朴思堂だより

打てば響く世界を朴の木の下で思う

八木重吉さん

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                                吉野登美子さま(重吉夫人)の書
 
 
     茶の花忌に寄せて
 
 
今日は重吉さんのご命日
 
相原の里はどんなであろう
 
茶の花忌の おだやかな空気を思い
 
なつかしく なつかしく東の空を仰いでいます
 
重吉さん
 
あなたが昇天され85年
 
登美子さまとの出会いから35年
 
ご縁の数々をかみしめています
 
大好きな「夕焼」の詩を綴り
 
今日一日あなたを偲びます
 
 
    夕 焼        
 
 夕焼をあび
 
 手をふり
 
 手をふり
 
 胸にはちさい夢をとぼし
 
 手をにぎりあわせてふりながら
 
 このゆうやけをあびていたいよ
 
 
 
    
     歌人  吉野秀雄さんのお歌
 
 
  重吉の妻なりしいまのわが妻よ
 
      ためらはずその墓に手を置け
 
 
 
  われのなき後にならめども
 
      妻死なば骨分けてここにも埋めやりたし
 
 
 
  コスモスの地に乱れ伏す季にして
 
      十字彫りたる君の墓子らの墓
 
 

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