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先日お伝えした「FLIA i」サーモグラフィーが入荷しました。
(フリアと読みます。それのiシリーズのこと)
先日の記事と重複しますがご勘弁を。
iシリーズには i3 i5 i7 とありまして、今回入荷したのはi5です。
こんな感じの頑丈なハードケースに入ってまして・・・
それを開けると・・・
こんな感じ。
白い箱には充電のためのACアダプター(各国のプラグアダプター付き)。
取説は数カ国語で。もちろん日本語もあり。
その下にはCD ROMが。これはPCに画像を取り込んでレポートを作成するための物。残念なことにMacには対応していない。
さらにその下にはこのケースをロックするための南京錠と、PCとつなぐためのUSBケーブル。SDカードはマイクロ・ミニ・アダプターと一通り。
画面の保護シートを剥がして(画面が見えない物が貼ってあるから)すぐ使えます。(でも先に充電した方がイイと思う)
手を突いたテーブルに残った私の手の温度で作動テスト。
よしっ! 来客も終わったし、さぁ、夜の猟場に出発だ!
(変な意味じゃなくてよ)
河原の土手道をゆっくりと進む。
窓からFLIRを突き出して(笑)。
因に窓越しでは使用できません。窓の表面温度を測ってしまいますから。
まぁ窓の温度を測りたいって言うなら止めませんが。
おっ! いま画面に白い点が見えた気がした。
ちょとバックして確認。
まずライトを照らすも、何も姿は見えず。
さ、FLIRをもう一度かざしてみよう。
おぉ! 明らかに周囲の温度と違う部分を発見!
近づいてみよう。
氷点下の草むらに、外皮が14.2℃の物体発見!
この機械はセンターのサークルに入っている物の温度を左上に表示します。
サークルが邪魔して形がよくわからないんで、ちょいとずらしてみますと・・・
おぉ、この座り方と耳らしき物は子猫ちゃんじゃないか!
こんな寒空の下で何をやってるんだね?!
(これはアイアンというカラー表示です)
猫はライトを照らしても肉眼では見えませんでした。
隙間隙間ではチラチラと見えていたのかもしれませんが、草の向こう側で保護色でしたから(後でライトを照らしてよく見てみると黒トラっぽかった)。
でもこのように、周囲との温度差がすごくあれば、温度がモニターの中でハレーションを起こして、手前の草なんか存在しなかったように可視化してくれるようです。
これは使えるかも!
ひょっとしたら、落ちたばかりの血痕も可視化できるかもしれませんね。
さっきまで居た寝屋は地面の温度が寝ていた形で高く映るでしょうし、やりたての○ンコだって。
草むらに逃げ込んだ半矢の獲物や、落としたけど草むらで見ただけでは分からない場合などにも。
因に白黒画像にするとこんな感じです。
アパッチヘリの暗視画像のよう。
表示カラーは、温度分布の関係で画面が見づらかった場合などに、手元の操作ですぐに変えられます。レインボウは下の画像。
現場にあわせて使い分けると良いかもしれません。
さ、夜の子猫ちゃんに別れを告げて、川沿いへ。
お?
やはり鴨は夜行性ですな。さすがにこれでは種類までは分かりませんが、真っ暗な川面で、ひょこひょこ忙しそうに水面の餌を食べてました。
そして護岸されたコンクリート面には、食事を終えて休憩中の方々が。
下の画像は、手前の畑を挟んで約80メートル先(僕の猟場なので昼間に各所の距離を計測済み)にある人間くらいの大きさの井戸水タンク。
少し遠いと形はオボロゲですが、明らかに周囲との温度差があればこのように可視化できるわけで、捜索しながら「おっ?」と思ったら、双眼鏡に持ち替えて詳細を確認すれば良い訳です。
お客様から頂いた意見ですが、山の斜面を計測したときに、周囲の地面より少しでも温度が高い物体があったら、そこに温泉でも湧いていない限り、何か生き物がそこにいる訳です。
ただし、この状態からすぐに、間違っても銃を構えスコープで確認なんてしないでくださいね。
言っている意味はお分かりになるかと思います。
この機器を使う場合、「温度が高い物があったら人だと思え」です。
いわゆる「ガサガサ ドン!」は、全ての人を不幸にします。
まだまだ使い始めたばかりでどれだけ猟に有効かは未知数ですが、今日のテストだと、良い線行ってるんじゃないかな?
ブログに掲載してから、この機器に関してのご質問のお電話を多く頂くようになりました。
この機器は、少なくない方が「静止画」のように見えると思っていらっしゃるようです。それもトリガーを引いたときだけ画像が見られると。
違います!
ビデオカメラのモニターのように、リアルタイムで見えます。
動いている物は動いて見えます。だから前出の「鴨が餌を食べている」のが分かる訳です。トリガーを引いたときは、このブログに載せたような画像が記録として残せるのです。
その場でもモニターでリプレイ画像が見られるのですが(静止画のみで動画は撮れません)、家に帰ったら・・・
このUSBポートやSDカードからPCに取り込んで、ゆっくりとご覧になってください。記憶がよみがえります。
(画像は充電中)
前日の記事にも書きましたが、価格は・・・
i3 ¥147,000 i5 ¥231,000 i7 ¥304,500
(何れも税込み・送料別)
ちょっと(かなりか)お値段張りますが、ついでだから色んな物を見ちゃってください(笑)。当社の電灯スイッチは、古くなって接点不良から温度が高くなっているのを壁の計測時に発見できました。こんなことにも役立つんですから(って、そっちが本来の用途だな)。
ツイッターでご意見いただきましたが、火事場の残火確認などにも使えそうです(灰皿と火の着いたタバコを見てみましたが、灰の中にもくすぶっている火種が分かりました)。
簡単に言うと、価格が高い物ほど、計測するものの輪郭がはっきりする訳です(遠くを見たときに、i3では横長の楕円で高温のものが見えるが、i7では、それに細い手足が確認できるとか、輪郭がはっきりするとか。解像度の違いと思ってください。画角も少し違うそうです)
使い方によってはi3でも十分でしょうし、どうしてもi7じゃなきゃ!と言う方もいらっしゃると思います。
何れも 340g と軽量です!
軽くて小さくて持ち運びも楽チンな、ハンディーサーモグラフィーです。
もしものときも国内でフルメンテナンス対応!
さ、それでは今日の記事は、真っ暗な田舎の住宅街を歩くカップルの画像で〆たいと思います。
空は寒いが二人は熱い!
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2011年12月24日
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