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たまに娘を猟に連れて行った。
当然僕らの行く山は歩けないし危ないので、専ら川原での鳥撃ちだ。
家で娘とシミュレーションをする。
どういうことかというと、僕が銃を肩に付ける動作を見せたら、即座に彼女は両手で耳を塞ぐ練習(笑)。
彼女が4歳の頃の暖かいある日。僕は一緒に利根川へ猟に行った。
並んで歩く。
キジバトが射程内を飛ぶ。
僕は娘に一瞬声を掛けて銃を構える。
それを見て彼女は急いで耳を塞ぐ。
バーン!
落ちたキジバトに向かって、彼女は犬のように走って行った。
そしてキジバトを拾い、急いで僕のところへ戻ってくる。まるで回収犬のように。
彼女の手にはキジバトから流れた一筋の血が付いている。
そんなことは一向に気にせず、彼女は息を切らせながら言った。
お、おとうさん、この鳥、怪我してるよ!
そんな娘も8歳になって、おしゃれに気を使うようになった。
だから新調したんだ。彼女の為に少し大きめなやつを。
ユースSサイズのアップランドベストに、空薬きょうと去年の「埼玉県」のバッヂを付けてあげたらご満足の模様。お客様が来るたびに、それを着ては自慢していた。
猟期前に長靴も買ってあげよう。
さて、いつまで付き合ってくれるやら・・・
バカ親にはなりたくないが、親バカはいい。
だって、今親バカにならなくて、いつなるというのだ!
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2011年10月21日
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