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昨日とおとといは仕事と飲み会でした。
年度替りは何かと忙しいもんで・・・。
せっかく2回続いた形式称号の解説。客車、貨車、機関車までつづけてみましょう。
(ネタも切れてることだし・・・)
今回は「客車」編です。
「客車」って意味が漠然としているので、テツでない方々は、電車や気動車まで含めた「旅客車両」というような
大きな捉え方をされる可能性もありますよね。
でも、鉄道の世界では、「客車」というと、お客を乗せるという目的はもちろんあるのですが、動力を持たない、
つまり機関車に引っ張ってもらう車両のことを指します。
私の推測ですが、これは恐らく鉄道の歴史に関係があり、黎明期においては動くのは機関車だけで、それに
牽いてもらう「貨車」と「客車」だけの分類からスタートしたことによるものと思われます。
現在一般的な「電車」や「気動車(ディーゼルカー)」は比較的最近できて付加されたものです。
では、「客車」の代表例であるブルートレインも参考例とし、解説します。
まず車両の重量を表す記号です。
コ :〜22.5t未満
ホ :〜27.5t未満
ナ :〜32.5t未満
オ :〜37.5t未満
ス :〜42.5t未満
マ :〜47.5t未満
カ :47.5t〜
重量の記号がわざわざつくのは、つなぐ列車と機関車の牽引能力を調整するための目安だったのではと
推測します。
記号の意味は知りません。「ほどほど重い」「なかなか重い」「すごく重い」「かなり重い」などの俗説は
ありますが・・・。
次に、用途を表す記号です。電車や気動車と同じです。
ロ :グリーン車 (昔はイ:一等車、ロ:二等車、ハ:三等車)
ハ :普通車
ロネ:A寝台 (昔はイネ:一等寝台、ロネ:二等寝台、ハネ:三等寝台)
ハネ:B寝台
シ :食堂車 (食堂の「シ」)
ユ :郵便車 (郵便の「ユ」)
ニ :荷物車 (荷物の「ニ」)
フ :緩急車 (ブレーキの「フ」。車掌室があり手動ブレーキを備えます。だいたい中間車でない端の車両。)
数字の十の位は種別を示します。
1 :軽量客車 (廃止前の「富士・はやぶさ」は14系でしたのでこれです。)
2 :固定編成客車(20系・24系など、編成全体の電源を賄う電源車をつないだ固定編成。
トワイライトエクスプレスやカシオペアもこれです。)
3〜5:一般型客車 (いわゆる旧型客車の35系や43系、真っ赤な50系客車など)
6 :鋼体化客車 (Nゲージでは61系をTOMIXが製品化しました)
7 :戦災復旧客車
8 :和式客車
9 :特殊客車
一の位は登場順の空いている数字です。
そして、最後に製造順の数字がつきます。電車や気動車と同様、同一形式内で100番台とか2000番台とかで
細かいタイプを区別します。
・・・で、写真の「スハネフ15−1」ですが、私が「はやぶさ」で東京に行ったとき乗った車両です。
これを形式称号で解説すると、重さが37.5t〜42.5t(ス)の、B寝台車(ハネ)で、緩急車(フ)で、
軽量客車(1)で、登場順が(5)、製造された順番は1番目ということになります。
鉄道ファンが「ファーストナンバー」と言って喜ぶのは、この最後につく製造順の数字が記念すべき1番目だと
いうことなのです。
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