|
銃の所持自体が全く初めての1丁目というSさん。
猟は20年以上やっているけどプレチャージ空気銃は初めてと言うMさん。
このお二人、平日しか休めないと言うことで、扱い方とサイト合わせの指導を兼ねて、ニッコー栃木へ行ってきました。
お二方の持っているもの(装備品)は知っていたので、あえて何も言わず現場で待ち合わせ。受付のやり方からご説明します。
いいんです。最初は誰も不安ですから、知っている者が一緒に行けば安心。
僕が初めてのとき、誰も一緒に行く人がいなくて不安だったからそうしてるだけ。大人だから一人でも何とかなるのは当然なんだけど、もし射撃場でしかできないであろうことで分からないことがあれば、私が時間があって行ける範囲なら参上いたしますので、そのときは皆様遠慮なく仰って下さい。
さて、レンジ近くに行くとライフルの轟音が響きます。
そこでSさんは、空気銃と言えどもニッコーでやる場合はイヤマフが要るなと分かる訳です。ニッコーでは受付で貸してくれますのでご安心を。
でも射撃場自体が初めてのSさんは、轟音が響く度に飛び上がってます(笑)。
その轟音の出所はというと、これ!
これは「侍筒(さむらいづつ)」と言うそうで、将軍クラスが手にしていた物だそうです。聞き忘れたけど、口径はどのくらいなんだろう?
これが黒色火薬でどっか〜んと咆哮を奏でていた訳です。
さてさて、轟音にも慣れて頂いてですね(笑)、まずはいつもの説明。
安全は自己満足ではいけないこと。他人から見ても銃に弾が入っていないことが分かるように・・・などを説明。Sさんはともかく、Mさんは20年以上猟をやっているから余計なことかもしれないけど、ライフルレンジは初めてだって言うから、あえてご説明。(彼は散弾で鳥ウチ専門だから)
まず大きな的を1枚貼って、センターを狙って1マガジン撃ってもらいます。
このときはセンターに中っていなくても、センターを狙って1マガジン5発撃って下さいと説明。5発がセンターよりずれたところに集弾していますから、そこにレチクルを合わせれば簡単ですと説明。あ、レチクルの・・・スコープの使い方も説明。難しい話はあえて端折って混乱を防ぎます。
※1発撃っては調整・・・って言うやり方は混乱の元です。その1発は、偶然そこに中ったのかもしれない訳ですから!
センターに集まってきたところで、細かい升目の的に変更。
こうすればその後の数時間は的を貼り替えずに済みますからね。
そう、Sさんはエアレンジャー、Mさんはレインストーム。
どちらの銃も、10㎝間隔に1インチの四角がある的でも、1度合わせれば隣の四角に入ってしまうことはまずない精度だからこれで大丈夫。初めての方でもね!
ここで精神的パラドクス発生。
レンジはとても暑い。と言っても加須市ほどじゃないから、少しで良いから風でもあればなぁなんて思っていたんだけど・・・
そしたら風が吹いてきたのね。ありがたい。だけど・・・
風で着弾が右に左にずれるようになっちゃって(笑)。
風がありがたいような、そうではないような・・・
さて・・・
Sさんは「おぉ、あたります。おぉ・・・」と言っていたのですが、しばらくして「段々下の方へ中るようになってきてしまいましたが・・・」と仰る。
はい、なにも説明せずに撃ち続けてもらいましたからね。空気を入れて下さいと説明(笑)。
僕が今、普通にやっていることを説明して納得してもらうのは簡単なんだけど、なぜそうするのかは経験してみないと本当の理由は分からないからね。つまり、何気圧充填して、何気圧になったら再充填して下さい・・・っていうのは、あぁ圧力が減るとこうなるんだねって経験してもらえば納得するはず。
ところでMさんは、しきりに「ん〜・・・ん〜?」と唸ってます(笑)。
彼のスコープは4倍固定。
60歳を過ぎた彼の視力も手伝って、50メートルの1インチの四角が丸くぼけて見えるって。
これは彼が「空気銃ならこれっていわれて友人から貰ったもの」と言うスコープを取り付けたもの。
銃をお渡しするときにそのことは軽く説明したんだけど・・・
僕は持参したいくつかのスコープを渡しました(これは現場販売するためじゃなく、あくまでも比較のため・笑)。Mさんに覗いてもらいます。
Mさんは 「!」
「大変失礼ながら」と前置きした上でMさんにご説明。それは・・・
「失礼な言い方になるかもしれませんが、昔から猟をしている方は、空気銃って言うのは雑貨屋さんで撃っていた子供のオモチャグレードだから適当なスコープでもOKって言います。それをMさんも『そうだよな』って納得していたと思います。でも現代の空気銃はご覧のように精度がとても良いです。だから適当に狙うと適当なところへ中っちゃいます。正確に狙えばそれに答えてくれますから、スコープも正確に狙えるようにある程度の倍率の物がよろしいかと思います。そして同じ倍率でも値段によって明るさや見え方(解像度)が違うのはご覧の通りです。そしてあまり高倍率だと猟では使いづらいと言うのは間違いです。ほとんどのスコープが可変倍率ですから、猟のとき視野を広く取りたかったら倍率を下げればよいのです。そしてこれは僕の個人的な意見ですが、小さい銃に大きなスコープは似合いません。格好はとても大事です。銃に装着したとき格好良く見えるように選びましょう」とご説明。
倍率を変えたときの距離による見た目の弾の落差のことは、今は混乱の元だからあえて説明しませんでした。
ですがココで問題。
色々なスコープを覗いてもらったんだけど・・・
Mさんは20年以上散弾銃(リブ銃身)専門だったから、10倍ほどのスコープでも50mの的を「探す」のに時間がかかります。見つけたら「よく見える」って思うんだけど、見つけるまでが大変。
それを見て私は、「今期は今付いている4倍のままでいきましょうよ。視野は広いですから。そしてこの倍率でもこの銃は500円玉くらいに集弾してたでしょ? だからこれで不満が出たら交換しましょう」と説明。
さっき僕は格好良くと言ったけど、本人が使い易いとか、慣れているのが一番。何を優先するかはその人によって違うし、それを外から見て指摘するのも僕の仕事だと思う(僕は埼玉県内の銃砲店では唯一の空気銃の射撃指導員なんです)。
それでもお二方、楽しめたと思いますよ。
でもね・・・
・・・Mさん、射撃場に行く長年のスタイル(慣れで)で、ケースに入れた銃とペレットだけお持ちになりましたが・・・
今度はポンプもお忘れなく(笑)。
プレチャージ銃の場合、銃・ポンプ(もしくはタンク)・弾・のほかにレスト等お好みに応じて・・・等と思っていました。つまり当たり前だと思っていた射撃場や猟場で必要なセット内容。今度はお客様にしっかり「ポンプもね」って言わなくちゃと反省。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2012年08月30日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]



