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今回は、スコープの取り付けに必要な道具達です。
「必要? こんなに?」
ハイ、いわゆる「六角レンチ」だけでも事足りることが多いですけど、取り付ける数も半端じゃないため、こんなに道具が必要なんです。
そう、あるお客様曰く「佐藤さんてボクが店に来ると、いつもスコープ取り付けしてるよね」って。
なんでだろうねぇ・・・多いねぇ・・・
ではまず①から。
これはT15のトルクスレンチね。最近のマウントリングのネジはこのタイプが多いです。
ただしこれが曲者。他店でしっかりネジ止め剤を付けられたネジは、弛めようとしても緩まない時、舐めずにレンチの軸が折れます。
開業して早4年。いままで何本のトルクスレンチを折ったでしょう?
だれも教えてくれる人や学校が無い業界では、こうして自分で授業料を払うわけです。
②と③
これ、普通の六角レンチ。
②の黄色いのが「インチ」で、③の赤いのが「ミリ」です。
マウントリングの中には、ベースに噛み付く所のネジと、スコープを押さえるところのネジで、インチとミリが混在しているセットもあります(困)。
画像の物は「「ボンダス」というメーカーの物で、最近はジョイフル本田とかでも売っていますが、アメリカ人もちゃんとした工具作れるじゃん!(失礼)というくらいすばらしいレンチですよ。
④
これはなんだかわからないでしょう? な〜んて! まぁただのカッターナイフですな・・・
⑦を削るのに使います。
⑤
刷毛です、ハケ。ハケはハケですよ。
これは④と⑦が活躍した後に役に立ちます。
⑥
ビットセット
これは⑧の先端につける、まぁネジ回しの頭ですね。インチとミリの六角、数種類のトルクス、様々なサイズの+−などが入っています。
⑦
琥珀です。 ウソウソ! まだそこまでになってない。
ただの「松脂」です、マツヤニ。
これはバイオリンなどの「弓」に付けるもの。
松の木から染み出たヤニを集めて、湯煎でとかして、手拭で濾して、型に入れて固めた物です。
スコープとマウントリングの隙間に付けて前後方向の滑り止めとします。
ハッキリ言って超強力です。しかもリムーバブル。そう、はずした時はパーツクリーナーですぐに綺麗綺麗!
相手も傷付けません。
すでに粉にした松脂も売ってますね。
※ 松脂がどのくらい強力なのか・・・の、エピソードを一つ。
ボルトアクションライフルの銃身を外す際、銃身の外径にあったカラーを嵌めて、それをバイスで挟むわけですけど(当社の場合・色々方法はある)、その際、銃身とカラーの間に松脂の粉をマブスんです。
そして機関部は「アクションレンチ」というもので挟み、固定された銃身を回します。
この時銃身がきちんとはさまれていない場合、当然銃身は空回り(アクションと共回り)して、銃身に傷がついてしまいます。
あるとき、あるメーカーの銃身を外そうとしていました。前述のようにセットして・・・・・
回らない・・・レンチに長いパイプを繋ぎ・・・・・・・・・・・・・バキンッ!
万力が壊れた・・・
○に○が挟まれただけ、その間に松脂が存在するだけで強力な摩擦力を生み出します。
通常なら共回りするはずが、アクションを回すトルクに万力が耐えられなくなったわけです。
⑧
トルクドライバー
仮に目盛りが本当にその数値ではなかったとしても、全てのネジを均等に締め付けることが出来るのはありがたいことです。「手るくれんち」より正確です。
まぁ皆さんだいたい、あぁあの時はコレをつかうんだろうな、とか分かると思いますけど・・・
刷毛はですね、松脂を粉にしてリングの内側に付けて・・・・・
最後にいろいろな所に着いてしまった松脂の粉を掃除するためのもの。色々試してみて、毛を締め付けるのに金属を使っていないタイプに行き着きました。これで銃やスコープに傷が付かない。
これがガンバイスの脇にいつも転がっていて、2番目くらいに使用頻度が高い工具達かもしれません。
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