朴思堂だより

打てば響く世界を朴の木の下で思う

井泉水・江畔老・父草

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老農詩集再刊によせて

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      老農詩集・関口江畔著(オフィスエム刊)


 両手をひろげている人に逢いたい

 昨日も─

 今日も─

 明日も─

 両手をひろげている人はいないか


絶版になっていた詩集が蘇った

表紙の帯に「こういう人に」という題の詩を掲げた復刻・老農詩集

さすがオフィスエムさんだ

これは私が大好きな詩である

もう一つ好きな詩を


   
   玉


 寝ている時

 道を歩いている時

 ふいと

 何か人の為によいことを思いついたら

 玉を拾ったように

 腹の袋へ入れておこう

 そしてその玉の欲しい人に

 誰にでもやろう





 ☆   ☆   ☆   ☆   ☆



   フォーラム  老農 関口江畔と山頭火を語る 4月12日PM2:00〜

           (パネリスト 森獏郎  堤 隆  関口不二人)


森獏郎さんの詩集の朗読があり、お孫さんである不二人さんが江畔老の思い出等を話してくださった。司会をされた堤さんも山頭火研究をされていて、お人柄がにじみ出てくるお話だった。
江畔老の人となりを、もっと知っていきたい気持ちがあふれてきた。


昭和11年5月、俳人・種田山頭火(さんとうか)は句友であった江畔老・父草さん父子を佐久市岩村田の無想庵に訪ねた。
山頭火は12日間にわたって、佐久、小諸近在を歩いた。その間、江畔老宅に5日間泊まり、多くの句を詠んだ。その中の一句

 風かをる しなののくにの水のよろしさ

この句碑は関口家の庭に建っている。父草さんによると、山頭火のふるさと山口県に向けて建てられたそうである。

山頭火は江畔老と父草さん親子のことを親しく「父子草」と呼んだ。

佐久と山頭火の縁。すでに70年も経っているが、私にはいつも新鮮に思われてならない。
「詩心」という種を、ふるさとの地に播いておいて下さったお二人に、心から感謝する毎日である。

閉じる コメント(2)

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お久しぶりです。
玉・・・この詩・・どこかで見たことが・・・心に残っていました。
もしかしてhounokiさんが前にも記事になさったことが?
なんともほのぼのする詩ですね。ポッチ!!

2009/4/13(月) 午後 6:15 momotyan

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こんにちは。
ほんとうにお久しぶりです。やめてしまおうかとも思ったブログ、こうして思い出していただきありがたいです。「玉」の詩は大好きなので以前にも載せさせていただきました。
江畔老の詩はなんともいいですよ。暫く続けて掲載してみたいので、感想など頂けたら嬉しいです。

私がポチをもらったのは初めてのような気がします。
ありがとうございます。

2009/4/13(月) 午後 7:56 [ hounoki508 ]


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