眉唾銃砲店

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事実は小説より・・・

先ほどお客様と電話で話をしていまして・・・医療関係に従事しているお客様だったので、話の流れからフト思い出したことがありました。

それは17〜8年前の事なのですが・・・・・・・・・




そのころ東京に住みガードマンのアルバイトをしていた私。

ある夏の日・・・その日は埼玉県某所に現場を指定されました。

国道4号線・・・東京中心部では「昭和通り」と言い、「日光街道」と通称を変えながら埼玉に入り栃木へ抜けています。
交通量も多い。

その日は「片側交互通行」でした。わかります?
車線の片方に工事車両が入るので、ガードマンが片方の交通を止め、反対側を流す・・・

一般的に国道は交通量が多いので、工事は主に夜間行われます。
投光器に照らされ、多量の車をさばかなければなりません。


この現場は何日か続きましたが、最初の日に思ったこと・・・
道幅に余裕があるから、無理に片交にしなくても良いのではないか? 危険が危ない。

・・・と、マジメな風貌の現場監督に進言しましたが、「これで許可とってあるんだからいいんだよ」と譲りません。

イメージ 1

画像はイメージです。




埼玉でしょ。夜はセンスバツグンのバイクが轟音と共に通り過ぎるわけですよ。

「うるせーこのやろー」と工事現場に出入りするダンプの運ちゃんが窓を開けて叫びます(笑)。

この方、風貌はヤ○ザ屋さんみたいで怖いし、で、「族」にもめげないし(笑)。
バンパーは飛び出しているし、日の丸のステッカー貼ってあるしぃ〜。

けっこう怖いなぁなんて思ってました。






それは3日目のことでした。
私の車線側が車を止める番。
遠くから来る車のライトに誘導灯を振ります。






や、やばい、この車、止まらない。


私の寸前まで来て、フロントをダイブさせながらその車は止まりました。
私は反射的に歩道側へ避け・・・



避けた車の脇をバイクのヘッドライトが近づいてきて・・・・・・・・・








あぁ、夜空が綺麗だなぁ〜・・・いま飛んでるなぁ〜・・・白黒映像だなぁ・・・









ドサッ!






交差点を無着陸飛行し、私は反対側の歩道へ頭から軟着陸(後に飛距離13メートルと判明)。
そのすぐ脇を、横倒しになったホンダのVTが火花を上げて滑っていきます。
ヘルメットを被ったライダーも私の横に転がってきます。

ヘルメットの中から「大丈夫ですか〜!」

との声。


夏じゃないですか。半袖だったんですよ。

チットも痛くない(感じない)んだけど、地面にぶつけたであろう両腕見ると血だらけなの。
踝まで紐を締めた安全靴は片方どこかに飛んでちゃってるし、顎紐までしていたヘルメットは無くなってるし・・・

それを見たライダーから・・・

「ごめんなさぁ〜い!!!(涙)」

あれ、フルフェイスだから分からなかったけど、女の子の声。




すぐに前出のダンプの運ちゃんが飛んできました。
顔がぁ〜〜〜怖いぃ〜〜〜何ぃ〜〜〜?

良く見ると彼の右手にはダンプ内で使われているであろう非常に秀逸なセンスの柄のクッションが握られています。

「ガードマン、大丈夫か! これ頭の下に敷いとけよな、とりあえず」

あぁ、良い人だったのね。僕、誤解してました。ゴメンナサイ。

でもそのクッションって何処で売っているんですか? 畳の縁の柄みたいで怖いよぉ〜。
しかも「○●一家」って金糸の刺繍がしてあるしぃ〜(笑)。



そこへ、ツカツカと現場監督も近寄ってきました。いきなり・・・



ウチの会社のせいにするなよ!




おいおい・・・大丈夫か? とかないのかよっ!

あぁ、人は見かけによらないんだなぁ・・・・





っと、先ほど無理やり止めた車からも人が降りてきます。
倒れている私を男性ドライバーが覗き込みます。

「大丈夫ですか? 今一緒に乗っている友達が病院に連絡しましたから、私の車で行きましょう。すぐそこが病院です。その方が救急車より早いですから。」
(当時は携帯電話なんて一部のお金持ちが手提げ金庫みたいなのを持っていたくらいでしたから、公衆電話で連絡したのだと思います)


でもなぁ・・・はて?・・・ ん〜、え〜っとえ〜っと・・・・あっ!


「白石、こんな所で何やってるんですか?」

「あ?  おぉ〜、佐藤 ? かぁ〜!、お前こそ何やってるんだよ」

「いやね、どうも今バイクに撥ねられたようで」

「んなこたぁ分かってるよ。いいから早く車に乗れよ」


お互いに縁も所縁もない場所で、こんな変な形で中学時代の同級生と出会ったわけです。

で、車に乗ります。ニッサン シルビア Qs


おぉ! なんと女の子満載じゃありませんか!



白「みんな仕事の同僚。オマエを撥ねたヤツも一緒にツルンデ走ってた同僚だから、とりあえず大丈夫だよ」

私「何年ぶりかなぁ?」

女の子達「え〜、知ってる人? なんで知ってるのぉ〜? ってゆ〜か、大丈夫ですか? 血が・・・」


車で1分ほどで病院です。本当に近いや!

彼の連絡によってか、深夜の12時過ぎにもかかわらず病院の入り口は開いており、院長先生がお出迎え。

このたびはスミマセン。とにかく中へ



?????? 状況がイマイチ飲み込めない私は、院長先生に言われるがまま処置室へ行ったのでした。





つづく

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