、遅きに失したのではないか。過ちを訂正するなら、謝罪もするべきではないか」などと指摘している。
 同紙は紙面で「本社はいったん、このコラムの掲載を見合わせましたが、適切ではありませんでした」「社内での検討や池上さんとのやりとりの結果、掲載することが適切だと判断しました」と説明した。
 また、池上氏のコメントも「朝日新聞が判断の誤りを認め、あらためて掲載したいとの申し入れを受けました。過ちを認め、謝罪する。このコラムで私が主張したことを、今回に関しては朝日新聞が実行されたと考え、掲載を認めることにしました」と掲載した。
 ただ、なぜ見合わせたのかの説明はなかった。
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慰安婦報道言及の池上彰氏コラム掲載へ 
朝日新聞
2014.9.3 20:49 [朝日慰安婦検証
 朝日新聞は3日、同紙の慰安婦報道の検証記事に言及したジャーナリスト池上彰氏のコラムを、4日付の朝刊に掲載すると明らかにした。池上氏によると、コラムは8月分として掲載予定だったが、同紙に掲載を断られたため、池上氏が連載打ち切りを申し入れていた。
 コラムは「池上彰の新聞ななめ読み」。毎月1回、テーマを絞って朝日を含む各紙の報道ぶりを読み比べ、内容を論評している。
 朝日新聞広報部は「池上さんと話し合いを続けておりましたが、4日付朝刊で掲載することになりました」とのコメントを出した。
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週刊新潮の広告、「売国」「誤報」黒塗りで掲載へ 
朝日新聞
2014.9.3 22:29 [「慰安婦」問題
 「週刊新潮」を発行する新潮社は3日、朝日新聞から9月11日号(4日発売)で同紙を批判する内容の新聞広告について、一部を黒塗りにすると連絡があったことを明らかにした。朝日新聞は慰安婦問題に関する報道を批判した先週号の週刊新潮について、広告の掲載を拒否していた。
 黒塗りになるのは「売国」「誤報」との文言。新潮社は「黒塗りについては納得も承認もしていないが、掲載する朝日新聞が行うことで仕方ない」とコメントしている。
 朝日新聞社広報部は「個々の広告の掲載経緯などについては、取引内容に関わりますので公表していません」とした。
 一方、慰安婦問題の報道に関し朝日新聞を批判した先週号の広告を掲載拒否された週刊文春は、11日号(同)でも批判記事を掲載。発行元の文芸春秋は同紙から広告の黒塗りの連絡があったかについて「個別の案件で回答できない」としている。
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報道の自由の重み分からぬ韓国 
杏林大学名誉教授・田久保忠衛
2014.9.4 03:07 [正論
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 韓国の朴槿恵大統領に関するコラムをめぐって産経新聞の加藤達也ソウル支局長が名誉毀損(きそん)の疑いで告発された事件には、何とも驚いてしまった。
 言論・報道の自由を弾圧する独裁者に対し、正義のペンを振るう記者という型にはまった対立のお話ではない。韓国国内で出回っているあまり次元の高くない報道や噂を紹介した外国人特派員が、国内の報道機関より厳しい検察の事情聴取を2度も受けたと聞いて、思わず耳を疑った。韓国の当局は正常な判断力を失っている。
 ≪7時間の空白への関心当然≫
 取材する側からみれば、知名度が高くなればなるほど言動にニュースバリューが生じる。一国の最高指導者の言動には公私ともに関心が集中するのは当然だ。
 最近、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」により、米人ジャーナリストが処刑される映像がインターネット上で流された。その両親と電話で話をした後、オバマ米大統領は、カメラに向かって「犯人は許さない」といつになく激したのも束の間、夏季休暇先のゴルフ場へすっ飛んで行った。それを、8月23〜24日付米紙ニューヨーク・タイムズ国際版がトップ扱いで報道した。見出しは「ゴルフの片手間でテロリストに対応、神経逆なで」である。
 大統領にとっては愉快な記事ではなかろう。しかし、報道の自由の大原則は常識であり、名誉毀損の議論などにはならない。
 新聞記者の天国とされる米国と韓国の事情は異なるだろうが、300人以上の犠牲者を出したフェリー「セウォル」号の沈没事故発生時に、7時間にわたり朴大統領の所在が不明だったとしたら、それをメディアが問題にしない方が不思議だ。日本の場合、首相の動静は日々の新聞に分刻みで日程が公開されている。家族の誰と誰がどこで食事をしたといった記録まで目にすると、透明度が過ぎて首相に気の毒な感じもする。
 朴大統領の執務状況がどうであったかを問題にしたのは韓国最大の部数を持つ朝鮮日報で、主としてそれを引用して書いたのが産経だ。朝鮮日報は大統領府から口頭で注意されただけといわれ、産経は名誉毀損の疑いありというのは誰が考えても理屈に合わない。
 ≪温一族蓄財報道で聴取なし≫
 そのような不可解な対応が、逆に大統領府は何かを隠そうとしているのではないかという疑惑を招いて、ニクソン大統領のウォーターゲート事件やクリントン大統領の不倫偽証疑惑に発展し、社会的に大爆発を引き起こしたのではなかったか。私は在京の内外メディアの過剰と思われる取材方法と表現の行き過ぎに苦い思いを何度かした経験がある者だが、それでも今回の出来事は不自然で不透明なところが多いように思う。
 2年前に、中国の党、政府の大幹部に絡むスキャンダルを米メディアが暴いて、世界中が騒然とした例があった。1つは米通信社ブルームバーグで6月29日、中国の最高指導者に内定していた習近平氏の姉夫婦とその娘が、3億7600万ドル(約300億円)の資産を保有していると報じた。
 さらに、ニューヨーク・タイムズ国際版は10月26日付で温家宝首相の母親、兄弟、子供たちが約27億ドル以上の巨額な蓄財をしていると伝えた。3面を全部費やして、温氏が国務院副首相に就任して以来、いかに家族の蓄財が始まったかを微に入り細を穿(うが)って説明し、関係した家族の大きな顔写真や取引した人物間の相関図が載った同紙を、時間を忘れてむさぼり読んだことを覚えている。
 一党独裁制の下、国内で徹底した言論・報道の規制を敷くのはお手の物の国である。これらの報道に対しネット上の規制をすぐにかけ、少なくとも私がニューヨーク・タイムズ紙幹部に聞いたところでは、同紙は報道直後から猛烈なサイバー攻撃を受けた。北京支局員に交付されるべきビザが出ないなどの嫌がらせを受けた。しかし、検察に事情聴取のために記者が呼びつけられるようなことはなかったという。ブルームバーグについても同様だった。
 ≪米赤狩り下で取材したタス≫
 中国では文化大革命時代の1967年、「壁新聞」を翻訳して日本に送稿した産経新聞の柴田穂北京支局長を国外に追放したのに続き、毎日新聞、西日本新聞の記者を追い出し、日本経済新聞の記者が北京で長期間にわたって拘束された。その結果、中国は世界の野蛮国とみられてしまった。外国人記者には以後、多少は神経を使うようになったのかもしれない。
 冷戦期の50年代に、米国ではマッカーシー上院議員による「赤狩り」が凄(すさ)まじかった。しかし、ソ連・タス通信ワシントン支局長を約20年間にわたって務めたローレンス・トッドは当時、自由に行動し、ソ連を追及する同議員に直接取材している。彼は国務省記者団の会長になって、内外記者の世話役も果たした。米国社会の包容力を感じる。報道の自由が許される社会には、国が伸びていく勢いがある。失礼ながら、いまの韓国にはそれがない。(たくぼ ただえ)
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朝日新聞炎上 
慰安婦報道「検証」に続き「吉田調書」でも
2014.9.2 11:30 [朝日慰安婦検証
 ■正論10月号 徹底批判150ページ!
 国民の怒りと顰蹙(ひんしゅく)を買いまくっている朝日新聞の慰安婦報道「検証」について徹底特集。櫻井よしこ、門田隆将、阿比留瑠比3氏の緊急座談会は、「検証」を“逆検証”。不十分な説明、国際社会で日本が辱められている現状への頬かむり…。謝罪なき紙面から、日本に仇(あだ)なす朝日の正体を浮き彫りにする。
 西岡力氏は、朝日「検証」が詭弁(きべん)でしかないことを逐一明らかにする。朝日は、元朝鮮人慰安婦の証言を最初に紹介して慰安婦問題に火をつけた植村隆元記者の記事を「検証」紙面で擁護し、植村記事を「捏造(ねつぞう)だ」と批判する週刊誌に相次いで抗議文を送りつけた。これに対し西岡氏は、植村記事はやはり「捏造」と一刀両断にし、「検証」紙面の狡猾(こうかつ)さを炙(あぶ)り出す。1992年から慰安婦問題での日本糾弾に反論し続けてきた西岡氏の「検証」紙面への反論完全版だ。
 朝日の誤報は、「日本軍慰安婦=性奴隷」という不当なレッテルの拡散につながった。島田洋一氏は、「性奴隷」の国際社会への蔓延(まんえん)ぶりを示す深刻な事例を報告。朝日とともに、外務省にもこの問題で重大な責任があることを明らかにする。
 福島第1原発事故で「所員の9割が所長命令に違反して撤退した」と朝日が報じ、国際社会で再び日本を貶(おとし)めた吉田昌郎元所長の調書問題も、産経新聞が入手した調書をもとに長辻象平氏が解説。「命令違反」とした朝日への批判・疑義は、産経に続いて読売・毎日新聞、共同通信からも上がった。朝日サン、もう逃げられませんよ。まずは公の場で社長が会見すべきだ。(安藤慶太)
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恥知らず

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写真、夕暮れと「舟山」。/(8/24)ケータイ撮影




「不都合な真実に頬かぶりする朝日」

『週刊新潮』 201487日号
日本ルネッサンス 第617

「朝日新聞」の綱領には「不偏不党の地に立って言論の自由を貫き」、「正義人道に基いて国民の幸福に献身し」、「真実を公正敏速に報道」するなどの美しい言葉が並んでいる。
だが同紙の慰安婦報道を検証すれば、綱領は誇大広告の域を超えた虚偽声明に思える。朝日が「国民の幸福に献身し」、「真実を公正敏速に報道」した事例はどこにあるのかと問わざるを得ない。
朝日の慰安婦に関する誤報と、それを指摘されても訂正しない頑なな姿勢こそが、過去、現在、未来の日本国民を不名誉と不幸の淵に追いやるのである。韓国人を激怒させた挺身隊=慰安婦という報道の誤りを幾度指摘されても、朝日は未だに訂正せず、頬かぶりを続ける。
このような朝日によって、シンクタンク「国家基本問題研究所」(国基研)の意見広告が事実上の掲載拒否に遭っている。
620日、政府は河野談話作成経過に関する検証報告を発表したが、同報告は、詳しく読めば読むほど不十分な内容だった。そこで国基研は、さらなる検証が必要で、河野洋平氏と談話作成に深く関わった内閣外政審議室長らを国会に招致し、説明を求めるべきだと考え、「『河野談話』の検証はまだ終わっていません」と題する意見広告を作成した。
同広告の主旨は以下のとおりだ。
◎慰安婦問題を巡って「セックススレーブ(性奴隷)20万人」という事実無根の中傷が世界中に広まっており、検証はなされて当然だった。
◎しかし、その内容は、河野氏と外務省の謝罪外交の失敗を覆い隠すものであり、これでは、汚された日本人の名誉は回復されない。
◎平成41月の訪韓で、宮澤喜一首相は8回も謝罪したが、その時点で慰安婦強制連行の有無を政府は調べていなかった。
◎「私は女の狩り出しを命じた」(吉田清治氏)というありもしない証言と朝日新聞の誤報で激高した韓国世論におもねって、政府はその場しのぎで謝った。
◎国益と名誉を回復するために、談話作成に責任を負う河野氏と外務省関係者の国会での説明が不可欠だ。
「スペースがない」
読売、朝日、毎日、産経、日経の全国紙5紙に右の意見広告掲載を国基研が申し入れたのが74日だった。朝日を除く4紙は7171819日のいずれかに広告を掲載した。ところが朝日だけ、729日現在、掲載に至っていない。
その間の7日に、朝日から国基研宛に質問状が届いた。意見広告の文中に①「平成41月の訪韓で、宮澤喜一首相は8回も謝罪」、②「朝日新聞の誤報で激高した韓国世論」とあるが、裏付け資料はあるかとの問いだった。
国基研は、①については「平成41992)年118日の朝日が報じている」と回答した。同日朝刊のコラム「時時刻刻」で朝日自身が、宮澤喜一首相が「『謝罪』『反省』に8回も言及した」と明記している。
②についてはこれ以上ないほど、確かな証拠がある。当欄でも複数回指摘したが、植村隆記者が、平成3811日、ソウル発の記事で慰安婦とは無関係の女子挺身隊を慰安婦と結びつけて以下のように報道した。
「日中戦争や第二次大戦の際、『女子挺身隊』の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた『朝鮮人従軍慰安婦』のうち、1人がソウル市内に生存していることがわかり、『韓国挺身隊問題対策協議会』が聞き取り作業を始めた」
植村記者が取り上げた右の女性がその3日後、ソウルで記者会見した。彼女は金学順という実名を公表し、生活苦のために14歳で親に売られたと語った。
金学順氏は、勤労奉仕の若い女性たちで構成する挺身隊とは無縁の人だ。従って、彼女が女子挺身隊として戦場に連行された事実はあり得ない。そもそも、女子挺身隊の若い女性たちが連行され慰安婦にさせられた事実は、一例もない。全くない。にも拘わらず、貧しさ故に親に売られた金学順氏を材料にして、植村記者は日本と日本軍を貶める偽りを報じたのだ。この誤報を朝日は社説及び天声人語で取り上げ、拡散した。
国基研はこのようなことを指摘して朝日の問いに答えた。すると、パタリと音沙汰がなくなったのである。意見広告掲載について他紙との事務手続きが進む中で、朝日だけがなしのつぶてとなった。
そこで国基研が問い合わせると、「(国基研の希望する)71718の両日は広告スペースがない」との回答だった。国基研は、いつでもよいからスペースがある時点での掲載を希望する旨伝えたが、729日現在、朝日からの連絡はない。恐らく、これからもないのであろう。朝日は事実上、掲載を拒否したのである。これを世間では頬かぶりという。
まるで朝日と双子
それにしても、世界には同類がいるものだ。アメリカのリベラル紙「ニューヨーク・タイムズ」(NYT)も都合の悪い事実を指摘されると、朝日同様、頬かぶりする。
米ジョージタウン大学教授のケビン・ドーク氏は、今年32日のNYTの社説に反論を送った。社説は「安倍氏の危険な修正主義」との題で、安倍首相が「南京大虐殺」を否定し、慰安婦への謝罪をご破算にするつもりだと非難する内容だった。
これらは事実でない。そこでドーク氏は、①安倍首相は南京大虐殺を否定していない②一国の首相に対してこのような事実誤認の非難は許されない③安倍首相の発言や、首相が象徴するものは、近隣諸国とりわけ中国を戸惑わせるかもしれないが、軍事行動を取っているのは日本でなく中国である④日本は60年以上、民主主義を貫く信頼に値する国だ─などと書いて投稿した。
310日、NYTから質問が届いた。氏の文章の後に、「それでも彼(安倍首相)は(放送作家でNHK経営委員の)百田尚樹氏と共著を出版し、共著本で百田氏は南京大虐殺は捏造だと語っている」とつけ加えてもよいかというのだ。何が何でも安倍首相を「歴史修正主義者」として貶めたいとの意図が読みとれる、姑息な手法である。
「百田氏の見解は首相と無関係」としてドーク氏が拒否したのは当然だった。しかし、これっきりNYTからはなしのつぶてとなったのだ。
NYTは日本政府から抗議を受けて、小さな、そしてどう見ても不十分な訂正記事は出したが、ドーク氏の投稿に関しては無視が続いた。そこでひと月余り後、氏が問い合わせると、「投稿を掲載するスペースがない」と回答してきた。まるで朝日と双子のようだ。
自らの嘘や事実誤認に頬かぶりする恥知らずのメディアが、洋の東西を問わず跋扈していることを心に刻みたい。






陋の内と塀の外

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写真は、「位山」と「宮村」/(8/24)JR高山線の車窓から、ケータイ撮影




池上彰氏、朝日新聞での連載中止を申し入れ 
慰安婦「検証」批判で掲載拒否
2014.9.2 23:30 [「慰安婦」問題
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   池上彰氏(大橋純人撮影)
 ジャーナリストの池上彰氏(64)が、慰安婦問題に関する記事の一部を取り消した朝日新聞報道を批判した原稿の掲載を拒否されたとして、同紙での連載中止を申し入れていたことが2日、分かった。池上氏は産経新聞の取材に「これまで『朝日の批判でも何でも自由に書いていい』と言われていたが、掲載を拒否され、信頼関係が崩れたと感じた」と説明している。
 池上氏によると、連載中止を申し入れたのは、朝日で毎月1回掲載されていた「池上彰の新聞ななめ読み」。池上氏は8月29日掲載分として、朝日の慰安婦報道検証や、それを受けた他紙の反応を論評する予定だった。掲載数日前に原稿を送ったところ、28日に担当者から「掲載できない」と連絡があったという。
 池上氏は「原稿の具体的な内容については言えないが、私自身は朝日新聞の検証を不十分だと考えており、そうした内容も含まれていた」と述べた。
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「連載中止を決めたわけではない」と朝日新聞 
池上氏の連載打ち切り申し入れに
2014.9.3 01:16
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   池上彰氏(大橋純人撮影)
 ジャーナリスト池上彰氏(64)が朝日新聞で連載していたコラムの打ち切りを申し入れたことについて、朝日新聞広報部は「連載中止を正式に決めたわけではなく、今後も誠意を持って話し合う方針だ」とコメントした。
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朝日、再び慰安婦特集記事掲載 今回も謝罪せず
2014.8.29 04:00 [「慰安婦」問題
 朝日新聞は28日付朝刊で、今月5、6両日に続いて慰安婦問題に関する特集記事「慰安婦問題 核心は変わらず」を掲載した。自社が朝鮮半島で女性を強制連行したと証言する自称・元山口県労務報国会下関支部動員部長、吉田清治氏の記事を少なくとも16回取り上げたことと、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の河野洋平官房長官談話とは関係ない−とする内容だ。
 朝日新聞は5日の特集で吉田氏の証言について「虚偽だと判断し、記事を取り消します」と書いたが、謝罪や訂正は行っていない。今回も自社には責任がないことを強調した形だ。
 また、吉田氏の証言について「韓国では一般的に知られているとは言えない」という匿名の韓国政府関係者の言葉を引き、韓国で慰安婦問題が過熱したのも吉田氏の証言からではなく、元慰安婦自身の証言を重視しているからだと指摘。その上で、「吉田氏の証言が問題の本質ではありえない」とする匿名の韓国元外交官の話を紹介している。
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朝日は脱皮せねば「化石」になる 
東洋学園大学教授・櫻田淳
2014.9.3 03:09 [正論
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 朝日新聞の「慰安婦虚報」問題が引き起こした波紋は、相当な広がりを持つことになりそうである。産経新聞に続き、読売新聞も、「慰安婦虚報」の検証に乗り出した。他のメディアによる朝日新聞批判も止(や)まない。朝日新聞にとっては、状況は旗色の悪いものになっている。
 ≪対中、対韓悪化の下地作った≫
 従来、朝日新聞の論調には、「兎(と)に角(かく)、日本のナショナリズムは抑えなければならない」という認識が一貫して反映されてきた。この認識からは、対中関係や対韓関係でも、「日本がナショナリズムを抑え、中国や韓国に譲りさえすれば、万事丸く収まる」という発想が出てくる。「慰安婦虚報」も、こうした「日本のナショナリズムを抑える」という意図に沿うものであったからこそ、根拠の乏しい記事が紙面に載り、その後に訂正されることもなく三十余年も放置されてきたのであろう。
 しかし、「日本のナショナリズムを抑える」という盲目的な姿勢は、朝日新聞が懸念する「ナショナリズムの危険」に向き合うにはあまり役立たない。それは、アルコールの害悪に対処するために、「禁酒法」制定で臨むようなものであるからである。ナショナリズムは、適度であれば近代国家における「国民の統合」を担保する条件になるけれども、過度であれば対外関係に無用な摩擦や軋轢(あつれき)を生じさせる。ナショナリズムに絡んで大事なのは、その「節度」を見極める議論に他ならない。
 今や、対中関係も対韓関係も「最厳寒期」の様相を呈し、日本でも対中感情や対韓感情は明らかに冷却したままだ。それは、朝日新聞が決して望まなかった風景かもしれない。「日本のナショナリズム」を無理矢理に抑えようとして、かえって対中関係や対韓関係の異様な光景が出現する下地を作った。「慰安婦虚報」を含めて朝日新聞の論調には、そうした風情がある。先々、万一、「日本のナショナリズム」が暴走するとすれば、朝日新聞もまた、その「節度」の見極めに資さなかった責任の一端を負わなければならない。
 ≪現在進行形の蛮行には鈍く≫
 加えて、朝日新聞は、「慰安婦虚報」で問われるべき事柄の本質が、「女性の人権侵害」にあると主張している。それは、「リベラル・メディア」にふさわしい見方であろう。そうであるならば、たとえばナイジェリアに暗躍するイスラム過激派、ボコ・ハラムの蛮行は、朝日新聞の論調の中では、どのように評価されたのか。
 「数百人の少女を暴力で拉致して、売り飛ばす」という蛮行は、朝日新聞が「慰安婦虚報」を通じて告発しようとした「女性の人権侵害」の風景が現在進行形で再現されたものであるといえる。ボコ・ハラムの蛮行がこの5月8日に世界に伝わった後、この件を社説で取り上げたのは、毎日、産経両紙が最も早く5月11日付であり、読売新聞が15日付、東京新聞が17日付で続いた。朝日新聞は、事件露見から2週間近くたった19日付で漸(ようや)く取り上げている。ボコ・ハラムの蛮行に対する反応が最も鈍かったのは、実は朝日新聞なのである。「リベラル・メディア」の看板に偽りがなければ、こうした現在進行形の案件に対する反応の鈍さは、十分な反省に値しよう。
 筆者は、朝日新聞が「『普通の国』のリベラル思潮やハト派姿勢」を体現するメディアに脱皮することを望んでいる。ベトナム戦争時にハンス・J・モーゲンソー、そしてイラク戦争開戦時にジョージ・F・ケナンが、それぞれ「政治的リアリズム」の観点から往時の米国政府の戦争対応を批判したけれども、日本が「普通の国」になった後でこそ、その折々の政府の政策対応に対する冷静にして合理的な批判の受け皿になるメディアの役割は、「言論の多様性」を担保する意味からも大事になる。
 ≪戦後平和思潮への帰依捨てよ≫
 しかしながら、その脱皮には、2つの前提がある。それは、第1に「日本のナショナリズムに対する盲目的な批判」の惰性から抜け出すことであり、第2に憲法第9条に体現される異様な戦後「平和」思潮への帰依を捨てることである。これらの惰性や帰依は、どれほど知的な衣装を纏(まと)おうとも、現実の対外政策課題を前にした「思考停止と知的怠惰」の反映に過ぎない。然(しか)るに、「普通の国」への動きに抵抗し続けるならば、そして「慰安婦虚報」を世人の誰もが納得できる体裁で総括しないならば、朝日新聞の「『普通の国』のリベラル・ハト派メディア」への脱皮は遠のくであろうし、そのメディアとしての「信頼性」は毀損(きそん)されたままになるであろう。朝日新聞にとっては、「慰安婦虚報」で揺れる今が、その脱皮への好機かもしれない。
 もっとも、朝日新聞が、その好機を生かせるかどうかは、定かではない。しかし、それができなければ、朝日新聞は、メディアとしては「化石」のようなものになるだけであろう。それは、日本の言論全般にとっては、決して幸福なことではあるまい。(さくらだ じゅん)







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写真、故郷の山河再び飛騨路へ「清須城」/(8/2)(8/24)車窓からケータイ撮影




「国連は常に『報道の自由』尊重の側に立つ」 
産経ソウル支局長聴取めぐり報道官
2014.8.28 10:27
 【ニューヨーク=黒沢潤】「産経新聞のウェブサイトに掲載された記事が朴槿恵大統領の名誉を毀(き)損(そん)した」という韓国の市民団体の告発を受け、ソウル中央地検が産経新聞の加藤達也ソウル支局長(48)を事情聴取した問題について、国連のステファン・ドゥジャリク事務総長報道官は27日の定例記者会見で、「特定の件についてコメントはしない」と断った上で、「国連は常に、普遍的な人権を擁護するため、『報道の自由』や『表現の自由』を尊重する側に立っている」と強調した。
 報道官は前日の会見で、「(この件の)内容をまずは吟味したい」と述べるにとどまり、国連としての態度を明確に表明しなかった。
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米メディア、韓国当局を批判 
産経ソウル支局長聴取で
2014.9.1 22:18
 【ニューヨーク=黒沢潤】「産経新聞のウェブサイトに掲載された記事が朴槿恵(パククネ)大統領の名誉を毀損(きそん)した」という韓国の市民団体の告発を受け、ソウル中央地検が産経新聞の加藤達也ソウル支局長(48)を事情聴取した問題で、ネットメディアの「インナーシティ・プレス」を主宰し、米各紙に国連記事を寄稿しているマシュー・リー記者が8月31日、韓国当局の対応を批判する記事をネット上に掲載した。
 記事は「こうした報道が出国禁止や刑事訴追の引き金になるべきではない」と強調。韓国紙、朝鮮日報が「標的」にされず、同紙のコラムを引用した加藤支局長が事情聴取されるなどしたことについて、「国籍やその他の事情に基づいた、記者に対する異なった取り扱いが許されるべきではない」と批判した。
 また、韓国の報道の自由に関し、韓国出身の潘基文国連事務総長の沈黙が「際立っている」とも指摘した。
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「不可解極まりない」田原総一朗氏 
「どこが中傷なのか」室谷克実氏
2014.8.19 14:52 [日韓関係

「韓国のイメージに傷」「狙い撃ちか」
 産経新聞のウェブサイトに掲載された記事が朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損(きそん)したとする韓国の市民団体の告発を受け、産経新聞ソウル支局の加藤達也支局長(48)が18日、ソウル中央地検の事情聴取を受けた。報道の自由を保障しているはずの韓国で起きたこの問題。日本国内のジャーナリストはどのように受け止めたのか。
 「すでに公開された報道内容を引用した記事で地検から取り調べを受けるというのは不可解極まりない」。今回の問題にこう疑念を呈するのは田原総一朗氏(80)だ。
 「韓国は、いやしくも言論の自由をうたっている国で、北朝鮮とは違うと思うが、こうした対応は国際社会でのイメージを著しく傷つけることになる」とし、「今回の動きを見ていると、韓国は報道に規制をかけようとしていると感じる。日本のメディアに対する一種の見せしめだ」と指摘する。
 「呆韓論」などの著書で知られる室谷(むろたに)克実氏(65)も「問題となっている記事を見る限り、どこが中傷なのか分からない」とした上で、「一連の動きは政府、というより朴大統領の意向が大きく働いたのではないか」と話す。さらに、「今後の展開としては(加藤支局長の)国外退去もあり得る」とみる。
 メディアの問題などを追及してきた岩瀬達哉氏(58)は「このような問題は、発展途上の独裁政治を行っている国ならあり得るかもしれないが、先進国では絶対に起こらない。報道他社の特派員にも心理的プレッシャーを与えようというメッセージ性も感じる」と語った上で、「(朴大統領の)噂を伝聞のまま伝えたというなら、市民団体ではなく、大統領本人が告発すべきだ」という。
 また、「引用元の報道にも同じように対応した上で産経を呼び出すならまだ分かるが、今回は明らかに産経を狙い撃ちしている」と分析。「うがった見方をすれば、韓国問題を詳しく報じてきた産経に対して頭にきていた韓国政府が、今回の問題を機に“お灸(きゅう)を据える”といった感覚だったのかもしれない」との見方を示した。
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海猿の声

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写真は、(8/2)JR高山線の車窓から、「飛水峡」&「白川」付近



158離島の名称を公表 中国にらみ国管理強化 
中国は反発
2014.8.1 19:48 [領土・領有権
 政府の総合海洋政策本部(本部長・安倍晋三首相)は1日、日本の領海の範囲を決める基点となる離島のうち、名称のない22都道府県の158の無人島に名前を付け、同本部のホームページ上で公表した。尖閣諸島(沖縄県石垣市)の5島も含まれており、領有権を主張し周辺海域で公船の航行を繰り返す中国を念頭に、離島の日本帰属を明確化することで、領海の管理強化につなげる。
 尖閣諸島の5島は、南小島周辺の2島を「南東小島」「南西小島」、久場島周辺の3島を「東小島」「南東小島」「西北西小島」とそれぞれ名付けた。政府は、決定した離島の名称を、速やかに地図や海図に記載する方針だ。
 離島の保全策を検討する政府の有識者懇談会が6月30日、離島に名称を付与し、地図や海図に記載するよう政府に提言した。政府は名称付与に向け、所有者の有無の確認作業などを進めていた。
 菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官は記者会見で「離島の保全・管理のあり方に関する基本方針に基づき、領海線を根拠付ける離島への名称作業を進めてきた。本日その作業が完了したので公表した」と述べた。
 政府が1日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む名称のない無人島に名前を付けて公表したことに対し、尖閣の領有権を主張する中国と台湾は相次いで声明を発表し、「一方的」と反発した。
 中国外務省は「中国の領土主権を損なう日本側の行為に断固として反対する」との声明を出した。尖閣は「中国固有の領土」とし、「日本のこのような一方的な措置は違法で無効だ」とも強調した。
 台湾の外交部(外務省に相当)は「一方的」な行為だとして抗議する声明を発表。尖閣の主権は台湾にあるとした上で「台日関係を損なわないように」と日本側に自制を求めた。
 反発に対し、菅氏は記者会見で「日本は尖閣諸島に関する基本的な立場に基づき、しかるべき判断をした。尖閣に限ったことではなく、全体を見直している」と述べた。
 総合海洋政策本部のURLはhttp://www.kantei.go.jp/jp/singi/kaiyou/ritouhoushin/meisyou140801.html
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視点・論点 「中国の海洋進出」
2013年10月10日 (木)

東京財団研究員・政策プロデューサー 小原凡司
 
「中国は拡張主義だ」という主張をよく聞きます。

確かに、中国の活動範囲は広がっています。特に、海洋における法執行機関の強化や海軍の増強には、目覚しいものがあります。中国は、今年3月の全国人民代表大会において、国家海洋局の強化を打ち出しました。ここで、国土資源部海洋局海監、農業部中国漁政局、公安部辺境海警、税関海上監視警察を統合する法案が承認されたのです。

統合された組織は、海警局という名称で、海洋局の管理と同時に、公安部の指導を受け、警察権を有します。この組織再編によって、海上保安庁に似た機能になりました。英語名も、CHINA COAST GUARDになり、すでに5月には、CHINA COAST GUARDと塗装された巡視船の活動が見られます。
海軍も負けていません。中国海軍は、昨年9月に、初の航空母艦「遼寧」を就役させました。「遼寧」は訓練用ですが、国産空母の建造を計画していると言われます。その他にも、中国版イージスなどの船を多数建造しています。行動範囲も広がっています。西は、ソマリア沖海域で海賊対処活動を行っていますし、東では、沖縄南西諸島を抜けて、頻繁に西太平洋で訓練を行っているのが、海上自衛隊によって確認されています。また、北極圏航路の使用にも乗り出しました。

ところで、なぜ、海洋進出が顕著なのでしょうか?日本では、安全保障と経済は、別のものと認識されがちですが、実際には、二つは密接に連携しています。軍隊が守るべきものは、主権、領土、国民の3つですが、これは国として存続するための最低限のものです。経済活動が国境を越えて広がる現在、海外での経済的利益も、軍隊が守るものとして、他国では広く認識されています。軍事活動は、経済的利益を守るために展開されるのです。
そして、拡大した経済活動を支えるのが海運です。現在でも海運が最も優れた輸送手段である理由はいくつかありますが、中でも重要なのは、国境を通らずに物資を輸送できるということです。石油や天然ガスを輸送するパイプラインであっても、陸上である限り、国境を通らなければなりません。他の国々を通って物資を輸送する場合、それら全ての国々と良好な関係を保たなければなりませんし、治安の良い地域ばかりではありません。
 海は開かれていると言われます。どの国の領海にも属さない公海は、もちろん自由に航行できますが、さらに、その国に害を及ぼすことなく通過するだけであれば、他国の領海であっても入ることが許されています。これを無害通航権と言います。無害通航権は、民間の船だけでなく、軍艦にも認められています。一方で、許可なく他国の領空に入ることは、領空侵犯と呼ばれ、許されていません。一般に、領海侵犯という言葉が使われないのは、海が開かれているからなのです。
 中国の経済活動も、輸送の多くを海運に頼っています。また、経済活動を行う地域で影響力を行使するためにも、軍事プレゼンスは利用されます。中国海軍力の西への展開は、中国の経済活動の保護という観点から説明できるのです。

 ただ、経済活動の保護であっても、中国の海洋における活動の拡大は、他国の警戒心を呼び起こしています。例えば中国は、ミャンマー、バングラデシュ、スリランカ、パキスタン等で港湾の開発を進め、インドを軍事的に包囲する「真珠の首飾り」だと言われているのです。
 

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  外部から見ると、インドを包囲するように見える中国の港湾開発ですが、中国内陸部まで視野を広げると、別の姿も見えてきます。今年6月、パキスタンは、同国西部のグワダル港と中国の新疆ウイグル自治区を鉄道で結ぶと発表しました。グワダル港の運営権は、今年2月に中国の国営企業に移っています。また、ミャンマーのチャウピュー港と中国雲南省を結ぶパイプラインは、既に7月28日に、中国に天然ガスを供給し始めました。同じ区間の原油供給のためのパイプラインも、間もなく完成すると言われます。
 これらの資源輸送ルートは、ミャンマー西部の海洋ガス田で採掘される天然ガスや、中東からのエネルギー資源を、マラッカ海峡を通らずに、中国内陸部にもたらすものです。中国がこうしたルートを必要とするのには、大きく2つの理由があります。一つは、米国が、中国を仕向け地とする船舶のマラッカ海峡通峡を阻止することを恐れているからです。何らかの事情で米中が衝突し、マラッカ海峡を自由に使えなくなれば、中国国内のエネルギー事情は一気に悪化します。こうした事態を避けるため、マラッカ海峡を通らない、代替のエネルギー輸送ルートを確保しようとしているのです。
 二つ目の理由は、内陸部の開発です。これらルートの中国国内の終点は、内陸部にあります。中国は、2000年から西部大開発を進めていますが、現在までその成果は上がっていません。中国国内の経済格差は、中国社会の不安定要因として、中国指導部が最も懸念するものです。沿岸部と内陸部の経済格差は、その中でも主要な矛盾として捉えられています。インド洋からのエネルギー輸送ルートは、内陸部経済発展の拠点を作る上でも期待されているのです。
 こうして見てくると、中国が南シナ海を重視するのも、エネルギー資源や物資輸送を確保するためであると理解できます。しかし、それだけなら、南シナ海全体に主権が及ぶという中国の主張は説明できません。ここには、軍事的な意味があります。核による抑止です。万が一、米国が中国を核ミサイルで攻撃した際、中国の核報復攻撃を保証する最終手段は、弾道ミサイルを発射可能な原子力潜水艦、いわゆる戦略原潜です。東シナ海は、水深が浅く、日米によって抑えられているので、戦略原潜の運用には適していません。中国が戦略原潜を効果的に運用できるのは南シナ海しかないと言えます。ですから、中国にとって、南シナ海は死活的に重要なのです。
 そして、東シナ海です。中国にとって、沖縄、南西諸島から成る第一列島線は、中国の太平洋進出を縛る鎖として認識されています。当然、米国が中国攻撃を企図した際には、この鎖を破って、出来るだけ遠方で阻止しようとするでしょう。東シナ海において、中国は尖閣諸島の領有権をめぐり、日本と対立しています。しかし、経済改革のために日本の協力を得たい中国にとって、日本と対立して良いことはありません。それでも、対日強硬姿勢をやめられないのは、尖閣問題が歴史問題と一つになっているからです。そのため、日中政府の関係改善の努力にも関わらず、その兆しが見えません。さらに、中国政府が対日強硬姿勢を崩せない背景にも経済格差の根深い問題があります。
中国の最重要課題は経済の安定的発展です。中国の海洋進出は経済活動の拡大とその保護という文脈で捉えられ、海軍の活動が重要な部分を占めます。しかし、中国は、現段階で米国と軍事衝突を起こす意図はないようです。その根拠の一つは、空母の配備を進めようとしていることです。しかし、現在の中国海軍の能力では、潜水艦を利用する以外に米海軍に対する勝機はありません。
 現段階で中国海軍の目標は、米海軍との戦闘ではなく、経済活動を展開する地域でプレゼンス競争をすることだと思われます。ただし、中国海軍の活動範囲の拡大は、新たな摩擦や予期せぬ衝突を起こす可能性もあり、注意深く見守る必要があります。






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