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「まるで遠足の前の晩のように・・・」という形容は、大人の世界でも、というか、大人だからこそ、子供の頃の遠足の前の晩のようなワクワクした、浮き足立ってしまう、これ以上無い楽しみを控えた感情を表すのに最適な言葉だと思う。
そのくらい遠足と言うのは子供にとっての一大イベントであり、前の晩は興奮して眠れないくせに、当日の朝はやけに早起きしてしまったりするものだ。
昨日の朝、私は応接間のソファーの上で寝袋に包まって寝ていた。
別に家庭内別居な訳ではないよ。PC仕事をしていたら部屋に戻るのが億劫になってしまっただけ。
ほら、ウチは豪邸だから寝室までが遠いのよ。
朝7時、娘が「おとうさん、行ってきます」と枕元で呟いた。
「おう、気をつけてな」と寝袋の中から送り出す。
昨夜は寝たのが3時半だったから、もう一眠りしてやろうと企んでいた。
程なくして、家を出たはずの娘の声がする。
テルミもバーチャンもなにやらあわただしく、バタバタと駆け回る音がする。
寝てらんねーや、と、7時10分に寝袋から這い出す。
「どうしたの?」とテルミに訪ねる。
「・・・・・・・・・・なのよ! 」
ほ〜っ!
ハッキリ言うけど、こりゃ今まで出合った人物の中で最高傑作かもしれない。
3時間半しか寝てないけど、完璧に目が覚めました!
こういうことです。
娘は「今日は時間割も、持って行く物も完璧! 自分で全部やったんだ!」と自慢げだったらしい。それで朝家を出てスキップしながら通学路に向かった。
家から200メートルの所が通学班の集合場所だ。
そこへ近づくと、同級生がランドセルでではなく、リュックサックを背負ってる姿が目に入ったそうだ。肩からは水筒も掛かっている。
そのときになって娘は・・・
あっ!?
今日は遠足だった!
と思い出したらしい・・・
それでバタバタと・・・・・・・・・
当日の、それも登校途中まで遠足のことを忘れている娘も娘だけど・・・
同じくすっかり忘れていた親の顔が見てみたい!
因みに私は「忘れていた」のではなく「知らなかった」んです。
テルミはというと・・・
あ〜そういえばもうすぐ遠足だなぁって思ってたけど・・・
まさか今日だったとはねぇ・・・
だそうです・・・
娘は間違いなくテルミの子です!
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2010年10月27日
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