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眉唾紀行

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一期一会

町で電池を買って、ラジオも聞けるようになったし・・・

「南大東島では、風力3 晴れ・・・」

NHKの気象通報を20年ぶりくらいに聞いてみる。

中学の時レース鳩を飼っていたので、鳩の訓練のために気象通報聞いて天気図を書いてました。
今思うと・・・暗いね(笑)。

テントを揺らす風の音と、近くの橋を渡る暴走族の音を聞きながら眠りに・・・風流だ(笑)。


翌朝、寒くて目覚める。ラジオを点けると、「こちら東京のスタジオの外の気温は13度まで上がっています。暖かくなりましたねぇ」などと言っている。
ココは外に置いた昨夜使った食器に張った水が凍っていると言うのに・・・

ま、東京のことはどうでもいいさ。
荷物をまとめていざ出発!

ベタ凪の水面へ!
イメージ 1

順調に進むと思ったけど・・・

1時間後、冬の間吹き足らなかったのか、赤城下ろしが急に吹き始め、舳先に縛っておいたウインドブレイカーを着込むんだけど・・・寒い・・・風強すぎ!
イメージ 2

今回私は船の後部座席に乗り込み、重い荷物は前席&舳先内に収納してバランスを取っていたのですが、このスタイル、横から見ると船の後部に私の体が出っ張っていることになり、強い風が吹くと舳先を中心に私の体が風下に流され・・・
東に向かう船の左後ろ(北西)から強い風が当たるため、船は左へ向きながら、右岸へドリフトしてしまうんです。横波も激しい。

こりゃ危ない。

今日は2時間も漕がずに、野田市付近へ上陸。って言うか「避難」。
川原をあちこち歩いて、なるべく風の当たらないところを探したんだけど・・・

無いやねぇ・・・

しょうがないのでカヌーを引っぱり上げ、荷物はそのままに船体を錘にして、風下にテントを張り、それとテントを細引きで結ぶ・・・ってことにしました。

それでもテントの中に細かいキラキラした砂粒が入ってくるし、砂埃がが舞っている外には出られない。
テントは風下側へ大きくひしゃげながらブルブルしてるし・・・

シェラデザインズのテントは、こんな時のために内部に細引きを張り巡らせてテントの強度を上げるためのループが付いています。

そんな対策をしても、やはりこの日の風は怖かった・・・
前年に、雷雲のど真ん中で真夜中、落雷と豪雨の中キャンプした時は生きた心地がしなかったけど、この日の風はそれ以上でしたね。
こんな中テント張ってるなんて、はっきり言って馬鹿だよ(笑)。

本当に怖くて眠れなかったんだけど、深夜、テント内でお湯を沸かしてアルファ米でオニギリ作ってたら、だんだん風も弱くなってたみたい。

いつの間にか眠ってしまった。



朝起きたら・・・川原がサハラ砂漠のような風紋景色になってたよ。
イメージ 3


うわ〜、あちこちゴミも引っかかってるしぃ・・・




その時背後から声が・・・

「まだ居たんか〜?」

声の主は・・・実は前日の強風の中、川原の奥に船を引っぱっていく私の姿が哀れだったのか(笑)、
川漁師のおじさんが上陸を手伝ってくれましてね。

川漁師の山崎さん
「写真撮らせてください」と言ったら、照れながら答えてくれた。
イメージ 4


「オレも撮ってやるから船の前に立てよ」と・・・寒くて着込んでいるからダルマみたいだ(笑)。

彼は、昨夜の強風で船が心配だったので見回りに来たんだね。

「せんべい」の差し入れを貰い・・・そんな彼に見送られて野田市を出発!

まだ風は少しある。



当時の航海日誌より。

「ここで小鮒やウナギの漁師をやっている山崎さんに世話になった。彼に渡された煎餅は美味い。 またどこか出会えるだろうか?」

第一目的地 上陸

そんなわけで、明るいうちに茨城県の境町に。

川から上陸地点を探します。


ボート乗り場や港などをご覧になればお分かりのように、カヌーでの上陸も浅瀬が良いわけではなく、出来れば程よく垂直に切り立った(ちょっと大げさか)ところが良いのです。
水面から30センチくらいでいいんだけどね。

運良く、良い上陸地点とテン場がすぐ見つかりました。
川から近くで、増水しても大丈夫なところ。

カヌーから荷物を一つずつ降ろし、軽くなったカヌーも上陸させます。
なるべくね、浮かべておきたくないの。
理由は簡単。「流されたくないから」と、これはカヌー旅をしたことがない人はわからないかもしれないけど、長時間浮かべておくと、流れの変化で船体が岸や底の石や障害物に何度も当たって船体布が破ける恐れがあるんです。

そうなんです。私のカヌーはアルミの骨組みを防水布で覆い、最後の骨組みをテコにして布をピンと張り、サイドに空気を入れて安定&増強度にしています。
毎年鴨猟でも活躍!
イメージ 1

便宜上「カヌー」と書いていますが、このように人が乗る部分だけに開口部があるものを「カヤック」と言います。わたしのは二人乗りで、それぞれの開口部がつながった形なので「ハーフオープンカヌー」とも言われます。
イメージ 2

明るいうちにテントを張りましょう。
テントは、一人で使うことはわかっていても二人用。
これはナンパしたオネーチャンを誘い入れるためではなく、荷物と同居するためには必要。

テントは「シェラデザインズ」の二人用。ジュラルミンポールで軽くて丈夫。
このメーカーの物はお勧めです。
色はともかく・・・スタイリングは綺麗だと思う。フライシート(雨よけの外套)が無ければもっとカッコイイ!)

さ、一晩過ごす準備も終わったし、そろそろ町へ繰り出すかねぇ・・・ラジオの電池も買わなきゃだし・・・






あ、これは私が回想録として当時の航海日誌を参考に書いているだけなので、つまらなかったらゴメンなさいね。


当時の日誌より ↓

この日「失敗した!」と思ったこと・・・ギターを持って来れば良かった。

出発

出発場所まで送ってもらい・・・・・

見送りがいる場合、カヌーでの出発は少々マヌケな感があります。

だってさ、見送ってくれる人がすぐにその場を離れない場合、当地の利根川で「じゃ、行ってきます」と漕ぎ出したところでカヌーはジョギング程度の速さ。

振り返ると何時までも見送りの人が見えているわけ・・・

今日は日常からの脱出だから振り返らないぜ。 いざ出発!
イメージ 1

出発してしばらくすると(10キロちょっと)のところで江戸川への分岐点に差し掛かります。
画像の真ん中辺りに見えるテトラポッドを右に行くと江戸川。左が利根川本流。
右端の方に「関宿城」も見えますね。

因みに、船の先端左右に取り付けてある黒い棒は、予備のパドルです。


300メートルほど先に、猟期を生き延びた鴨たちが数百羽浮かんでいました。
100メートルほどまで近づくんだけど、そこから距離が縮まらない・・・

結局お互い数百メートル流れ、我慢できなくなった鴨達は一斉に空へ舞い上がっていきました。
当り前だけど、丸腰だからね(笑)。

あ、出発地からここまでカヌーからの猟をする場合、たった3時間の間に、埼玉・茨城・千葉の3県の登録が必要ですから気を付けてください。高いよ!(笑)


この辺りの流速は歩くくらいの速さ。
お昼近くに出発すると、ココまでは3時間かかりません。
そりゃぁ漕ぐともっと早いよ。
だけどね、私は・・・

漕ぐのが嫌いだ

♪ 川の流れに身を任せぇ〜 ま〜かせ〜 ♪

たった3時間しか漕いでないけど、まずは茨城県の境町に川から上陸するのです。
境町は、町の中心が川から近い。だから川から町に行ってみたかったんだよねぇ。

実は20年近く前、この町で一人暮らしをしていたんです。どのくらい町が変わったか、又は変わらないのかを見てみたい気もする。



3時間じゃ早い? いいんです。 時計は持ってないからねぇ。 明るいうちにテントを張れるところを見つけないと大変なことになっちゃうんでね。

のんびり行きたい。 本当はいつもそうしていたい。

カヌー旅

日々雑事に追われております。

内容が細かすぎてブログネタになるような物が無いんですよね、最近・・・


こんな時に「よしっ、工作室(店)を片付けよう!」と思い立って、少しだけ整理整頓されたように見える・・・ようにして満足していると、「ハテ? アレはどこに仕舞ったか???」という捜索が始まってしまい、結局散らかってしまう・・・

そんなことをやっていると、あらぬ所から最近見ていなかった写真なんかが出てきちゃって・・・


そんなわけで日々グダグダしているので・・・片付けていたら(散らかしていたら)出てきたカヌー旅の写真。
スキャンして使ってみましょうかね・・・と言うことで、何年か前に行ったカヌー旅のことでも書いてみようかと。
イメージ 1

季節はまだ春と呼ぶにはチョッと早い、猟期が明けたばかりの3月上旬。

さとう 「あ、明日から1週間くらい休みます。利根川まで送って行って下さい。マニュアル車、運転できるよね?」

てるみ 「はぁ? 何を言ってるのかさっぱり・・」

さとう 「まぁ そういうことだから よろしく〜」


と、当時乗っていたプロシードに荷物を載せて利根川へ。
埼玉側はカヌーの乗り降りがちょっとやり辛いので対岸の茨城側へ。

二人乗りとは言っても、1週間を快適に過ごそうと思うと結構な荷物です。
画像は、組み立てと荷造りが終わって出発する前。

パドルのフィンが左右同じ方向「ではない」のがわかりますか?
これは「フェザーにする」と言って、水面を掻くのとは反対の空中にあるフィンが前に押し出される時、風の抵抗を受けないようにするための工夫です。


さぁ、どんな1週間になるのでしょうかね・・・

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